レスラーノート

グレート・ムタ

GREAT MUTA


タイトル歴
IWGPヘビー
三冠ヘビー
得意技
毒霧
ムーンサルトプレス
シャイニングウィザード


武藤敬司参照。

89年1月、アメリカ遠征中の武藤がペイントレスラーの怪奇派「ザ・グレート・ムタ」に変身。カブキの元マネージャーであるゲーリー・ハートによって作られた。そのため設定上は、ザ・グレート・カブキの息子となった。ゲーリー・ハートをマネージャーに、WCWのトップヒールとして、スティングと抗争した。帰国後も、毒霧、凶器攻撃、場外での徘徊、フラッシングエルボー、ローリングエルボー、ムーンサルトプレスなどの変幻自在の動きで人気を獲得。武藤としてよりも先に、新日本プロレスでIWGP王座を獲得した。ペイントレスラーとして長く活躍していたが、武藤がスキンヘッドになった02年からは奇怪なマスクをかぶるようになる。

1989年
3月25日 WCW
○ ジェリー・プライス リバースチキンウイング
ムタはバックを取って後頭部へチョップを落とす。さらにロープに振ってショルダースルー。ボディプレスからフラッシングエルボー。顔面をかきむしり、ローリングソバット、エルボー、顔面かきむしり、顔面へのチョップ、首投げからのヘッドロック。コーナーに振ってのローリングエルボー、ローリングソバット、リバースチキンウイングで圧勝。
4月1日 WCW
○ リチャード・サーテイン ムーンサルトプレス
コーナーに振ってのローリングエルボー。コーナーの相手にキック、顔面へのチョップ、額に噛みつき攻撃。リングに投げおとして鉄柱にぶつけてリングに上げる。トップロープから首筋にチョップを落とす。ボディスラムからのフラッシングエルボー。首の根元をクロー攻撃、脇の下にクロー攻撃。顔面をかきむしり、シュミット式バックブリーカーからのムーンサルトプレスで勝利。試合後も、倒れる相手にストンピングで痛めつけてから退場。
4月1日 WCW
○ ドウェイン・ブルース ムーンサルトプレス
コーナーに振ってローリングエルボー。首投げからフラッシングエルボー。ブレーンバスター、顔面へのチョップ、ヘッドバット、ローリングソバットからストマッククロー。シュミット式バックブリーカーからのムーンサルトプレスで圧勝した。
4月22日 WCW
○ デビッド・ヒース 左手首への関節技
頭上に緑の毒霧。ローリングソバット、顔面へのチョップ、首投げからのフラッシングエルボー、さらにフラッシングエルボー。場外に投げおとし、トップロープからバック宙。戻ってきた相手にキック、チョップ、首投げからのヘッドロック。左手首を固めて、ロープに相手の左腕をからめてから肘にチョップを落とす。さらに腕ひしぎ逆十字固め。さらにスタンディングで左手首を固めていき、ギブアップ勝ち。
4月29日 WCW
○ ボブ・エモリー ムーンサルトプレス
近づく相手にキック、ローリングソバット、ボディスラム。トップロープに上がり、近づく相手に緑の毒霧を吐きかけ、シュミット式バックブリーカーからのムーンサルトプレスで圧勝した。
4月29日 WCW
○ リー・スコット ムーンサルトプレス
エプロンに立ったムタはロープをつかんで一回転してリングイン。ロックアップからムタが首投げしてヘッドロック。ロープに振られたがタックルで倒し、ロープに飛んでローリングソバット。場外に投げおとしてプランチャ。エプロンに立ち、頭上に毒霧。リングに上げて、トップロープからミサイルキック。シュミット式バックブリーカーからのムーンサルトプレスで圧勝した。
5月7日 WCW テネシー州ナッシュビル ナッシュビル・ミュニシパル・オーディトリアム
○ ダグ・ギルバート ムーンサルトプレス
PPV「レッスル・ウォー」に登場。エプロンに立ったムタはロープをつかんで一回転してリングイン。飛びかかってきたギルバートをキックで倒し、頭上に緑の毒霧を吐き、ローリングソバットから場外へ放りだし、鉄柱に打ちつけてからリングに上げる。顔面チョップからロープに降るが、キックをかわされフライングボディアタック。さらにラリアットをくらってムタは場外に退散。リングに戻り、ロックアップするかと思いきや、顔面をかきむしり、さらに顔をかきむしって、首投げからのフラッシングエルボー。コーナーに振ってローリングエルボー。首筋を両腕でクロー攻撃。エルボーでふりほどいたギルバートはロープに飛んでタックルで倒し、さらにロープに飛んで、ショルダースルーを狙って身をかがめたムタをフェイスバスター。ムタは顔面をかきむしり、シュミット式バックブリーカーからムーンサルトプレスで飛ぶが、ギルバートが回避したため両足で着地。ドロップキックで場外に落としてプランチャ。リングに上げてシュミット式バックブリーカーからのムーンサルトプレスで勝利。頭上に赤い毒霧を吐いた。
5月13日 WCW
○ レンジャー・ロス ムーンサルトプレス
頭上に緑の毒霧。背後からエルボー、チョップ、チョップ。場外へ投げおとし、鉄柱にぶつけてリングに上げて、ロープに振ったがフライングボディアタックをくらってカウント1。さらにドロップキックをくらって場外で退避。リングに上がり、バックを取られて左腕を固められたが、スタナーで反撃。左手首を固めていくが、逆に左手首を固められそうになったため、巴投げ。首投げからのフラッシングエルボー。コーナーに振ってのローリングエルボーはかわされて自爆。ロスはロープに振って返ってきたところをエルボー。ムタはローリングソバット、ヘッドバットで反撃するが、チョップをかわされて場外転落。ロスはリングの戻ったムタをロープに振るが、キックを防がれて倒される。ムタは頭上に赤い毒霧を吐き、ムーンサルトプレスで勝利。
5月13日 WCW
○ ランディ・ローズ ムーンサルトプレス
毒霧を頭上に吹きあげ、キック、パンチ。場外に放りだし、鉄柵に打ちつけてからすぐさまリングに上げる。ロープに振ってキックを狙うがかわされてフライングボディアタックをくらい、カウント1。立ちあがったところにラリアット、ボディスラムをくらう。場外に降りてしばらく息を整える。リングに戻り、ロックアップから首投げ。ヘッドロックを決める。ロープに振られたが、タックルで倒す。ロープに飛んで返ってきたところにアームドラッグで投げられ、左腕を固められる。顔面をかきむしって脱出し、チョップ、チョップ、首投げからのフラッシングエルボー。ギロチンドロップ、顔面かきむしり、チョップ、チョップ、キック。コーナーに足で押しこみ、首を攻撃。対角線のコーナーに振ってローリングエルボー。ブレーンバスターを決めてカウント2。パンチをくらってロープに振られ、ショルダースルーで投げられる。ギロチンドロップ、ボディスラムをくらうが、トップロープから飛んできた相手をかわし、シュミット式バックブリーカーからのムーンサルトプレスで勝利した。
5月20日 WCW
○ トニー・ブランチ ムーンサルトプレス
近づく相手にキックでダウンさせ、起きあがってきたところで突如、緑の毒霧。ローリングソバット、シュミット式バックブリーカーからのムーンサルトプレスで勝利。
5月26日 WCW
○ リッキー・サンタナ ジャーマンスープレックス
頭上に赤い毒霧。キック、チョップを決めて場外へ投げおとし、エプロンに頭をぶつけさせて、リングに上げる。ロープに振ったが、キックをかわされてフライングボディアタックをくらってしまう。カウント2。さらにサンタナはドロップキック。ムタは場外に退避。ゆっくりと時間をかけてリングに戻る。ロックアップからムタが首投げしてヘッドロックをかけたが一瞬でヘッドシザースを決められそうになったため、すぐに体を離して距離を置く。ムタはバックを取られたがコーナーに押しこみブレイク。ブレイクの瞬間にカンガルーキック。首投げからヘッドロック。サンタナの両肩がマットについていたためカウント2。サンタナがロープに振って、ムタのタックルで倒され、ムタがロープに飛んで、サンタナがアームドラッグ。そのまま左腕を固める。ムタの両肩がマットについてカウント1。サンタナはさらに左腕を固めるが、ムタが脱出し、左足を痛めつけ、首投げからヘッドロック。顔面をかきむしる。レフリーの注意を受けるがさらに顔面をかきむしる。サンタナはボディへのパンチを2発。ムタがローリングソバットでダウンさせ、首の根元へクロー攻撃。ムタはコーナーに振ってローリングエルボーを狙うがかわされて自爆。サンタナがロープに振ってショルダースルー。コーナーにムタの頭を打ちつけ、セカンドロープに乗ってコーナーのムタの頭をパンチで10連発。さらに対角線のコーナーに振ってボディアタックで飛びかかったがムタにかわされて自爆。すかさずジャーマンスープレックスを決めて勝利した。
5月27日 WCW
○ クーガー・ジェイ、トレント・ナイト、マイク・ジャスティス
ハンディキャップマッチ。エプロンに立ったムタはロープをつかんで一回転してリングインし、頭上に毒霧。ムタはジャスティスのバックを取ったが左手首を固められ、キック、チョップで脱出。さらに顔面へのチョップ、フルネルソン。力で脱出されてフルネルソンをかけられたが、背後のコーナーに押しこみブレイク。カンガルーキックを決める。首投げからローリングソバットで場外へ落とす。背後から近づいてバックを取ったもう1人にエルボーとキックでダウンさせ、場外に落ちた相手にプランチャを決めて場外でフォール勝ち。トップロープに飛びのってダイビングボディアタックを決めてもう1人にフォール勝ち。最後に残った相手がリングイン。ヘッドロックをかけてロープに振られ、タックルで倒し、ロープに飛んで相手の動きを読みきってドロップキック。コーナーに振ってローリングエルボー。シュミット式バックブリーカーからのムーンサルトプレスで勝利。
6月3日 WCW
○ スティーブ・ケーシー ムーンサルトプレス
頭上に毒霧を吐いたがケーシーが背後から両拳を振りおとし、ロープに振ってショルダースルー。ムタはロープに振ってタックルで倒され、ロープに飛んだケーシーにローリングソバット。場外に投げおとし、リングに上げて、トップロープから飛んで、脳天にチョップを落とす。首の根元にクロー攻撃をして、顔面へのチョップでダウンさせる。さらに同じ場所にクロー攻撃を続け、コーナーに顔をぶつけてダウンさせる。顔面へのチョップ。首投げから同じ場所にクロー攻撃。ケーシーはパンチでなんとか脱出し、ロープに飛んでのフライングボディアタック。カウント2。さらにコーナーに振って飛びかかったが、ムタにかわされてコーナーに自爆。ムタはシュミット式バックブリーカーからムーンサルトプレスで飛んで、ニードロップのような形で片膝が当たりつつ、両足で着地し、体固めでフォール勝ち。
6月10日 WCW
○ レイ・ロイド ジャーマンスープレックス
頭上に赤い毒霧。ロイドは背中にパンチを振りおろし、ロープに振ってラリアット。さらにラリアット。ムタは3度目のラリアットをかわし、ローリングソバット。後頭部にチョップを落とし、首投げからヘッドロック。立ちあがったロイドはロープに振ってタックルで倒され、アームドラッグで投げられる。ムタはドロップキックで場外に落とし、リングに上がってきた相手の脳天にトップロープからチョップを振りおとす。ロイドは派手にダウン。ムタはフラッシングエルボー、コーナーに振ってのローリングエルボー、ローリングソバット、ジャーマンスープレックスで勝利した。
6月10日 WCW
○ ジョージ・サウス、ボブ・エモリー、クーガー・ジェイ
3人相手のハンディキャップマッチ。頭上に緑の毒霧。ドロップキックで場外へ落とし、背後から近づいてバックを取ったもう1人にローリングソバット。場外の相手にプランチャ。そのまま場外でフォール勝ち。トップロープからのダイビングボディアタックでもう1人にフォール勝ち。最後に残った1人にフラッシングエルボー、ローリングエルボー、ムーンサルトプレスを決めて勝利した。
6月10日 WCW
○ ディーク・リバース、ジョー・クルーズ
ハンディキャップマッチ。キックとローリングソバットで蹴散らし、起きあがった相手の顔にチョップして頭上に毒霧。もう1人を場外へ投げおとし、顔面へのチョップ、首投げ、フラッシングエルボー。首の根元へクロー攻撃。リングに上がってきた相手にもクロー攻撃。ひざまづいた2人に対してクロー攻撃で絞めつける。キックやチョップで痛めつけ、2人の頭をぶつける。打撃技で痛めつけ、1人をロープに振ってのドロップキック。さらにもう1人をコーナーに振って、ローリングエルボー。1人は場外転落。残った1人にシュミット式バックブリーカーからのムーンサルトプレスを決めて勝利。
