ポール・オンドーフ

タンパ州立大学時代はフットボールで活躍。卒業後、ＮＦＬのシカゴ・ベアーズ、ニューオリンズ・セインツに在籍。その後、ヒロ・マツダのジムに入って７６年にデビュー。ルイジアナ、テネシー、ジョージア、ミッドアトランティックなどを転戦。 ７７年６月にジェリー・ローラーを破り南部ヘビー級王座を獲得。 ７８年５月にオクラホマ州タルサでアーニー・ラッドを破り北米ヘビー級王座を獲得。１２月にはジミー・スヌーカと組んでグレッグ・バレンタイン、バロン・フォン・ラシク組を破りＮＷＡ世界タッグ王座を獲得した。 ８０年１０月、新日本プロレスに初来日。来日第１戦で藤波と対戦しリングアウト勝ち。 ８２年６月２０日、アトランタでＮＷＡナショナルヘビー級王座を獲得。１０月３日、アトランタでＮＷＡナショナルヘビー級王座２度目の獲得。１１月７日、アトランタでＮＷＡナショナルヘビー級王座３度目の獲得。 ８３年４月にも来日し、４月３日にアニマル浜口と対戦。浜口のラフファイトに苦戦したが、ベアハッグ、ダブルアームスープレックス、ブレーンバスターで圧倒。９分４秒、プロシアン・ドロップで勝利した。４月２１日、前田明の凱旋帰国試合の対戦相手になる。試合は前田の勝利に終わった。同年６月、「ミスター・ワンダフル」のニックネームでＷＷＦに進出。 ８４年２月にホーガンのＷＷＦ王座に挑戦しリングアウトで敗れた。 ８５年３月３１日、ＷＷＦのレッスルマニア第１回大会のメインイベントでロディ・パイパーと組んでホーガン、Ｍｒ.Ｔ（アメリカの人気ドラマ特攻野郎Ａチームに出演していたアクション俳優）組と対戦。ホーガンのギロチンドロップに敗れた。ＷＷＦ離脱後はインディ団体を転戦。 ９２年５月にテネシー州のＳＭＷに出場。初代ＳＭＷヘビー級王座決定トーナメントの決勝でブライアン・リーに敗れた。その後、ＷＣＷに登場。 ９３年３月にスコット・スタイナーに勝利しＷＣＷＴＶ王座を獲得。８月にリッキー・スティムボートに敗れて王座陥落。 ９４年７月、ポール・ローマと組んで（チーム名はプリティワンダフル）、ＷＣＷタッグ王座を獲得。９月にパトリオット、バグウェル組に敗れて王座陥落したが１０月に王座を奪回。引退後はＷＣＷの育成機関「パワープラント」で教官となる。２１年７月１２日、死去。