17歳のころからグアダラハラの名門のディアブロ・ベラスコのジムに通い始める。洋服店に勤務しながら5年間ものトレーニングを続けた。74年10月(73年6月17日説あり)、ハリスコ州シウダ・グスマンでマスクマンとしてデビュー。エル・サタニコのリング名は、映画「007 ドクター・ノオ」の敵役のノオがメキシコではエル・サタニコと翻訳されていたことから名づけられた。75年11月15日、アレナ・アステカでのマスカラ・コントラ・カベジェラでブラック・キラーを破り髪の毛を刈る。76年1月4日、アレナ・コリセオでエル・ベンガドールに敗れてマスクを剥がされた。同年、アレナ・メヒコに初登場。79年2月27日、メキシコシティのアレナ・コリセオでリッキー・ロメロとのカベジェラに勝利して髪の毛を刈った。10月19日、アレナ・メヒコでカチョーロ・メンドーサを破りナショナル・ミドル級王座を獲得。
80年1月18日、アレナ・コリセオでロレンス・デ・アラビアとのマスカラ・コントラ・カベジェラに敗れて髪の毛を刈られた。3月28日、アレナ・メヒコで佐山聡を破りNWA世界ミドル級王座を獲得。規定によりナショナル・ミドル級王座を返上。4月27日、カチョーロ・メンドーサに敗れてNWA世界ミドル級王座から転落。その後はEMLLのトップ・ルードとして活躍。
81年10月23日、ソラールを破りナショナル・ミドル級王座を獲得。
82年2月19日、リスマルクに敗れて王座転落。7月2日、アレナ・メヒコでのサングレ・チカナとのカベジェラ戦に勝利。10月15日、アレナ・メヒコでセサール・クリエルを破りNWA世界ミドル級王座を獲得。12月20日、アレナ・メヒコでチカナを相手にカベジェラ戦。両者反則のドローとなり、2人とも髪の毛を剃られた。その後、エル・ハリスコ1号に敗れて王座転落。
83年4月13日、ネッサワルコヨでエル・ハリスコを破りNWA世界ミドル級王座を獲得。6月3日、アレナ・メヒコでリスマルクに敗れて王座転落。7月28日、アレナ・イサベルでリンゴ・メンドーサを破りNWA世界ライトヘビー級王座を獲得。10月23日、グアダラハラでリンゴに敗れて王座転落。12月2日、アレナ・メヒコでリスマルクを破りNWA世界ミドル級王座を獲得。
84年4月8日、アレナ・メヒコ大会で三沢光晴を相手に防衛戦を行ない、2対1でNWA世界ミドル級王座を防衛した。ピラタ・モルガン、MS1とロス・インフェルナレスを結成。8月19日、アレナ・メヒコでグラン・コチースに敗れて王座転落。9月14日、アレナ・メヒコでコチースを破り王座奪回。9月30日、グアダラハラでコチースに敗れて王座転落。10月14日、アレナ・メヒコでスペル・アストロのUWA世界ミドル級王座に挑戦。決勝の3本目、サタニコが急所蹴りをしてアストロの反則勝ち。しかしサタニコが抗議して観客もサタニコを支持して大混乱。コミッショナーの指示で40分の中断を経て3本目が続行。バックドロップを連発してサタニコが勝利。UWA世界ミドル級王座を獲得した。
85年3月にインフェルナレスで初代ナショナル・トリオ王座を獲得した。7月9日、
カチョーロ・メンドーサに敗れて王座転落。
86年10月にピラタ・モルガンと仲間割れしてルードの覇権争いを展開。その後、インフェルナレスを再結成。12月5日、アレナ・メヒコでのピラタとのカベジェラ戦に勝利。
88年1月22日、アレナ・メヒコでソラールのUWA世界ジュニアライトヘビー級王座に挑戦。60分に及ぶ死闘の末、ダブルフォールでの引き分けに終わった。1月31日、ピスタでモグールを破りナショナル・ミドル級王座を獲得。4月8日、アレナ・メヒコでのエル・ダンディとのカベジェラ戦に敗れて髪の毛を刈られた。9月にダンディに敗れて王座転落。10月、アレナ・メヒコでのエル・ダンディとのカベジェラ戦で勝利。
89年7月21日、アレナ・メヒコでリスマルクを破りNWA世界ライトヘビー級王座を獲得。10月にクエルナバカでピラタに敗れて王座転落。
90年11月26日、レオンでリスマルクを破りNWA世界ライトヘビー級王座を獲得。その後、ピラタ、MS1とインフェルナレスを再結成。
91年5月1日、リスマルクに敗れて王座転落。11月、ブラソスを破り初代CMLL世界トリオ王座を獲得。12月4日、CMLL世界ミドル級王座を獲得。
92年4月5日、アレナ・メヒコでリスマルクを破りNWA世界ライトヘビー級王座を獲得。同月、SWSに来日。ウルティモ・ドラゴンを相手にNWA世界ライトヘビー級王座の防衛に成功した。7月25日、プエブラでアポロ・ダンテスに敗れて王座転落。
93年6月4日、AAAに移籍。ピラタ、MS1とインフェルナレスを再結成し、トリオ・ディナミタ(シエン・カラス3兄弟)と抗争を展開。
94年9月、CMLLに復帰。12月4日、グアダラハラでアポロ・ダンテスを破りCMLL世界ミドル級王座を獲得。
97年3月、レイ・ブカネロ、エミリオ・チャレス・ジュニアと組んでCMLL世界トリオ王座を獲得。6月29日、アレナ・コリセオでTAKAみちのくを破りインディペンデント・ワールド・ジュニア王座を獲得。8月25日、アレナ・プエブラでTAKAみちのくに敗れて王座転落。10月10日、みちのくプロレスの両国国技館大会に来日。サトル・サヤマと対戦。若手時代の佐山がメキシコ遠征中にベルトを奪われた相手がサタニコであり、因縁試合という形だった。サヤマがロープをつかみそこねて転落した後、試合がかみ合わず、シューティングスタイルで突っ走ったサヤマに6分39秒、変形腕ひしぎ逆十字で敗れた。
99年7月にウルティモ・ゲレーロ、レイ・ブカネロと、新生インフェルナレスを再結成。
01年1月にチームから脱退し、アベルノ、メフィストと組んでインフェルナレスを再結成。4人に増えたウルティモ派インフェルナレスと抗争を開始。9月28日にアレナ・メヒコでのアニベルサリオでウルティモ派インフェルナレスと金網戦で決着戦。3対4の変則マッチに勝利して、マスカラ・マヒカのマスク剥ぎに成功し、インフェルナレス抗争に勝利した。
02年6月、グアダラハラでサファリ、オリンピコ、ミステル・ニエブラ組を破りナショナル・トリオ王座を獲得。9月、ダミアン666、ハロウィン、ニチョ・エル・ミジョナロ組に敗れて王座転落。
03年11月25日にCMLL世界ウェルター級王座を獲得。
04年にテクニコに転向。グアダラハラのアレナ・コリセオでコーチも兼任。
19年12月6日、CMLLのアレナ・メヒコ大会でソラールと対戦。ラ・サタニカでフォール勝ち。
|