6月24日 WCW
○ バッキー・セイグラー ジャーマンスープレックス
エプロンに立ったムタはロープをつかんで一回転してリングイン。セイグラーは背後からパンチを連打し、ヘッドロック。すぐにムタはロープに振って、アームドラッグ、ドロップキック。セイグラーは場外転落。戻ってきたところでトップロープから脳天へチョップを落とす。キック、首投げから首へのクロー攻撃。さらに首投げからのフラッシングエルボー。コーナーに振ってローリングエルボー。首投げからヘッドロック。セイグラーはロープに振って戻ってきたムタがタックルで倒し、ロープに飛んだムタは相手の動きを読んでローリングソバット。ジャーマンスープレックスで勝利。
6月24日 WCW
○ スコット・スタイナー 顔面かきむしりからの体固め
スタイナーが背後から近づき両拳を背中へ振りおろし、顔面へパンチ、パンチ、コーナーへ打ちつけてから対角線のコーナーに投げ、返ってきたところをラリアット。さらにスタイナーは、ムタを持ちあげて後方へ投げとばす。エプロンに立つゲーリー・ハート。ハートに近づくスタイナーの後頭部をムタがチョップ。さらにチョップを連打し首投げからヘッドロック。マットに両肩がついてカウント1。ヘッドロックを決められたままスタイナーが立ちあがり、ロープへ振る。ムタがタックルで倒し、ロープに飛んで戻ってきたところをスタイナーが強烈なパワースラム。場外のハートがムタの足をロープに乗せてカウント2でロープエスケープ。スタイナーが抗議するが判定は覆らず、場外のハートに気をとられた背後からチョップ、キック、倒れたスタイナーの喉元を踏みつける。場外へ投げおとし、エプロンに立つスタイナーにキック。スタイナーはエプロンから飛びあがり、回転エビ固め。カウント2。ムタがローリングソバット、首投げからフラッシングエルボー。シュミット式バックブリーカーからムーンサルトプレスで飛ぶがスタイナーは回避。気づいたムタは両足で着地。スタイナーはドロップキック2連発、ロープに振ってショルダースルー。さらにロープに振ったが、返ってきたムタは顔面かきむしり。スタイナーが顔を覆いダウン。体固めで押さえこんでフォール勝ち。
7月15日 WCW
○ スコット・ホール ロープに飛んでのパンチ
ゴング直後、頭上に緑の毒霧。ハイキックはかわされる。ホールがムタの左手首を固めていく。ムタが顔面へのチョップで脱出。ムタが背後に回ってフルネルソン。隙をついてホールがフルネルソン。ムタが脱出して左手首を固めていく。ホールも腕を取り返し、投げとばしてから左腕へのギロチンドロップ。さらに左腕を固めるが、ムタがコーナーに押しこんでブレイク。ムタがカンガルーキックを決めてチョップ、チョップ、首投げ。さらにホールの左足を痛めつけていく。左足首を固められたホールはキックで脱出。ムタが場外へ。ゆっくりと時間をかけてリングに戻り、キック、チョップ、ヘッドロック。さらに後頭部へエルボーを落とし、ロープに振ったが、ホールがフライングボディアタック。カウント2。ムタがローリングソバット。ホールがコーナーに振ってラリアット、ドロップキック、ドロップキック、ラリアット。ムタが場外に転落。エプロンに立つムタにネックハンギングツリー。ムタは顔面への赤い毒霧。のたうち回るホールの背後に回り、ムタが紐で首を絞める。場内は騒然。場外のゲーリー・ハートに気をとられてレフリーは凶器に気がつかない。ホールが力づくで脱出するが、ロープに飛んでのパンチを決めてフォール勝ち。
8月12日 WCW
× エディ・ギルバート ゲーリー・ハートへのダイビングボディアタック
ノーDQマッチ。試合前、エプロンに立ったギルバートの女性マネージャーのミッシー・ハイアットに近づき、顔面に緑の毒霧。ハイアットは退場。ギルバートはパンチの連打から場外に投げおとし、さらに場外でパンチの連打。セコンドのゲーリー・ハートに迫るギルバートの背中にパンチして鉄柱へぶつけようとしたが、逆にぶつけられる。ギルバートは、リング上でイスをムタの頭に振りおとし、ボディにも一撃。さらにパンチの連打。セカンドロープに乗ってコーナーにもたれるムタにパンチの連打。対角線のコーナーに頭をぶつけさせて、ボディにキック、親指で喉を突き、パンチ。ヘッドロックしながらパンチ3発。ムタはロープに振って、突進する相手をジャンプしてかわしてからローリングソバット。ハートは場外に落ちたギルバートを鉄柱にぶつける。リングに上がったギルバートの首を紐を使って絞める。ストンピングしてから再び紐で絞めていく。ギルバートはなんとか立ちあがり、身をかがめてコーナーに突進。ムタは顔面をコーナーにぶつけてしまう。ムタは急所蹴り。さらに倒れた相手の股間にギロチンドロップ。ギルバートはロープに振られ、ショルダースルーを狙って身をかがめたムタを蹴りあげ、パンチの連打からロープに振ってショルダースルー。ムタは場外に退避。リングに上がったムタの首をギルバートは紐で絞めていく。リング上ではセコンドのトミー・リッチがハートにスタンディングのスリーパーホールド。ムタは顔面をかきむしって脱出し、場外に投げおとす。リッチに赤い毒霧。ギルバートはトップロープからのダイビングボディアタックでハートにフォール勝ち。ムタはギルバートの顔面に緑の毒霧を吐いて、ストンピングしてから退場した。
8月18日 WCW
○ スコット・ホール ジャーマンスープレックス
エプロンに立ったムタはロープをつかんで一回転してリングインし、頭上に緑の毒霧を吹きあげる。ムタは後頭部にチョップしてロープに振ってアームドラッグ、ドロップキック。場外に落ちたホールにプランチャ。リングに上げてトップロープからダイブしたが、ホールがパンチで迎撃。ホールがロープに振ってラリアット。カウント1。ホールがムタの左手首を固めて、そのまま投げとばしてから左腕へギロチンドロップ。さらに左手首を固めていくが、ムタがドロップキックで脱出。ホールがロープに振ってパワースラム。さらにドロップキック。ムタがロープに振ってタックルで倒され、ロープに飛んでのホールのフライングボディアタックをかわす。かわされたホールはロープに強く体を打ちつけてダウン。最後はジャーマンスープレックスでフォール勝ち。
9月3日 WCW ジョージア州アトランタ オムニ・コロシアム
○ スティング
NWA・TV王座を獲得。
9月23日 WCW
○ リッキー・ネルソン、レン・ワグナー ムーンサルトプレス
ハンディキャップマッチ。ロープに振られて手をつないでのラリアットをかわし、両腕でのラリアットで2人を倒す。頭上に毒霧。ローリングソバット。もう1人にドラゴンスープレックス。これをくらった相手は場外転落。リングに残ったもう1人にコーナーに振ってのローリングエルボー。シュミット式バックブリーカーからのムーンサルトプレスで勝利。
9月29日 WCW
○ ディック・マードック エビ固め
試合開始当初、両者は距離を取り、様子を見る。ムタが頭上に赤い毒霧を吹きあげた。ロックアップからムタがコーナーに押しこみ、キック、パンチ、キック。マードックは脳天にエルボー、ナックルパンチ、エルボー。ムタが場外転落。リングに戻り、ロックアップからムタがコーナーに押しこみ、パンチ、エルボー。反対側のコーナーに振って、スペースローリングエルボーを決めて、首投げから左足首を固めていく。そのまま3分にわたり左足首を固めた。マードックがロープをつかんでなんとか立ちあがり、延髄斬り。さらに足をつかんでダウンさせて、左膝へのエルボードロップを決め、左足首を固めていく。ムタがキックをして脱出し、左足にキック、キック、キック。マードックもキックで反撃して左足をつかみ、ムタがキックしたところをかわして片エビ固めでカウント1。ムタが左足首を固めていく。苦しむマードックは十字架固めでなんとか切り返し、カウント1。フォールを返したムタは左足首をつかんで痛めつける。倒れたまま、マードックは左膝へのパンチ、パンチ、パンチ。ムタが左足へのキック。マードックが左膝へのキック。ムタが左足へのキック。マードックが左膝へのキック。ムタが左足へのキック。マードックが顔面へパンチ。左足をつかんで倒し、左膝を固める。セコンドのゲーリー・ハートがエプロンに立ちマードックを挑発。レフリーが反則カウントを取りはじめてハートは場外に戻る。マードックはさらにムタの膝を痛めつけていたが、場外にいたハートにタオルで顔を叩かれたため、技を解いて場外のハートを追いかける。背後に迫るムタを殴り、両者共にリングに上がる。マードックはムタの左足首を固めていくが、ムタがマードックの頭を両足で挟んで両手を使って顔面へのクロー攻撃。さらに額をかきむしり、足で踏みつける。ムタはマードックの左足首を固めていく。両肩がついたためカウント2、カウント2、カウント2、カウント2、カウント2、カウント2、カウント2。ムタがロープをつかんでいたことにレフリーが気づいて注意。マードックはキックとエルボーで反撃。ムタがロープに振ってチョップをしたが、マードックはかわしてロープの反動を使って後方回転エビ固め。カウント2。エプロンに立ったハートをエルボーで撃退。ムタがパンチやヘッドバットで反撃。ムタがコーナーに振ったが、マードックはエルボーで反撃。さらに強烈なエルボードロップを決めてフォールに入ったところで、場外にいたディック・スレーターがマードックの頭を殴り、ムタがそのままエビ固めで押さえこんでフォール勝ち。
12月13日 WCW ジョージア州アトランタ ジ・オムニ
× リック・フレアー スモールパッケージホールド
WCWのビッグイベント「スターケード」のメインとなった「アイアンマン・コンペティション」に出場。ムタ、スティング、レックス・ルガー、フレアーの総当たり戦という豪華カードとなった。第1戦はリック・フレアー。ロックアップからムタがヘッドロックに行くが、すぐにフレアーがロープに振ってタックル。フレアーが倒れる。ムタがロープに飛んでフレアーがアームホイップを狙うが顔面にパンチ。ムタは背後からキック。コーナーでキック、パンチ。セカンドロープに上ってフレアーの顔面にパンチを連打。コーナーに振ってローリングエルボー。倒れたフレアーにフラッシングエルボーを決めて顔面を踏みつける。フレアーも逆水平チョップで反撃し、ムタを持ち上げて股間を膝に落とす。さらにフレアーがニークラッシャーからの足4の字固め。バズ・ソイヤーがリングめがけて突進してきたため、フレアーが技を解いてしまう。マネージャーのゲーリー・ハートとフレアーがもみ合う背後からムタがキック、バックブリーカー。ムーンサルトプレスで飛ぶが、両膝を立てられて防がれ、最後はスモールパッケージホールドにフォール負け。
12月13日 WCW ジョージア州アトランタ ジ・オムニ
× スティング 雪崩式ブレーンバスター
アイアンマン・コンペティション2戦目。ゴング直後、空手ポーズから頭上に毒霧。手四つで組むがすぐにムタがバックを取りフルネルソン。体勢を入れ替え、スティングがフルネルソン。コーナーに押しこんでムタがカンガルーキック。片膝をついたスティングのみぞおちにムタがキック、脳天にチョップ。首投げからグラウンドでヘッドロック。スタンドのヘッドロックから、スティングがロープに振ってタックル。スティングが倒れる。ムタがロープに飛ぶが、スティングはジャンプしてかわし、かえってきたところに倒れた体勢のまま両足にムタを乗せて投げとばす。さらにスティングはラリアット、ブレーンバスター。カウント2。スティングはアトミックドロップ。ロープをつかんで下を向いたムタの胸板を蹴りあげ、必殺のスコーピオン・デスロックを狙う。決まる前にムタはなんとかロープに逃げる。ムタは場外に落ちる。マネージャーのゲーリー・ハートがムタの腹をマッサージ。ムタは場外徘徊してリングに戻る。ロックアップの瞬間にムタは顔面をかきむしり。コーナーに押しこんでさらに顔面をかきむしり。ムタがロープに振ってショルダースルー。首投げからフラッシングエルボー。うつぶせになったスティングの両腕をロックし、ムタがブリッジをして締めつける(リバースチキンウィング)。スティングがなんとか脱出し、額にパンチを連打。ムタをコーナーポストに叩きつけ、ロープに振ってリフトアップスラム。カウント2。スティングはボディスラムからエルボードロップ。カウント2。スティングはヘッドロック。ムタがコーナーに押しつけてブレイク。ムタはコーナーでボディにタックル2連発。さらにコーナーに押しつけ、クロー攻撃。ムタはバックブリーカーからムーンサルトプレス。スティングがかわすが、ムタも両足で着地してローリングソバット。ムタはトップロープに上がるが、立ち上がったスティングがドロップキック。ムタは股間をコーナーに当てる。最後は雪崩式ブレーンバスターをくらってフォール負け。
