レスラーノート

オックス・ベーカー

OX BAKER
本名:ダグラス・ベーカー
1934年4月19日
アイオワ州ウォータール出身
198cm 135kg

通称
狂牛
タイトル歴
WWAヘビー
北米ヘビー
WWC世界ヘビー
オーストラレーシアンタッグ
ブリティッシュ・エンパイア・コモンウェルスヘビー
プエルトリカン・ヘビー
得意技
ハート・パンチ

特徴的なスキンヘッドや極太の眉毛とヒゲで知られ、60〜80年代に怪物的なヒール(悪役)として活躍した。大学中退後、クリーニング業、家畜の屠殺業をしていたが、62年にプロレス入り。デビュー当時はヒリビリースタイルの正統派だったが、売れなかったためにヒールに転向。68年3月、カルガリーで北米ヘビー級王座を獲得。69年7月、国際プロレスに初来日。70年12月にはラッシャー木村と金網デスマッチで対戦し、左足を骨折させた。国際プロレスは金網デスマッチの宣伝をするために、ススキノの繁華街で、シンの伊勢丹襲撃事件を真似しようとした。ラッシャー木村が約束の場所に着いても、襲いに来るはずのベーカーが現れなかった。結局木村はあきらめて帰ってしまう。ベーカーは路地を一つ間違えて木村を待っていたという。その後、持ち前のハードパンチで2人の選手を死亡させたというふれこみで各地で活躍。71年6月13日、試合中に対戦相手のアルバート・トーレスが内臓を破裂し、16日に死去。72年8月1日、対戦相手のレイ・ガンゲルが試合後に心臓発作で死去。この2つの事件を元にして、プロモーターがベーカーを宣伝した結果だった。74年8月にボブ・エリスを破りWWAヘビー級王座を獲得。75年11月にペッパー・ゴメスに敗れるまでベルトを保持した。75年9月、全日本プロレスに登場。10月に馬場のPWF王座に挑戦するが210秒で完敗。78年4月8日、プエルトリコのWWCでカーロス・コロンを破りプエルトリカン・ヘビー級王座を獲得。10月、シドニーでブッチャー・ブラニガンと組んでラリー・オーディマリオ・ミラノ組を破りオーストラレーシアンタッグ王座を獲得。同王座は12月8日にアンドレ・ザ・ジャイアントロン・ミラー組に敗れて王座陥落。82年にニュージーランドでスティーブ・リカードを破りブリティッシュ・エンパイア・コモンウェルスヘビー級王座を獲得。83年4月にはプエルトリコのWWCでカーロス・コロンを破りWWC世界ヘビー級王座を獲得した。88年に引退。14年10月20日、心臓発作のため死去。