サージェント・スローター

６０年にプロレス入り。ＡＷＡで活躍。デビュー当時はボブ・レムス、ボビー・スローターを名のる。７５年１月に国際プロレスに初来日。７５年７月、全日本プロレスにレムスという名で登場。その後、ＡＷＡでマスクマンのスーパー・デストロイヤー・マーク２に変身。８０年６月、ミネアポリスで馬場のＰＷＦ王座に挑戦。その後、「鬼軍曹」サージェント・スローターに変身。８１年５月、新日本プロレスの第４回ＭＳＧシリーズに参戦。２勝７敗１引き分けに終わった。８２年８月、新日本プロレスに来日。８３年７月２４日、カナダ・オンタリオ州トロントでアンジェロ・モスカを破りカナディアン・ヘビー級王座を獲得。８４年１月２２日、トロントでアンジェロ・モスカに敗れて王座転落。８５年６月２１日、ラリー・ズビスコを破りＡＷＡアメリカスヘビー級王座を獲得。その後、ＷＷＦで活躍した。一度離脱した後、９０年秋に復帰。「フセインに魂を売った男」として湾岸戦争真っ只中の世評を反映し、大ヒールに変身。フセイン似のジェネラル・アドナンなる側近を従えて、アメリカの国旗を燃やし、フセインとのツーショット写真を自慢し、フセインからもらったというプレゼントを掲げた。９１年１月１９日、フロリダ州マイアミでの「ロイヤル・ランブル９１」でアルティメット・ウォリアーに勝利してＷＷＦ世界ヘビー級王座を獲得した。３月２４日の「レッスルマニア７」でハルク・ホーガンと対戦。ダウンしたホーガンにイラク国旗を被せたりしたが、敗れて王座転落。３月３０日、ＳＷＳの東京ドーム大会「レッスルフェスト」に来日。アルティメット・ウォリアーと対戦し、猛攻の前になすすべもなく敗れた。その後、ヒールから正統派に転向。引退後はＷＷＦのエージェント。００年２月２９日に突如マットに上がり、カート・アングルと対戦。試合には敗れたが、往年のコブラ・クラッチを披露した。０１年４月１日、ＷＷＦのレッスルマニアでのギミックバトルロイヤルに出場。０６年１１月２６日、「サバイバー・シリーズ」でリック・フレアー、ダスティ・ローデス、ロン・シモンズと組んで、スピリット・スクワッドとイリミネーション・マッチで対戦。１０分３１秒、フレアーの四の字固めで勝利した。０７年６月２４日、特番「ヴェンジェンス」でジミー・スヌーカと組んでデュース・アンド・ドミノのＷＷＥタッグ王座に挑戦。スヌーカのスーパーフライが決まったが、うまく体を回転されて押さえこまれて敗れた。１２月１０日、ＷＷＥのＲＡＷ１５周年記念大会でのバトルロイヤルに出場。その後もエージェントとして活動していたが、０９年１月にＷＷＥを離脱。１２年１２月２９日、ＲＡＷでアントニオ・セザーロのＵＳ王座に挑戦。ニュートライザーに敗れた。