12月13日 WCW ジョージア州アトランタ ジ・オムニ
× レックス・ルガー 反則負け
アイアンマン・コンペティション3戦目。ムタはペイントがはがれてほとんど素顔。ルガーはフレアー戦での足4の字固めのダメージがひどく、足を引きずっての入場。ロックアップからルガーがコーナーに押しつけブレイク。ロックアップから再びコーナーでブレイク。ロックアップからルガーがボディに膝蹴り、首筋にエルボー。ルガーがロープに振って、ジャンプしてムタの攻撃をかわしたが、足を痛めてダウン。膝の裏めがけてムタがキック2連発。足首を固めようとするが、ルガーはなんとか脱出。背中にパンチを落とされるがムタも膝へのキックで反撃。左膝を痛めたルガーは場外転落。場外でムタが膝にキック。さらに膝をキックしてリングに戻る。ムタが足首を固める。ルガーはロープブレイク。サードロープにルガーの足を乗せ、ジャンプして膝めがけて体重を落とす。ルガーはキックとエルボーで反撃し、ブレーンバスターで持ち上げようとするが、足を痛めて失敗。ムタは、コーナーでロープに足をかけた状態のルガーの膝めがけてキックの連打。さらにコーナーに振ってローリングエルボーを決め、グラウンドで足首を固める。ルガーがムタの顔面をかきむしって脱出。ルガーはエルボードロップからカバーしてカウント2。ムタは膝へのキックで反撃し、逆片エビ固め。さらに鎌固めに移行する。ルガーはロープブレイク。ムタは膝へキック。ルガーはパンチの連打で反撃するが、ムタはローリングソバット。ムタがロープに振ってドロップキック。ルガーはラリアット。ルガーのパンチとムタのチョップの打ち合い。ルガーはコーナーに振って、突進してきたムタをショルダースルー。ルガーがロープに振ってアームホイップを決め、さらに場外に落とす。ムタがエプロンからジャンプして回転エビ固めを決めるがカウント2。ルガーがロープに振ってパワースラム。最後はムタが顔面に毒霧を吐いて反則負け。
1990年
1月12日 WCW
アンダーソンが馬乗りでパンチの連打。さらにロープに振るが、攻撃をかわしたムタがローリングソバット。コーナーにもたれてグロッキーの相手にチョップやキック。アンダーソンもパンチで反撃。ムタがアンダーソンの顔面をかきむしり、コーナーにもたれた相手にセカンドロープに乗ってパンチを連打。アンダーソンは正面からのアトミックドロップ2連発で反撃。コーナーにもたれるムタにパンチを打ちこみ、ボディスラム。ムタの動きが止まる。アンダーソンはコブラツイストを狙うがムタはなんとかロープブレイク。両者はもつれあって場外転落。ムタは鉄柵に打ちつけてからリングに戻し、ロープに振ったがアンダーソンがキックで反撃し、ロープに振って強烈なスパインバスター。セコンドのドラゴンマスターがエプロンに立ち、レフリーとアンダーソンが気をとられている隙に、もう1人のセコンドのバズ・ソイヤーがトップロープからアンダーソンの頭部へエルボードロップ。ムタは体固めでフォールしたがカウント2。ムタはローリングソバット、シュミット式バックブリーカー。ムーンサルトプレスで飛んだが両膝を立てられて防がれ、最後はDDTをくらってフォール負け。
1月26日 WCW
× ドラゴン・マスター(ケンドー・ナガサキ)、バズ・ソイヤーと組んでフレアー、アーン・アンダーソン、スティング組 毒霧
スティングがスコーピオンデスロックをソイヤーにかけた直後にムタが毒霧を吐いて反則負け。
2月6日 WCW テキサス州コーパスクリスティ
× ドラゴン・マスター、バズ・ソイヤーと組んでフレアー、アーン・アンダーソン、オレイ・アンダーソン組 DDT
「クラッシュ・オブ・ザ・チャンピオンズ」でのケージマッチで対戦。ソイヤーが金網最上段からボディプレスで飛んだが、かわされて自爆。オレイ・アンダーソンのDDTにドラゴン・マスターが敗れた。この試合を最後にWCWを離脱した。
4月に帰国。
9月7日 新日本プロレス 大阪府立体育館
○ サムライ・シロー(越中詩郎) 15分41秒 ムーンサルトプレス
ムタの国内第1戦。ゴング直後に頭上に毒霧。コーナーに上がって毒霧の残りを吐く。越中がリストを固めるが、ムタは顔面かきむしりで脱出。今度はムタがリストを固めて締めあげる。ムタが顔面チョップからヘッドロックにとらえるが、越中がロープに振ってタックル。越中が倒れ、ムタはロープに飛んで越中の攻撃をかわして顔面にチョップ。越中にコーナーに振られるが、飛びかかってきたところをローリングソバット。首投げからフラッシングエルボー。ムタはリストを固めるが、越中がドロップキック、延髄斬り、キャメルクラッチ。ムタがロープブレイク。越中が後頭部にチョップを連打。ムタがローリングソバットで反撃。ムタがロープに振ってアームホイップを狙うが、体をいれかえて越中が鮮やかな逆さ押さえ込み。カウント2。越中が首投げから首筋にクロー攻撃。ムタはロープブレイク。さらに越中が首筋をクロー攻撃。ムタが場外に落ちる。リングに戻ったムタに、越中がエルボー、首投げ、スリーパーホールド。ヘッドロックの体勢になる。ムタがロープに振り、タックルはムタが倒れる。越中がロープに飛ぶが、ムタはドロップキック。ムタがロープに振り、越中に回転エビ固めをしかけられるが、こらえて額にパンチ。ムタが越中を場外に放り投げる。越中がリングに入り、チョップの応酬。ムタが打ち勝ち、越中がダウン。バックブリーカーからムーンサルトプレスを狙ってトップロープに上るが、立ち上がった越中が背後からムタを落とし、ムタはコーナーに股間を痛打。そのまま越中が雪崩式のバックドロップ。カウントは2。越中がロープに振ってヒップアタック。さらにボディスラムからコーナーに上ってダイビングフットスタンプ。カウントは2。越中がロープに振ってヒップアタックを狙うが、ムタがキャッチしてジャーマンスープレックス。カウントは2。ムタはバックブリーカーからムーンサルトプレスで飛ぶが、両膝を立てられて防がれ、パワーボムをくらってしまう。なんとかカウント2で返す。越中がロープに飛んで、フライングエルボー。エプロンでダウンしたムタはロープをつかんで立ち上がろうとするが、ドロップキックをくらって場外転落。越中がエプロンに上がったムタをブレーンバスターで投げるが、ムタが着地して背後からローリングソバット。ロープに飛んでフェイスクラッシャー。最後はバックブリーカーからのムーンサルトプレスでフォール勝ち。
9月14日 新日本プロレス 広島サンプラザ
× 馳浩 反則負け
ムタ日本初のテレビマッチ。コールと共に頭巾を脱ぎ捨て、頭上へ毒霧。ゴング後、トップロープに登って毒霧。フェイントでハイキックを放ち、ロックアップからムタがバックを取る。ムタは腕を固める。馳は体を入れ替え、バックから両足を決めにかかるが、ムタはロープエスケープ。ロックアップからムタはフルネルソン。脇固めから腕を決めていくが、馳はすばやい動きで逆に腕を取る。ムタはコーナーに押しこみ、カンガルーキックを放ち、首投げからヘッドロック。馳はロープに振ってヘッドロックから逃れるが、ムタが体当たりで倒す。ムタはロープに飛んで、ふせた馳を飛び越えると、さらにロープに飛んで、馳のジャンプした股下を転がってから、チョップ。さらにヘッドロックで絞めつける。馳はなんとか脱出して張り手。ムタはロープに振るが、ロープから返ってきた馳は「ムター!」と叫んでの強烈なタックル。ムタは片ヒザをつく。馳はロープに飛ぶが、ムタは馬乗りで飛び越える。ムタが振り向いたところを狙って、裏投げの体勢で持ち上げてからボディスラム。馳はロープに振って、ニールキック。カウント2。ボディスラムからローリングセントーン。カウント2。馳のフロントスリーパーはコーナーに押してブレイクし、コーナーに振ってからローリングエルボー。さらにムタは鎌固め。リバースのインディアンデスロック。馳はロープエスケープ。ムタのチョップ攻撃に、馳は強烈な張り手の連打で対抗。コーナーに振るが、ムタはローリングソバット。馳を場外に落とし、鉄柱にぶつける。馳は大流血。ムタはブレーンバスターの体勢で持ち上げてから、鉄柵に叩きつける。馳は鉄柵に腹を直撃。エプロンに上がってきた馳の額を噛みつき、エルボードロップ。コーナーと鉄柱の間のワイヤーに馳の額をぶつける。リングに戻った馳に対し、ムタは首投げからフラッシングエルボー。カウント2。ムタはゴッチ式パイルドライバー。チョップやキックを浴びて大流血している馳はダウン。ムタは胴絞めスリーパー。馳はなんとかロープエスケープ。馳はフラフラ。ようやく立ち上がった馳にローリングソバット。ムタのスリーパーをなんとか脱出し、ロープに振ってのドロップキックを狙うが、ムタがロープにつかまったために自爆。ムタのパンチでフラフラとダウン。ロープに振ってのスリーパーホールドを切り替えし、背後に回っての強烈なバックドロップ。ボディスラムから馳はトップロープに上がり、ニードロップ。カウント2。ノーザンライトスープレックスはカウント2。ロープに飛んでのラリアットでムタは場外転落。エプロンに上がってきたムタをタックルで場外に落とす。馳は場外でブレーンバスター。リングに戻って、トップロープに上がり、コーナーにもたれたムタに向かってパンチを落とす。ムタをコーナーに振って、ラリアット。そして強烈な裏投げ。コーナーからダイブした馳に向かって、ムタは毒霧。そしてバックドロップ。レフリーを投げ飛ばしてから、ムタはリング下から担架を持ち出す。制止するレフリーを担架で攻撃。馳を担架で攻撃したところでゴング。セコンドの2人を担架で蹴散らしてから、担架の上に馳を乗せて、ムーンサルト。反則負けとなったものの馳を完全KOに追いこんだ。
9月30日 新日本プロレス 横浜アリーナ
○ リッキー・スティムボート ムーンサルトプレス
忍者たちがダンスする中を、天井から宙づりにされての入場パフォーマンスを見せた。リングアナのコールに合わせて頭上に毒霧。ゴング前にムタがドロップキック。ヒモでチョーク攻撃。両者は場外に落ちて、ムタが鉄柵にたたきつける。リングに戻ると、ムタはまたもやヒモを使ってチョーク攻撃。チョップからロープに振るが、スティムボートはムタの股をすり抜けて、逆にチョップ攻撃で反撃。スティムボートがロープに振ってのドロップキック。ムタは場外エスケープ。リングに戻り、バックの取り合いからロープブレイク。場内から拍手が沸く。へっドロップに取ったムタをロープに振って、体当たりはムタの勝ち。倒れたスティムボートに対し、ムタはロープに飛ぶが、スティムボートはジャンプしてかわし、戻ってきたところを得意技のアームホイップ2連発。そして腕を固める。ムタはスティムボートをロープに振ったが、体当たりで倒れる。スティムボートはロープに飛んで、伏せたムタを飛び越える。ロープに返ってきたところをムタがジャンプしてかわすが、スティムボートはドロップキック。ムタも立ちあがってドロップキック。さらに両者はドロップキックの相打ち。立ち上がったムタはボディスラムで倒してからフラッシングエルボーをかけるが、スティムボートはかわし、アームホイップで投げてから腕を固める。ムタはロープに振って、体当たりはムタが片ヒザをつく。ロープに飛んだスティムボートに対し、ムタはアームホイップ。近づいてきたところをスティムボートは両足でのキックで倒し、アームホイップ。そして腕を固める。ムタはマンハッタンドロップで脱出し、延髄斬り。スティムボートは場外転落。ムタは持ち上げてから、鉄柵に落す。股間に命中。スティムボートはそのまま鉄柵の上で動きが止まる。さらに持ち上げてから鉄柵に落とす。リングに戻ると、ムタがローリングソバット。ムタは首投げから、足首を固める。そのまま長時間、足を固め続ける。なんとか足攻撃から逃れたスティムボートだったが、ダメージを受けてフラフラ。ムタをボディスラムで投げようとするが、押しつぶされて、カウント2。またもや足首を固め続ける。さらに足を蹴り続け、ダメージを与える。首投げから、ムタはフラッシングエルボー。カウント2。バックブリーカーからトップロープに上がるが、スティムボートが背後からドロップキック。鉄柱とコーナーポストを結ぶワイヤーの上に股間が直撃。スティムボートは雪崩式のバックドロップ。両者とも大ダメージ。スティムボートはダメージを受けた足を叩いてなんとか立ち上がる。ムタはロープに振って、タックルはムタが倒れてカウント1。スティムボートがロープに飛んでのタックルはカウント2。スティムボートは両手でのチョップからフォールをして、カウント2。さらにスモールパッケージホールドをかけるがムタはカウント2で返す。スティムボートのジャックナイフ固めもカウント2。ロープに振っての逆水平チョップをかわし、ムタがボディアタック。両者場外転落。両者ダメージが大きい中、リングに戻って、スティムボートがトップロープからムタの脳天に手刀を落とす。トップロープに登って、フライングボディアタックで飛んだスティムボートに対し、ムタは毒霧。バックブリーカーからのムーンサルトプレスで勝利した。
1991年
3月21日 新日本プロレス 東京ドーム
○ スティング 11分41秒 フライングボディアタック
ムタは東京ドーム初登場。コールと共にムタは頭上に毒霧。ゴング前にムタがキック、チョップで先制攻撃。ゴングが鳴って、コーナーに振ってのローリングエルボー。バックブリーカーからムーンサルトプレスを放つが、スティングがかわし、ムタは両足で着地。すぐにローリングソバットを放つがスティングは微動だにしない。キックからの延髄斬りでスティングはダウン。そのまま場外にエスケープ。ムタはプランチャ。勢いよくエプロンに上がって頭上に毒霧。場外に降りてスティングをリングに上げてから、トップロープから手刀を落としたところを、スティングがかわしてキック。ムタをロープに振って、きれいなリフトアップ。そのまま場外に投げ落とす。スティングもプランチャ。ムタをリングに上げて、フロントスリーパーを決めながら大声で奇声をあげる。ムタがコーナーに押しこんでブレイク。ムタはヘッドロックで固めるが、スティングがロープに振って、体当たりはムタが倒し、ロープに飛んだムタをかわしながら、両足にムタを乗せて大きく蹴り上げる。スティングがフロントスリーパー。ムタはロープエスケープ。スティングの顔をかきむしり、胸板にミドルキック2連発。スティングもダイナミックなフェイスバスターで反撃。ムタが場外エスケープ。スティングが場外に降り、持ち上げてムタの首を鉄柵に落とす。エプロンに上がったムタの頭をコーナーポストに叩きつける。リング上でもコーナーポストに叩きつけてから、フロントヘッドロックで固め、さらにサソリ固めを狙うが、ムタがこらえる。ロープをつかんでブレイク。ムタもローリングソバットで反撃。首投げからのフラッシングエルボー。カウント2。ムタはスリーパーホールドから額にエルボーを落とす。コーナーに振ってローリングエルボーを出したが、スティングがかわし、ムタにボディアタックを決めようとするが、今度はムタはよける。ムタはバックブリーカーからトップロープに上がってムーンサルトプレスを放つが、スティングが両ヒザをたてたので大ダメージを負う。スティングがリフトアップするところをムタが押しつぶして押さえこみ、カウント2。ムタはバックブリーカーから、トップロープに上がるが、スティングが背後からジャンプキック。体勢を崩したムタは股間をコーナーと鉄柱の間のワイヤーにぶつける。スティングはトップロープに上がり、雪崩式バックドロップ。カウント2。トップロープからのダイビングエルボーはムタにかわされ自爆。ラリアットは相打ち、ドロップキックも相打ち。両者ダウン。ムタがロープに振って腰投げに行こうとするところをスティングがこらえて逆さ押さえこみ。カウント2。今度はムタがスモールパッケージホールド。カウント2。スティングがサソリ固めに入るが、技のかかりが浅く、ムタはなんとかロープブレイク。ムタが場外に降り、スティングもそれを追って、鉄柵にムタの頭をぶつけてリングに戻す。ムタをコーナーに振ってボディスプラッシュで飛んだところを、ムタが毒霧。コーナーのムタにボディアタックを決めようとしたが、ムタが毒霧。すかさずトップロープに飛びあがり、フライングボディアタックを決めてムタが勝利。試合後に結果に納得できないスティングがサソリ固め。10人以上のセコンド陣に囲まれて、ようやく技をといた。
6月12日 WCW テネシー州ノックスビル シビック・オーデトリアム
× レックス・ルガー 3分45秒 パワースラム
「クラッシュ・オブ・チャンピオンズ」に出場。リック・フレアーへの挑戦権もかけられていた。黒のペイントで登場。首を切るポーズの後、指を下に向けてみせた。緑の毒霧を吹きつけたがコーナーへの側転エルボーをかわされて場外転落。パワースラムからの片エビ固めに敗れた。
6月13日 WCW テネシー州ナッシュビル ミニュシパル・オーデトリアム
× アーン・アンダーソンと組んでスティング、レックス・ルガー組と対戦 10分47秒 パワースラム
ルガーのパワースラムからの片エビ固めにアンダーソンがフォール負け。
6月14日 WCW ミズーリ州セントルイス ジ・アリーナ
○ スタン・ハンセンと組んでスティング、PNニュース組と対戦 11分15秒 反則勝ち
ハンセンと同じリングに立つのは90年6月16日の屋久町大会から2度目。ハンセンがスタンドでニュースの腕を固め、ムタがトップロープからエルボーを落とす連携をみせた。ムーンサルトプレスを狙ったムタだったが、スティングにセカンドロープからの雪崩式バックドロップをくらう。ムタが緑の毒霧を吹いたが、スティングはイスでブロック。そのイスをムタの脳天に振り下ろして反則負け。ハンセンのラリアットは不発に終わった。
6月15日 WCW テネシー州チャタヌガ UTCアリーナ
○ ボビー・イートン 9分33秒 リングアウト勝ち
WCW・TV王座に挑戦。イートンはコーナー最上段からの横入り式前方回転エビ固めを見せた。ムタがリングアウトで勝ったが、ルールにより王座の移動はなかった。
6月16日 WCW ジョージア州アルバニー シビック・センター
○ ジョーイ・マグス 7分8秒 ムーンサルトプレス
7月19日 新日本プロレス 札幌中島体育センター
× TNTと組んで馳浩、佐々木健介組と対戦 パワースラム
TNTも赤い忍者のコスチュームで入場。ゴング前にムタとTNTは毒霧。先発はムタと佐々木。ロックアップからTNTはロープに振って、向かってくる佐々木を身軽に飛び越え、逆水平とラリアットを佐々木にかわされたが、キレイなフライングニールキックを決める。地獄突き、ヒザ蹴りから頭をつかんでコーナーに叩きつけてからムタにタッチ。ムタは首投げからフラッシングエルボー。頭上に毒霧。馳に代わって、ロックアップからバックの取り合いとなり、コーナーに押しこんだムタは、すばやいカンガルーキック。TNTにタッチ。TNTはヘッドバット2連発で馳をダウンさせると、切れ味鋭いブレーンバスター。カウント2。ムタの足に馳の顔面を叩きつけてからタッチ。コーナーに振って、ローリングエルボー。ムタが馳をコーナーに押さえて、TNTがフライングニールキック。きれいにに決まり、TNTはその勢いで場外に落ちたが、両足できれいに着地。身体能力の高さを見せる。ムタは馳を場外に落とし、担ぎ上げてから腰を鉄柵に落とし、机の上でパイルドライバー。 場外ではTNTと佐々木もやりあい、ムタは馳にイス攻撃。馳は流血。ムタはゴングを鳴らす木槌を馳の額に突き立てる。TNTにタッチ。TNTは馳の額にキック。馳は逆水平チョップ4連発で反撃するが、TNTの地獄突きでダウン。ムタはリングの下をくぐり抜け、コーナーにいる佐々木の背後を回って攻撃。TNTは馳をロープに振って、がっちりとスリーパーホールド。TNTはヘッドバット、逆水平チョップ2連発からロープに振って、回し蹴りを放つが馳はこれをよけてラリアット。しかしTNTはブロックし、後頭部へハイキック。馳も裏投げで反撃。代わった佐々木はドロップキック。その勢いでTNTはムタにタッチ。佐々木はロープに振ってのラリアット。さらにロープに振ると、豪快なパワースラム。カウントは2。佐々木はサソリ固め。ムタはロープエスケープ。佐々木は首投げから馳にタッチ。馳はロープに振ってのドロップキック。馳もサソリ固め。TNTが後頭部へのキックでカット。佐々木がTNTをコーナーに押さえる。馳がもう一度サソリ固めを狙うが、ムタは毒霧。代わったTNTはハイキックからバックドロップ。カウント2。さらに馳を持ち上げて叩きつけ、カウント2。ロープに振ってのトラースキック。モロにくらった馳は大の字でダウン。カウント2。ロープに飛んだTNTはフライングニールキック。馳は佐々木にタッチ。佐々木はヒザ蹴りからラリアット、ブルドッキングヘッドロック。リングに入ってきたムタをドロップキック。TNTは側頭部にトラースキック。TNTはロープに飛ぶが、佐々木はパワースラム。カウント3。ゴング後、ムタは佐々木の顔面に毒霧。TNTも佐々木の顔面に毒霧。試合には負けたが、この試合でムタとTNTは、元IWGPタッグ王者の佐々木、馳組を圧倒し、抜群のコンビネーションを見せた。
8月25日 新日本プロレス 読売ランドイースト
ムタの入場中にストロングマシンが襲いかかり鉄柱にぶつける。ゴングが鳴っても両者場外。マシンは机にたたきつけ、イスでたたきつけてからリングに上げて、ロープに振ってのラリアット。さらに滞空時間の長いブレーンバスター。ドロップキックを受けてから、ムタは場外にエスケープ。リングに上がったムタは頭上に毒霧。ローリングソバットでマシンがダウン。ムタはコーナーポストを外す。マシンのマスクをはがしにかかる。コーナーポストをはがした金具の部分にマシンをたたきつけ、額を噛みつき。マシンを場外へ落とす。リング下から瓶を取り出し、マスクの中にビンの中身を入れる。さらに本部席の机をたたきつけ、マシンを机に叩きつける。リングに戻ってフラッシングエルボー。バックドロップからトップロープに上がるが、マシンが雪崩式ダブルアームスープレックスで反撃。さらにマシンはラリアット。エプロンにいるムタにさらにラリアットを浴びせ、ムタが場外転落。リングに戻ったムタに対してコーナーに振ってラリアット、さらにブレーンバスター。ダイビングヘッドバットで降りた瞬間にムタが毒霧。マシンのマスクを完璧にはがす。ゴングが鳴って、ムタの反則負けとなった。試合後にムタはマシンをリングに上げて、毒霧を吐いた。
9月10日 新日本プロレス 大阪府立体育会館
○ AKIRAと組んで キム・ドク栗栖正伸組 ドラゴンスープレックス
AKIRAはペイントして入場。ゴングが鳴ってムタは毒霧。ムタとAKIRAは細かいタッチワークでキム・ドクの左足を集中攻撃。ムタがキム・ドクを場外に投げる。ムタが鉄柱攻撃から机での攻撃。ドクは流血。リングに戻り、ムタがコーナーに上がってドクの額に噛みつき。その後もドクの額を攻め続ける。コーナートップでドクの額にパンチを打ち続けるAKIRAに、栗栖が後ろから強烈なイス攻撃。ドクはムタに対してブレーンバスターで反撃して栗栖にようやくタッチ。栗栖はストンピング、ヘッドバットでムタを攻めてドクにタッチ。ドクはマンハッタンドロップやラフファイトでムタを圧倒。地獄突きでムタは場外転落。栗栖はムタにイス攻撃からフェンス攻撃。栗栖は机の上でムタをパイルドライバーの体勢。頭が落ちる前に、フェンスにムタの股間が激突。リングに戻り、ドクはマイクのコードでムタの首を絞める。代わった栗栖は強烈なイス攻撃。ローリングソバットで反撃したムタは栗栖のイスを奪い、思いっきり打ち下ろす。代わったAKIRAはドロップキック。ボディスラムで投げてから、きれいなムササビプレス。フォールはドクがカット。最後はAKIRAが栗栖のラリアットをかわしてから、ドラゴンスープレックスで勝利。
9月23日 新日本プロレス 横浜アリーナ
○ 藤波辰爾 16分1秒 ムーンサルトプレス
メインイベントに出場。ムタは大砲を使った引田天功のマジックで入場。最初に現れたのはアリーナ北側で大砲に乗ったムタ。次に南側から鉄柵の中に入った藤波が姿を現す。ムタの乗った大砲が爆発し、同時に鉄柵の中の藤波がムタに入れ替わった。開始早々に藤波のドラゴンロケットが炸裂。藤波の額を叩き割ったムタはジュラルミンケースや木槌、ゴング、担架を凶器に、やりたい放題。試合終盤に藤波に向かって緑の毒霧を吐いたがよけられてレフリーに誤爆。直後に藤波のジャーマンをくらうが、レフリーがダウンしていたためカウントが取られなかった。ビール瓶で脳天を一撃した後、ムーンサルトプレスで勝利。
1992年
1月4日 新日本プロレス 東京ドーム
○ スティングと組んで スコット・スタイナーリック・スタイナー組 11分3秒
スコットの風車投げを切り返してスティングがフォール。
5月30日 WCW
ムタはロープをつかんで一回転してリングイン。ロックアップからムタがコーナーに押しこみ、クリーンブレイクしてお辞儀。ムタはバックを取ったがバックを取られ、左手首を固めたが左手首を固められ、アームドラッグで投げた直後にアームドラッグで投げられる。ムタは左腕を固められてロープエスケープ。手四つからムタは肩に頭を入れて後方へ投げ、手四つのまま押さえつける。マットに両肩がついてカウントが入り、アームストロングはブリッジして回避。ムタは左腕を固めたが、逆に左腕を取られて背後に回られたため、後ろのコーナーに押しこみロープブレイク。コーナーの相手にカンガルーキック。さらに首投げからヘッドロック。アームストロングはロープに振って、返ってきたムタにタックルで倒され、ロープに飛んでのレッグラリアットをくらう。ムタは首投げから首4の字固め。アームストロングは体を裏返してなんとか脱出し、ムタの膝を固めていくが、ムタにロープエスケープされる。ロックアップからアームストロングが左腕を固めていくが、ムタは脱出。ムタはフルネルソンからコブラツイスト。アームストロングは脱出してコブラツイスト。ムタは腰投げで脱出し、左手首を固めていく。ムタは後頭部にエルボーを落とし、首筋にチョップ。首投げからのフラッシングエルボー。さらにアキレス腱固め。アームストロングはなんとかロープエスケープ。手四つから力比べ。ムタはそのまま後方に回転して両手首を固めて優位に立つが、アームストロングはなんとか足をかけて倒し、体固めでカウント2。アームストロングは首投げからヘッドロックを決めたが、すぐにムタが首4の字固め。脱出したアームストロングはムタの足首を固めてSTF。ムタはロープエスケープ。ムタは場外に降りて息を整え、エプロンに立ち、手を差しのべて、握手。観客席に向かってお辞儀。リングに入り、キック、チョップ、バックドロップ。フォールに入りカウント2。ムタは左手首を固めて、両肩を押さえつけてカウント2。さらに逆さ押さえこみでカウント2。アームストロングはヘッドロック。ムタはロープに振って、返ってきたアームストロングにタックルで倒され、首投げをくらってヘッドロックで絞められる。ムタはなんとか脱出。ムタは左足を2回踏みつけて痛めつけたが、膝蹴り、パンチ、膝蹴りをくらい、トップロープに登ってダイビングボディアタックをくらう。さらにアームストロングは対角線のトップロープに登ってダイビングボディアタック。体勢を入れかえたムタが片エビ固めに押さえこんでカウント2。ムタはさらに首固めで丸めこんでカウント2。再度、首固めを決めてフォール勝ち。
6月12日 WCW ルイジアナ州モンロー
首固めでフォール勝ち。
8月16日 新日本プロレス 福岡国際センター
○ 長州力 11分26秒 ムーンサルトプレス
ゴング後、ムタが毒霧を吐いて、場外に降りて徘徊。リングに戻ったとたん、リキラリアットが炸裂。長州がストンピング、ブレーンバスターなどで攻めたてる。サソリ固めをかけられそうになったため、ムタがロープに逃げる。リキラリアットでムタは大の字。ムタをコーナーに担ぎあげ、雪崩式ブレーンバスターに投げようと長州がコーナーに登ったところを、ムタは毒霧。場外に落ちた長州にムタはエプロンから飛びついてフェイスバスター。場外戦で長州を痛めつける。長州は額から流血。リングに戻り、ムタはフラッシングエルボー3連発などで優位に立つ。長州を場外へ落とし、鉄柵攻撃。リングに戻ってローリングエルボー。ムーンサルトプレスを完璧に決めるがカウントは2。最後は再び放ったムーンサルトプレスで勝利。IWGPヘビー級王座を獲得。同時にグレーテスト18クラブ王座を獲得。
9月23日 新日本プロレス 横浜アリーナ
○ 橋本真也 14分59秒 ムーンサルトプレス
IWGPと18クラブ王座の防衛戦。ショルダータックルで吹っ飛ばされたムタは場外にエスケープ。すぐに橋本が追いかけてムタをリングに上げる。ムタを抱えあげてからたたきつけ、キック、チョップ、至近距離からラリアット。さらにバックブリーカーで倒してからエルボードロップ。カウントは2。ムタをコーナーに投げてボディスプラッシュ。ムタをキックして場外へ落とす。リングに戻ったムタはローリングソバットから場外へ落とす。ムタはイス攻撃から鉄柵に投げ、さらにイス攻撃。リングに上がった橋本に対してトップロープから手刀を落とし、フラッシングエルボー。ムタのキックを受けても橋本は立ち上げるが、ムタは顔面かきむしり、噛みつき。場外に降りた橋本の首をワイヤーロープで絞める。リングに戻って、ムタのローリングエルボーはキックで撃退。ムタが立ち上がるところを左キック。さらにストンピング。さらに立ち上がるところを肩口にハイキック。さらに橋本のキックを浴びて、ムタは場外エスケープ。ムタをリングに上げてからフロントスープレックス。さらにフライングニールキック。カウント2。毒霧をしゃがんでかわして、DDT。カウント2。ムタは場外エスケープ。橋本も場外に降りて鉄柵に投げる。ムタはリング下から金具を足に隠し、イスをつかんでリングに上がるが、キック4連発を受けてダウン。橋本がイスを振りあげたところを毒霧。ムタはトップロープに上がって橋本の背中にダブルニードロップ。さらにイスの上にフェイスクラッシャー。さらにトップロープに上がって、金具を隠した足でニードロップ。カウント2。またもやトップロープから金具を隠した足でのニードロップ。カウント2。最後はムーンサルトプレスで勝利した。試合後、グレーテスト18クラブ王座を返上した。
10月18日 新日本プロレス 幕張メッセ
○ スコット・ノートン 13分46秒 ムーンサルトプレス
ゴング後、ムタが毒霧。ムタは場外に降りて呼吸を整える。リング上でノートンのタックルに吹っ飛び、またも場外へ。リングに戻り、ノートンはバックブリーカー、ボディスラム。さらにフルネルソンで絞めあげ、リフトアップから投げ落とし、ラリアット。またもフルネルソンで絞めあげ、バックドロップ、ネックブリーカー、フルネルソン。リフトアップしたところをムタは顔面をかきむしって脱出。さらにノートンの顔面をかきむしる。ノートンをコーナーに振ってローリングエルボー。ムタはノートンを場外に落とし、鉄柵に投げつける。場外にいたセコンドのTシャツを引き裂いてから、セコンドをノートンにぶつける。さらにもう一人のセコンドをノートンにぶつける、Tシャツの切れ端で、ノートンの首を絞める。リングに上がったノートンをまたもや場外に落とし鉄柵に投げつけ、鉄柵にもたれるノートンに対しローリングエルボー。さらにイスを打ちつける。ノートンがリングに戻ったとたんにムタは場外へ降りて場外のマットをはがす。ノートンを場外に落としてから、マットをはがした場所でのフェイスクラッシャー。放送機材のコードでノートンの首を絞める。ノートンはムタをロープに振ってフライングタックル。さらにパワーボムで豪快にたたきつける。ムタは場外にエスケープ。場外に降りたノートンはムタを鉄柵にたたきつけ、ラリアット。ムタをリング内に放りあげ、トップロープに上がってフライングタックル。ムタをロープに振ってパワースラム。カウント2でムタの頭をつかんで肩を上げさせる。ムタをコーナーに振って、タックル。ネック・ハンギングで持ち上げられたところをムタは毒霧。場外に降りたムタは凶器をシューズに挟み、ロングタイツの裾で凶器を隠す。凶器を隠した足でノートンを蹴り、トップロープから飛び降りて、凶器を隠した足をノートンに落とす。さらにトップロープから足を落とした後、ムーンサルトプレスで勝利した。
11月22日 新日本プロレス 両国国技館
○ スティング 16分44秒 ムーンサルトプレス
試合前にスティングが右手を差し出して握手を求めるが、ムタは毒霧を自分の頭上に吐く。ロックアップからスティングが腕をとりグラウンドで優位に立つ。ムタは立ち上がり、スティングの顔を踏みつけて腕極めから脱出。ムタはスティングをロープに振るが、スティングがニーアタックから腕を取り、再びグラウンドへ。ムタは立ち上がりボディスラムで腕極めから脱出。フラッシングエルボーはスティングにかわされ自爆。スティングは腕を取り、スタンドで絞めあげる。ムタがロープブレイク。コーナーに振ってのエルボーをかわし、またもやスティングは腕を取り絞めあげる。顔面かきむしりでムタが脱出。スティングを場外へ投げ捨て、鉄柵に投げる。セコンドを投げてスティングにぶつけ、コードでスティングの首を絞める。スティングをリングに上げて、トップロープからチョップを落とす。スティングをコーナーに振ってローリングエルボー。スティングを場外に落とし、場外マットをはがしてからのフェイスクラッシャー。リングに戻ったスティングを、またもや場外に落とし、鉄柵にぶつける。ローリングエルボーはスティングにつかまれて、鉄柵に投げつけられる。さらに鉄柵に投げつけた後、フライングタックル。リフトアップで担ぎあげ、ロープごしにムタをリングに投げ入れる。リングに戻ったスティングはドロップキック。カウントは2。さらにスティングはカナディアンバックブリーカー。担ぎあげられたムタはレフリーを蹴る。そのタイミングでムタは脱出に成功。スティングはムタを持ち上げてから叩きつけてフォールするが、レフリーはダウンしたまま。スティングはフェイスクラッシャー。ムタは場外に逃げる。ムタは凶器を足に隠す。リングに入ったムタをスティングはリフトアップして、場外に投げ捨てる。リングに上がり、タックルをかわしたムタは、ラリアットで反撃。ダウンしたスティングに対し、トップロープに上がって、凶器を隠した方の足でニードロップを落とすが、スティングにかわされ自爆。すかさずスティングが足四の字固め。レフリーに凶器を取りあげられる。スティングはムタをコーナーに振って、ボディスプラッシュ。ボディスラムから、セカンドロープからのボディプレス。スティングはブレーンバスターからトップロープに上り、飛んだところをかわされてしまう。すかさずムタはムーンサルトプレスで勝利。
12月14日 新日本プロレス 大阪府立体育館
○ 馳浩 23分4秒 ムーンサルトプレス
ゴング後、頭上に毒霧。馳はムタの毒霧の直後にドロップキック。さらにロープに飛んでラリアットからフライングネックブリーカードロップ。早くも必殺の裏投げ。ムタは場外エスケープ。馳はそれを追い、鉄柵にぶつけてから、エプロンにたてかけた机にムタをぶつける。さらに鉄柵にぶつけた後、トップロープに登ってリングに戻ったムタにエルボードロップ。ローリングソバットなどの素早い動きでムタも反撃。グラウンドで足を固める。馳は、ムタの額を踏みつけるなどのラフファイトを見せる。ネックブリーカーをカウント2で返した後、ムタは場外エスケープ。ムタは場外を徘徊。リングに戻った直後に馳はブレーンバスター。2発目のブレーンバスターはかわして、場外へ馳を落とす。鉄柵に振ってからローリングエルボー。馳をリングに上げてからトップロープに登って肩に手刀を落とす。馳を場外に落とし、場外マットをはがしてからフェイスクラッシャー。リングに戻るとフラッシングエルボー。ヘッドロックに捉える馳を持ち上げてロープに落とし、その反動で馳は場外転落。ムタも場外に降りて、馳を持ち上げると鉄柵に落とし、馳は右足の付け根をぶつける。リングに戻ったムタはトップロープに上るが、馳は雪崩式ブレーンバスターで反撃し、さらにジャーマンスープレックス。馳はロープにムタ顔をこすりつける。ロープに振ってのドロップキックは、ムタがロープにつかまってこらえたために自爆。ムタは場外に降りると、イスをリング内に放り投げ、リング上で馳にイス攻撃。さらにバックブリーカーからムーンサルトプレスをトップロープに登るムタだったが、馳に突き落されて場外転落。エプロンに上がったムタに馳はラリアット。場外からリング組み立て用の機材を持ちだしてリングに上がるが、馳が凶器を奪い取り、逆に額に凶器攻撃。ムタは大流血。馳はムタの額に噛みつき。額にパンチをたたきつけて、さらに噛みつき。ムタはローリングエルボーを狙うが馳がかわす。大流血したムタは動きが止まる。馳はパイルドライバー。そしてスリーパーホールド。さらに顔面へのケンカキック3連発からサソリ固め。ムタはロープエスケープ。ロープに飛んで顔面へキック3発。ロープに飛んでのキックをかわし、ムタはバックドロップで反撃。さらにバックドロップを放ち、馳の動きが止まる。ムタは派手な動きでアピールしてからバックドロップをさらに3発。ムーンサルトプレスは、馳にかわされ自爆。馳は裏投げ。カウント2。馳はさらにパワーボムを放つがカウント2。ムタは裏投げをかわしてドラゴンスープレックス。カウント2。ムタは派手にアピールしてからドラゴンスープレックス。カウント2。最後はムタが完璧な形でムーンサルトプレスを決めて大熱戦に勝利。ペイントと見まがうばかりの大流血を見せたムタが終盤に大技をたたみかけての大逆転勝利となったこの試合、ムタのベストバウトと呼ぶファンも多い。試合後に蝶野が登場し、ムタを挑発。お互いがベルトをリング上に残し、ダブルタイトルマッチが決定した。
12月26日 WCW フロリタ州セントピータースバーグ ベイフロント・センター
× スティング 7分17秒 バックドロップホールド
ノンタイトル戦。
12月28日 WCW ジョージア州アトランタ オムニ・コロシアム
× 蝶野正洋 15分3秒、STF
蝶野のNWA世界ヘビー級王座に挑戦。蝶野がチョップ2連発から首投げ、ケンカキック。ムタはロープに飛んでエルボー。ロックアップからすぐにムタがヘッドロック。蝶野はヘッドシザースで返す。ムタが脱出し、足首を固める。蝶野は足首を決められたまま立ち上がり、延髄斬り。ムタは場外エスケープ。ロックアップから蝶野がヘッドロック。ムタが蝶野の手首を決めて脱出。蝶野がストンピングからヘッドロックに取ろうとするところをムタがロープに振って、体当たりでムタがダウン。ムタは場外エスケープ。リングに戻り、手四つからの力比べ。ムタがしゃがんで後ろに回転し、立ち上がると蝶野の手首を固めている。手四つのまま、蝶野がムタの脇に頭を入れて、ブレーンバスター。ムタはバックを取ってフルネルソンからコブラツイスト。蝶野が抜け出て、コブラツイスト。ムタは腰投げからグラウンドで蝶野の手首を決める。蝶野は立ち上がり、顔を踏みつけて脱出し、逆に手首を決める。ムタは立ち上がり急所蹴りで脱出。さらにストンピング2発、首投げから、首四の字。蝶野は体勢を裏返しにして脱出し、ムタの足首を固める。ムタはロープブレイク。蝶野がけりを入れてから場外へ落とす。リングに上がったムタをまたもや場外に落とし、自らも場外へ降りるが、ムタはすぐにリングに上がる。ロックアップから蝶野がムタの腕を決める。ムタはアームホイップで脱出を狙うが、蝶野はムタの腕を決め続ける。蝶野はボディスラムをかけてトップロープに上がったところをムタが雪崩式のブレーンバスター。ムタがロープに振ってショルダースルー。蝶野の足をとって逆エビ固め、リバースインディアンデスロック、鎌固め、リバースインディアンデスロック。蝶野がロープブレイク。 両者立ち上がり、ムタがヒザを痛めたそぶりを見せる。蝶野が低空のブレーンバスター。蝶野がロープに振ってラリアットを狙うが、ムタがこれをよけてローリングソバット。蝶野が場外エスケープ。ムタはヒザを痛がっている。リングに戻り、ムタがコーナーに振ってローリングエルボー。派手に蝶野が倒れる。ムタがバックブリーカーからムーンサルトプレスを放つが蝶野がよける。ムタは両足で着地するが、先ほど痛めたヒザにダメージを負う。蝶野はムタのヒザにキック連打。さらにケンカキック2連発。ムタもロープに飛んでエルボー。ムタのスモールパッケージホールドはカウント2。立ち上がってドロップキックは相打ち。蝶野がバックドロップ。さらにバックドロップを放ったところをムタが体を入れかえ押しつぶし、フォールするがカウント2。ムタがロープに振ってドロップキックを放つが、蝶野がロープをつかんで踏みとどまったため、自爆。STFががっちり決まり、蝶野が勝利。
1993年
1月4日 新日本プロレス 東京ドーム
○ 蝶野正洋 19分48秒 ムーンサルトプレス
NWA世界ヘビー級王座とIWGP王座のダブルタイトルマッチ。序盤は腕の取り合いなどの静かな展開。ヘッドロックからの首投げをヘッドシザースで返されロープブレイクすると、ムタは場外に降りる。リングに戻るとロープに飛んでの攻防を見せ、ムタがローリングソバットで倒す。蝶野はムタのヘッドロックをロープに振って外し、タックルでは倒されるが、さらにロープに飛んだムタをブロックバスター。さらにケンカキック。ムタは場外エスケープ。凶器を拾うがレフリーに没収される。リングに戻り、首投げからのフラッシングエルボー。腕ひしぎ逆十字を狙うが蝶野がこらえ、ムタの足首を固める。場外戦でムタは花道での全力疾走ラリアットを初披露。ムタはローリングエルボーからムーンサルトプレスを放つが蝶野にかわされて自爆。すかさず蝶野は必殺のSTF。強烈に絞めつけるがムタはロープブレイク。ケンカキックをドロップキックで返す。さらにケンカキック。ムタもドロップキック。さらにケンカキック。ムタもドロップキック。ケンカキック、ドロップキック。さらに蝶野はケンカキック2連発。ムタは場外の花道に落ちる。エプロンのムタをブレーンバスターで投げようとするが、こらえたムタは花道へのブレーンバスター。花道で助走をつけてのローリングエルボーは蝶野にかわされ自爆。蝶野は花道でバックドロップ。立ち上がったムタはトップロープを飛び越えてそのままリングの蝶野にエルボー。ブレーンバスターを切り替えして蝶野はグラウンドコブラ。カウント2。蝶野はトップロープからショルダータックル。カウント2。さらに蝶野はパワーボム。蝶野はロープに振ってのブロックバスターからSTF。強烈に絞めつける。ムタはロープエスケープ。立ち上がったムタはフランケンシュタイナー。カウント2。ムタのムーンサルトプレスはヒザを立てられ逆にダメージを負う。蝶野はトップロープからダイビングショルダーアタックを放つがムタにかわされる。バックブリーカーからのムーンサルトプレスはカウント2。最後はムーンサルトプレスをもう一回放って勝利。ムタは正攻法での試合を見せた。ムタはIWGP王座を防衛し、同時にNWA世界ヘビー級王座を獲得。
2月21日 WCW ノースカロライナ州アッシュビル アッシュビル・シビック・センター
× バリー・ウインダム 25分8秒 DDT
NWA世界ヘビー級王座の防衛戦。ゴングが鳴り、ロックアップからムタがバックを取るがバリーがロープエスケープ。ロックアップからムタがコーナーに押しこみブレイク。手四つでの力比べ。手四つのままムタの脇の下に頭をいれてバリーがブレーンバスター。ロックアップからムタがヘッドロック。立ち上がったバリーはロープに振って、体当たりはバリーが倒れ、ムタががロープに飛んで、バリーをかわしてからローリングソバット。またもやヘッドロックで固める。バリーは持ち上げて外そうとするが、ムタはヘッドロックを離さない。バリーはなんとか立ち上がり、ムタをロープに押して、ようやくブレイク。ムタはロープに振って、体当たりで倒され、ロープに飛んだバリーを飛び越えてかわし、返ってきたところをキレイなドロップキック。ムタは首投げからヘッドロック。バリーはバックドロップをかけるが、ムタはヘッドロックを外さない。ムタをコーナーに押しこめてようやくブレイク。バリーはブレーンバスターを狙うがムタがこらえて、逆にブレーンバスター。首投げからフラッシングエルボー。さらに首投げからヘッドロックで絞めつける。バリーはエルボーでなんとか脱出。ムタがロープに振ってドロップキックを放つが、バリーがロープをつかんでこらえたため自爆。バリーはダイナミックなDDT。バリーはキックやエルボー、張り手を放ち、ムタは場外転落。バリーが場外でバックドロップ。エプロンに上がったムタにブレーンバスター。カウント2。さらにバリーはボディスラムからニードロップ2連発。カウント2。ムタをロープに振ってスリーパーホールド。グラウンドで強烈に絞めつける。ロープに足を乗せて絞めつけていたところをレフリーに見つかってブレイク。顔面にパンチを落とし、ムタは悲鳴を上げる。キック、エルボーでフォールに行くがカウント2。さらにバリーはサイドスープレックス。カウント2。ムタを場外に落とす。リングに戻ったムタはチョップの打ち合い。顔面をかきむしられてムタはダウン。バリーがボディスラムからエルボードロップ。カウント2。バリーはチンロック。ムタは立ち上がりエルボーで脱出。ロープに飛んでタックルで倒し、回転エビ固めを狙うが、バリーはムタにパンチを落として防ぐ。バリーがロープに振ってラリアットを狙うが、ムタはかわしてボディアタック。カウント2。バリーはコーナーにムタの頭をぶつけ、顔面にパンチ。パイルドライバーはムタにリバーススープレックスで返される。立ち上がれないムタにエルボーを落としてから顔面パンチ。エルボーでムタはうつぶせにダウン。バリーはギロチンドロップ。フォールをするがカウント2。バリーのパンチを腕でブロックし、ムタがローリングソバット。バリーが先に立ち上がり、ムタの顔面をかきむしってからトップロープに担ぎ上げ、雪崩式のブレーンバスターを狙うが、ムタがボディにパンチを打って技を外し、ヘッドバット、チョップを落としてバリーはリングに転落。ムタはトップロープから手刀を落としてバリーがダウン。ムタはコーナーに振って、ローリングエルボー。バックブリーカーからトップロープに上がってムーンサルトプレスを放つがバリーにかわされて自爆。バリーはブレーンバスターをかけるが、ムタが体を入れかえて着地し、バックを取ってバックドロップ。両者ダウン。ムタが先に立ち上がり、声をあげてアピール。バックブリーカーからムーンサルトプレスを放つが、バリーが両ヒザを立てたため、ボディに大ダメージ。バリーはラリアット、DDTの連続攻撃で勝利。ムタが初防衛に失敗した。バリーの力強さに屈したが、ムタも毒霧がなかったものの得意技を出しきり、両者の持ち味が活かされた好試合となった。
5月3日 新日本プロレス 福岡ドーム
× ハルク・ホーガン 15分55秒 アックスボンバー
共に王者だが、ノンタイトル戦。ホーガンはWWFベルトを巻いて登場。8年ぶりの新日本プロレス登場となった。ゴング後にムタは毒霧。首をかき切るポーズを見せ、中指をつき立てる。ホーガンは巧みに腕を決めにかかるが、ムタはロープブレイク。場外に逃げて、花道で大の字。ホーガンは巧みなグラウンドで首を決めにかかるがムタにコーナーに押しこまれて両者ブレイク。ホーガンはムタの左腕を攻めるが、ムタもコーナーに押しこみ反撃。ホーガンはムタをコーナーに振って、ラリアット。ロープに振ってアックスボンバーを狙うがムタがかわしてドロップキック2連発。ホーガンは場外転落。リングに戻り、ロックアップに組もうとするところをムタがホーガンの顔面をかきむしり、首投げでダウンしたホーガンにフラッシングエルボー。カウント1。ムタが左腕を攻めるが、ホーガンは巧みに腕を取りグラウンドで決めにかかり、フォールするが、カウント1。ムタは場外に降りてリング下に一瞬入り、リングに戻る。チョップを受けて場外に出たホーガンは、ムタの足をつかんで場外へ引きずり落とす。場外戦で殴りあい。ホーガンは場外でブレーンバスター。ムタを観客席に投げ入れ場外戦を展開。場外でホーガンはバックドロップ。リングに戻って「イチバーン!」とアピール。場外に降りたホーガンは鉄柱に投げたが、逆に投げられて鉄柱に激突。ムタはリングに上がり、木槌で殴りつける。花道でブレーンバスターを決めた後、花道全力疾走のラリアット。ホーガンはかきむしり、パンチなどのラフファイトで反撃し、延髄斬りも決めてみせ、カウント2。ムタもローリングエルボーの後、ムーンサルトプレスを完璧に決めるが、カウントは2。フラフラのホーガンをドロップキックで場外に落とし、照明設営用の縄ハシゴを利用してのキック攻撃。さらにイス攻撃。リング上にイスを持ってきたがレフリーとイスの取り合いとなり、そのスキをついてホーガンはアックスボンバー。ホーガンがイスを振りあげたところをムタは毒霧。トップロープからのドロップキックはホーガンがよける。説得力のあるギロチンドロップはカウント2。ムタをロープに振って、ビックブーツ。ホーガンがロープに飛び、ムタもロープに飛び、カウンターでアックス・ボンバー。カウント3。ムタは、国内初フォール負け。ホーガンは新日本プロレスのスタイルに合わせた動きを見せた。ムタも敗れはしたが、WWFのトップスターに対して堂々たる戦いぶりを見せた。
5月24日 WAR 大阪府立体育会館
× ザ・グレート・カブキ 反則負け
両者とも、スモークがたかれる豪華な入場。カブキのヌンチャク後の毒霧に対し、ムタも毒霧を噴きあげた。ゴング後、カブキが毒霧。序盤は静かだったが、ムタがカブキを場外へ落とし、イスで打ちつけ、机を投げつける。リングに上がってイスをたたきつけ、カブキは額から流血。鮮血が吹きあがる。ムタは額に噛みつき、かきむしり攻撃。カブキを場外へ落とし、マットをはがしてからのフェイスバスター。缶を手に取り額に凶器攻撃。ロープにもたれたカブキの額に噛みつき攻撃。フラッシングエルボーはカウント2。カブキはトラースキック2連発、ロープに振ってのラリアットで反撃。ダウンしたムタの背中に、額から吹きあげさせた血をかける。ムタの目にクロー攻撃。ムタはカブキの額を引っかき、ローリングエルボーで反撃。ムーンサルトプレスはよけられるが、ムタは着地の瞬間に両足で着地。カブキはトラースキック。ムタはドロップキック。カブキは場外転落。場外に降りたムタは、カブキをリングに上げて、イスをリングに放り投げる。カブキがそのイスを手に取り、振りあげたところで、ムタは毒霧。悲鳴を上げてカブキがダウン。ムタはイスを振りおろす。レフリーに対してもイスを振りおろす。なおもイスを振りおろすが、ゴング。反則負けとなった。試合後にカブキが「MUTAAA・・・MY SOOON!I KILL YOU SON OF A BITCH!」とマイクアピール。
6月15日 新日本プロレス 日本武道館
○ ザ・グレート・カブキ 11分41秒 反則勝ち
カブキとの親子対決の再戦は、IWGPヘビー級王座の防衛戦となった。ゴング後、ムタが毒霧。コーナーのムタに走りこんだカブキに対し、ムタが毒霧。場外へ降りたムタはベルトを手にして、ベルトをカブキの額に3度打ちつける。カブキが流血。カブキの額を攻撃し続けてからフラッシングエルボー。カブキのアッパーカットは空振り。カブキの動きが止まる。ムタは場外にカブキを投げすて、マットをはがしてからのフェイスバスター。リングでカブキを痛めつけてから場外に落とし、ブレーンバスターの後、通路を全力疾走してのラリアット。エプロンまで上がってきたカブキの額を噛みつき。ローリングエルボーをかわしたカブキは、ムタを場外へ投げる。実況席の器具でムタの額を打ちつけ、ラリアット。ムタは流血。リングに戻りラリアットやジャンプしてのチョップ、噛みつきで優位に立つ。噴水のように噴き出る額の血を、ムタの体にかける。ムタもドロップキックで反撃。ムーンサルトプレスはよけられるが、ムタは着地の瞬間に両足で着地。カブキはトラースキック。場外に落ちたムタはイスを持ち、リングに上がってイス攻撃。さらにイスを振りあげるムタに、カブキは毒霧。直後にレフリーにも毒霧。ムタにイス攻撃。サブレフリーに対してもイス攻撃。ゴングが鳴って、ムタの反則勝ち。「時代遅れ。もうパパは隠居してくれ」とムタはコメント。

カブキ 武藤さんの試合を真似てる子は今いっぱいいるよ。ホント巧いからね。試合した時も最高だったなあ。武藤さんは先々が読めるんだよ。どうしよう、こうしようっていうのがね、もうパッパパッパと出てくるから。
武藤 いやあ、お父さんにそうやって言われると光栄ですわ。
カブキ いやいや(笑)。ホント天才だよ。
(GスピリッツVol7 武藤カブキ対談より)
6月17日 WAR 日本武道館
○ 阿修羅原 11分59秒 片エビ固め
9月20日 新日本プロレス 愛知県体育館
× 橋本真也 20分30秒 ジャンピングDDT
IWGPヘビー級王座から転落。
9月23日 新日本プロレス 横浜アリーナ
○ ホーガンと組んでホーク・ウォリアー、パワー・ウォリアー組 アックスボンバー
コールと共に頭上で毒霧。ホークとホーガンが先発。ロックアップからホークがロープに振るが、ホーガンがタックルで倒す。ロックアップからホークがヘッドロック。ホークをロープに振るが、ホークにタックルで倒される。威嚇するホークにホーガンは強烈な張り手。ホークは腕をホーガンの背中に叩きつけてから不完全ながらもホーガンをリフトアップして落とす。手四つからの力比べは、ホーガンが腕を取って逆十字固め。ホークはロープエスケープ。ホーガンはいったん場外に降りて、リングに戻ったホーガンを、ホークは逆水平チョップからロープに振ってのフライングタックル。タッチして、ムタとパワー。ムタは頭上に赤い毒霧。パワーはボディスラムからリフトアップを狙うが、かわしたムタはローリングソバットからフェイスクラッシャー。さらにローリングソバットからドロップキック。パワーは場外エスケープ。場外のパワーにムタはプランチャ。リングに戻り、ホークがトップロープからパンチ。ホークがコーナーに振ろうとするが、逆にムタがコーナーに振って、ローリングエルボー。首投げからヘッドロックを決めて、ホーガンにタッチ。ホーガンはセカンドロープからホークにダブルアックスハンドルを決める。ムタのローリングソバットからホーガンがボディスラム、エルボードロップ。カウント1。ホークは自軍のコーナーに押しこみ、パワーにタッチしてから2人でロープに振ってダブルのエルボー。パワーはボディスラムからサソリ固め。ムタがパンチとキックでパワーの技を外させる。ホークはグラウンドテクニックを見せるがホーガンを攻めきれない。ホーガンは代わったパワーを持ち上げてマンハッタンドロップを見せてからムタにタッチ。2人でロープに振ってからダブルのビックブーツ。その勢いでコーナーのホークにもムタはドロップキック。ムタはパワーにフラッシングエルボー。パワーはムタをロープに振って、強烈なラリアット。ボディスラムで投げて、ホークにタッチ。ホークはフィストドロップ。ホークはロープに振ってのドロップキック。ホークはムタを場外に落とし、ムタを持ち上げて首を鉄柵に落とす。ムタをリングに上げるが、またもや場外に落とし、パワーにタッチ。ムタをコーナーに振ってのラリアットなどでパワーの攻勢が続く。ムタの動きが止まる。パワーがムタを担ぎ上げ、ホークがトップロープに上がり、ダブルインパクトの体勢。ホークがラリアットを放とうとした瞬間に、ムタは毒霧。ホークはリングに落下し、場外に落ちる。パンチでパワーを振りほどき、ムタは場外に落ちる。エプロンに上がったムタに、パワーはブレーンバスター。ロープに振ってのラリアットはムタがかわして、振り向いたところを毒霧。ホーガンにタッチし、ロープに飛んだホーガンは、強烈なアックスボンバー。この1発でカウント3。ムタ組の勝利となった。
1994年
4月4日 新日本プロレス 広島グリーンアリーナ
× 蝶野と組んで長州、天龍組 リキラリアット
武藤としてリングに上がった。ゴングが鳴り、ロックアップから長州がロープに振って、体当たりで武藤が長州を倒す。さらに武藤はロープの反動で飛びかかったところを長州がかわして後ろから押したため、武藤が場外転落。エプロンに上がった武藤にラリアット。リングに戻った武藤の頭をつかんで長州が天龍にタッチ。天龍は武藤を場外へ投げ落とす。リングに上がった武藤をまたもや天龍は場外に投げ落とす。場外に降りた天龍が「ムタで来い」とマイク。武藤は花道を下がって退場。蝶野がイスを手にリングに上がる。蝶野は天龍に首投げからケンカキック。さらにロープに飛んでからイスで突き倒す。天龍は長州にタッチ。蝶野は延髄斬り、ロープに飛んでケンカキック。ヘッドロックにとらえたところを長州がバックドロップで反撃。長州がストンピングからブレーンバスター。天龍にタッチ。天龍は延髄斬りからロープに振ってラリアット。カウント2。天龍がケンカキックから投げ捨てパワーボム。カウント2。長州にタッチ。長州がリキラリアットからサソリ固め。蝶野がロープブレイク。首投げから天龍にタッチ。天龍が水平チョップ4連発を打って蝶野がダウン。ここでムタが花道に姿を現す。ムタは花道を走って向かってくる天龍にラリアット。さらに長州にも花道でラリアット。トップロープに上がって頭上に毒霧。長州をリングに投げ戻し、花道で天龍に凶器攻撃。さらにロープにもたれる天龍にローリングエルボー。リング上では蝶野が長州にケンカキックからSTFをかける。長州はロープブレイク。蝶野はムタにタッチ。ムタは長州をコーナーに振ってローリングエルボー、フェイスクラッシャー、フラッシングエルボー。タッチを受けた蝶野はケンカキック。さらにケンカキックからSTF。長州にロープブレイクされるが、またもやSTFをかける。天龍がトップロープからエルボーを落としてカットし、延髄斬りからパワーボム。ムタは天龍に対し毒霧。長州にも毒霧を吐くが、長州がリキラリアットで蝶野をフォールし勝利。ゴング後もムタは長州にストンピング。天龍には毒霧からストンピング連打。リング下から担架を持ち出して長州と天龍を攻撃。最後に毒霧を長州と天龍に吐いて、止める蝶野を場外へ落とし、さらに毒霧を長州、天龍に吐いて、担架攻撃。長州がイスを手にリングに上がる。5月1日にムタとの対戦が決定していたアントニオ猪木がリングサイドに登場。ムタはリングサイドに現れた上半身裸の猪木とにらみ合い。ムタは毒霧を猪木に吐く。リングに上がったムタをにらんだまま、猪木が退場。
4月7日 新日本プロレス 熊本市体育館
× 馳と組んで長州、藤原組 反則負け
当初は武藤としての出場予定だったが、ムタとして登場。入場してきたところを長州がつかまえてムタを鉄柱にぶつける。リングに上げてストンピング。ここでゴング。長州が胴絞めスリーパーにとらえたところをムタは毒霧で脱出。代わった藤原はキックやパンチやヘッドバットで攻撃し、長州にタッチ。長州はキックからラリアット。ムタは馳にタッチ。長州は首投げから藤原にタッチ。藤原はヘッドバットなどを見せるが、馳は逆水平チョップから必殺の裏投げ。馳がジャイアントスイング。藤原を投げ捨てた瞬間に長州がラリアット。藤原は脇固めをして長州にタッチ。長州はストンピング。馳も逆水平チョップで反撃するが、長州もリキラリアット。さらに腕を回してからラリアットを狙うが、馳がとらえて裏投げ。ムタにタッチするが、ムタはリングに入らない。出てこないムタに馳はキックと張り手。ようやくゆっくりとムタがリングイン。振り向きざまにいきなり馳に毒霧からストンピング。場外に落ちた馳を鉄柵に振る。藤原はムタをストンピングからヘッドバット連打。なおもヘッドバットを狙う藤原に毒霧。カットに入った長州にも毒霧。そのまま反則負けでゴングが鳴る。試合後にムタは長州をバックブリーカーからムーンサルトプレス、さらにイス攻撃。藤原にもイス攻撃。イスを持ってリングに上がった馳にもローリングソバットを決めた。セコンド、馳、長州にイス攻撃。藤原にイス攻撃をしてもダウンしなかったため、毒霧。ムタはそのまま退場。
4月11日 新日本プロレス 九州厚生年金会館
× 木戸修 4分15秒 反則負け
4月17日 WCW イリノイ州ローズモント ローズモント・ホライズン
× スティーブ・オースチン 16分27秒 反則負け
WCW・USヘビー級王座に挑戦。ロックアップからムタが首投げ。そのままヘッドロック。ロープブレイクの後、オースチンが足を取ってダウンさせ、ストンピング。オースチンがヘッドロック、ムタがロープに振ってコブラツイスト。ロックアップからムタがバックを取る。そのまま後ろに倒してカウント1。首投げからヘッドロックに固める。ヘッドロックされたオースチンは持ち上げるが、なおもムタはヘッドロックを離さないでグラウンドに戻る。オースチンは立ち上がってバックドロップ。カウント1。オースチンはブレーンバスターを狙うがムタがこらえて、逆にブレーンバスターで投げられる。ムタはフラッシングエルボー。首投げからヘッドロック。オースチンはロープに振って脱出するが、ムタのタックルに倒され、ロープの攻防からドロップキックをくらう。ムタは首投げからヘッドロック。オースチンはヘッドシザースで返す。ムタは脱出し、にらまれたオースチンは場外エスケープ。リングに戻ったオースチンはタイツをつかんでのスクールボーイでフォールを取るがカウント1。足を挟んで倒し、グラウンドの勝負に持ちこもうとするが、逆に腕を決められてしまう。立ち上がったムタはヘッドロックを決めるが、オースチンがロープに振る。ロープ際でオースチンのマネージャーが足をつかんだため、ムタはマネージャーをにらみつける。オースチンは背後からのジャンピングニーパットを決めて、ムタは場外転落。オースチンはパンチを落とし、エプロンにムタの頭を叩きつけ、リングに戻ってアピールした後、またもやパンチを落とし、鉄柵にムタをぶつける。リングに戻ったムタに対し、ニードロップ、ストンピング。首投げからニードロップ。カウント2。オースチンはコブラツイストで長時間絞めつける。ムタは投げ飛ばしてなんとか脱出。ムタはロープに振ってドロップキックを出すが、オースチンがロープをつかんでこらえたために自爆。オースチンはセカンドロープからエルボードロップ。カウント2。ムタもローリングソバットで反撃し、ロープに振ってショルダースルー。さらにブレーンバスターからドロップキック。ムタのトップロープからのドロップキックはよけられて自爆。オースチンは足を絡めてフォールに行くが、お互いの足が絡み合う。ムタはロープに振ってからオースチンを持ち上げると、背後に倒れてオースチンの首をロープに落とす。ムタはコーナーに振ってのローリングエルボー。さらにトップロープに持ち上げての雪崩式フランケンシュタイナー。向かってきたオースチンをショルダースルーで場外に落とす。当時のWCWではトップロープから落とすのは反則だったため、この瞬間にゴングが鳴って、ムタの反則負け。ムタはマネージャーもろともプランチャを決めてみせ、リング上でアピール。
5月1日 新日本プロレス 福岡ドーム
× アントニオ猪木 スリーパーホールド
「猪木ファイナルカウントダウン」での試合。 花道を進む猪木の前に立ちふさがったムタが、毒霧を吐いて威嚇。進む猪木と後ずさるムタ。ムタはロープをあけて猪木をリングに招くが、猪木は立ち止まったまま膠着。ムタをにらみつけたまま猪木はリングに上がる。ロープに飛んだムタは、四つんばいになって軽く毒霧を吐く。ムタの逆エビ固めを外し、足首を決めて反撃するがロープブレイク。ムタは場外徘徊。ハシゴにぶら下がる。リングに戻り、猪木のキックに対して至近距離から毒霧がクリーンヒット。さらに猪木の顔を上げて毒霧。花道でブレーンバスターをしてから助走をつけての全力疾走ラリアット。猪木の後頭部に命中。ムタは猪木を場外に投げ落として鉄柵にぶつけてから、机の上でパイルドライバー。鉄柱攻撃を受けた猪木はリングに戻って四つんばいで進む。ムタがストンピング。猪木の額から流血。ローリングソバットからストンピングを受けて、猪木はリング下にエスケープ。花道に上がった猪木をムタが追って、花道から場外に投げ落とし、鉄柵に打ちつける。コードをつかんで向かっていったところに猪木が延髄斬り。ムタはコーヒー缶をつかんで猪木を打ちつける。缶をつかんでリングに戻ったが、猪木は浴びせ蹴り。缶をつかんでムタを叩いたあと、猪木がナックルパート。場外戦では猪木を柵に打ちつけてからロープで首を絞めあげる。リングに戻ったムタは、ブレーンバスターを狙うが、これをかわした猪木がバックに回って「魔性のスリーパー」。猪木は技を解いて、ムタの頭をつかもうとした瞬間に、ムタが毒霧。ムタはムーンサルトプレスを決めるがカウント2。ムタはジャーマンスープレックス、ドラゴンスープレックスで勝負をかけたが、カウント2。場内爆発。ムタは側転エルボーを放ったが、後ろに下がられて自爆。すかさず猪木が魔性のスリーパーで捕獲。そのままフォールされて3カウント。敗れはしたが、猪木を相手に自分の世界を展開したことで、強烈な印象を残した。
9月23日 新日本プロレス 横浜アリーナ
× 蝶野正洋 腕決めエビ固め
蝶野は場外にムタを投げ落とし、エプロンからショルダータックルを狙うが、ムタにかわされ自爆。ムタは木槌をシューズに隠す。リングに戻り、蝶野がコブラツイスト。ムタがシューズから木槌を取りだし、突きさして奪取。木槌の柄の部分で額を突きたてつづけ、蝶野が流血。さらにムタは木槌を突きたて続ける。ムタは場外に投げ落としてイス攻撃。リングに戻ったムタは、コーナーにもたれる蝶野に対し、コーナーに上がって噛みつき攻撃。蝶野もコーナートップからのフライングショルダーで反撃。ムタの股間にヒザを落とす。ムタは場外に降りる。蝶野のSTFはムタがロープブレイク。蝶野はストンピングから足を取りにいくが、ムタが毒霧。ムタはリングにイスを投げ入れるが、それを奪った蝶野がリング上でイス攻撃。イスを投げ捨てたところをムタが毒霧。ムタはイスを踏み台にしてのフェイスクラッシャー。さらにムーンサルトプレスを完璧に決めるがカウント2。ムタは場外から机を上げて、蝶野を机の上に載せてからムーンサルトプレスを放つが、かわされて机に自爆。蝶野はケンカキックを後頭部に決めてから、腕をクラッチさせてのエビ固めをかけてカウント3。
9月26日 新日本プロレス 神戸ワールド記念ホール
○ 木戸修 9分58秒 ムーンサルトプレス
獣神サンダーライガー戦が予定されていたが、ライガーのケガのため木戸修戦に変更された。ゴング後、ムタは頭上に毒霧。序盤は腕の取り合いなどの静かな展開。木戸のグラウンドをロープエスケープした後、場外を徘徊。リングに戻り、木戸のヘッドロックをロープに振って、タックルは木戸の勝ち。木戸がロープに飛んだところをドロップキックで反撃。グラウンドで首を決めてからムタがフラッシングエルボー。カウントは1。腕を決めてから、顔面かきむしり。木戸を場外へ落とす。鉄柵に振って、ローリングエルボー。セコンドの2人の若手を木戸めがけて投げつけ、セコンドのTシャツを脱がせて木戸の首を絞める。セコンドともめているところを木戸が背後から走りこんでのエルボー。さらに鉄柵に投げつける。木戸はムタをリングに戻し、ロープに振ってのエルボー。さらにネックブリーカードロップ。そして勢いよくトップロープに上がってのニードロップ。ストンピングからバックを取ったところをムタは急所蹴り。そしてローリングエルボーからフェイスクラッシャー。バックブリーカーを放つ瞬間に体を入れ替え、木戸がわき固め。ムタはなんとかロープエスケープ。ストンピングからわき固めを狙ったところを毒霧。場外に降りてセコンドの若手と乱闘。リングに戻り、不用意に頭をつかんで立たせたところをわき固め。ロープブレイクになっても木戸はわき固めを離さない。木戸がパンチを放ったところを毒霧。最後はバックブリーカーからムーンサルトプレスで勝利。
1995年
2月8日 新日本プロレス 仙台市体育館
○ エル・ヒガンテ 8分7秒 ムーンサルトプレス
2メートル33センチのヒガンテと対戦。ゴング後、ムタは頭上で毒霧。巨大な手で2度倒された後、ムタは場外徘徊。ムタはバックを取るが、そのままコーナーに押される。ムタは背後からローキック、さらにローリングソバっト、パンチでよろめかせ、コーナーでキックの連打。トップロープに登り、コーナーにもたれるヒガンテの額に噛みつき。コーナーにもたれたままのヒガンテにローリングエルボー。ヒガンテもキックで反撃。巨大な手を振り下ろし、強烈な逆水平チョップ。ムタを場外へ落とし、鉄柵に投げる。エプロンに上がったところをムタの頭をクロー攻撃。クローしたままリングに引きずりこむ。ロープに振って強烈な逆水平チョップ。ロープに振って、クロー攻撃を狙うがムタがかわして毒霧。しかし毒霧が顔に届かず腹に命中。ヒガンテはムタを場外へ落とす。ムタはリング下に隠れる。リング下からイスを持って現れ、背中にイス攻撃。リング上でもイス攻撃。コーナーに登ってイスをふり落とそうとするが、ギガンテが足を出して撃退。ギガンテがイスを振りあげるが、ドロップキックで撃退。イスの上に立って、毒霧。今度は顔面にクリーンヒット。最後はムーンサルトプレスで圧勝した。
5月21日 WCW フロリダ州セントピータースバーグ ベイフロント・センター
○ ポール・オンドーフ 14分11秒 ムーンサルトプレス
当時は武藤がタイトルを持っていたため、非公認のIWGPヘビー級のタイトルマッチ。大太鼓のパフォーマンスをBGMに、ベルトを肩にかけたムタが登場。ロックアップから腕を取り合い、オンドーフが足を挟んでムタを倒してからヘッドロックに捕らえようとするが、ムタがすばやくバックに回って腕を固めたため、オンドーフはロープエスケープ。首をかき切るポーズを見せるが、オンドーフもお尻を叩いてバカにする。ロックアップからオンドーフが腕を取るが、ムタはすばやい動きで脱出。ロックアップからムタがヘッドロック、オンドーフがロープに振って、体当たりはムタが勝ち、ロープに飛んでの攻防からムタがローリングソバット。オンドーフは場外転落。ロックアップし、ムタがヘッドロックから首投げ。体を入れ替えてオンドーフが背後から腕を取る。腕をとられながらもムタは立ち上がるが、オンドーフはパンチやラリアットでダウンさせ、エルボードロップを放つがムタにかわされ自爆。立ち上がったムタはドロップキック。首投げからフラッシングエルボー。さらに首投げからスリーパーホールド。オンドーフは立ち上がり、ムタの腕を取ってダウンさせるが、ムタもヘッドシザース。両足で首を絞めつける。オンドーフはなんとか脱出するが、ムタはヘッドロック。オンドーフは強烈なバックドロップ。オンドーフはストンピングからムタを場外に落とす。場外に降りたオンドーフはテレビカメラのコードでチョーク攻撃。ムタをエプロンに上げて、リング内へブレーンバスター。ダウンしたムタにエルボードロップ。ムタの背中にヒザを当て、背後からムタの首をロックして絞めつける。なんとかムタは脱出。ロープに振ってのドロップキックはオンドーフがロープにしがみついたため自爆。エルボーを落としてフロントスリーパー。ムタは持ち上げてマンハッタンドロップ。ムタはロープに振ってのラリアット。さらにセカンドロープからエルボードロップ。オンドーフはエルボースマッシュから無理やりムタの顔面をマットに叩きつけて、首投げからのフィストドロップ。カウント1。オンドーフはパイルドライバーを決めようとするが、ムタがこらえて、逆にリバーススープレックス。ムタはチョップ攻撃からローリングソバット。コーナーに振ってローリングエルボー。そしてフェイスクラッシャー。カウント2。ロープに飛んで、タックルをすると、オンドーフは力なく倒れる。最後はバックブリーカーからムーンサルトプレスを決めて勝利。
1996年
4月29日 新日本プロレス 東京ドーム
○ ハクシー(新崎人生) 19分44秒 ムーンサルトプレス
ムタが11か月ぶりの復活。試合前、ハクシーがムタの名を書いた卒塔婆を見せた。ムタは毒霧を吐いて首をかき切るポーズで威嚇。ハクシ―はコーナーに卒塔婆を結びつける。ゴング後は静かな立ち上がり。ムタが突然毒霧を吐いてストンピングの連打からローリングエルボー。ローリングソバットでハクシーを場外に落とす。エプロンに上がったハクシーは拝み渡り。チョップを落とし、ムタがダウン。場内大歓声。ハクシーはコーナーに上がり、胴着のヒモでムタの首を絞めるなど攻勢を続けたが、ムタが反撃。ハクシーの動きが止まる。ムタがロープに飛んで体をぶち当てると、エプロンのハクシーは鉄柵の外までふっ飛ばされた。ムタが机の上でパイルドライバー。机はまっぷたつ。ムタがコーナーに立てられた卒塔婆を折る。卒塔婆で攻撃し、ハクシーは流血。リングに戻り、ムタはフラッシングエルボー。ムタはハクシーの道着からヒモを取り、首を絞め、そのまま場外に投げる。ハクシーは首つり状態。ムタのストンピングでハクシーは場外転落。ムタは卒塔婆を手に持ち場外へ。ハクシーの額から血を指につけ、卒塔婆に「死」と書く。リングに戻り、ムタのブレーンバスターをかわしたハクシーは地獄突き、バックドロップで反撃。さらにロープに振ってのドロップキックは、ムタがロープをつかんで止まったため自爆。ダウンしたハクシーにムタがキック2連発、地獄突き。フラフラのハクシーにバックドロップ。カウント2。ムタはバックドロップを放つが、ハクシーが体を入れ替えボディプレス。カウント1。ハクシーはトラースキック、ボディスラム。ハクシーのトップロープからのダイビングヘッドバットは自爆。ムタはローリングエルボー、フェイスクラッシャー、バックブリーカー、ムーンサルトプレス。これはハクシーがよけたが、宙返りしたムタも両足で着地し、ローリングソバット。ムタはハクシーをコーナートップに上げて、額に噛みついてからのフランケンシュタイナー。カウント2。ハクシーは場外転落。場外戦でも圧倒したムタはハクシーをリングに上げる。ハクシーはソバット2連発で反撃。ムタは毒霧を吐いたがハクシーはこれをよけて地獄突き。ムタを場外にたたき落とす。布をムタの顔に巻きつけて絞めあげ、イス攻撃。リングに上がったハクシーは、側転してからのノータッチケブラーダ。場内どよめく。リングに上がったムタめがけてトップロープからダイビングショルダー。さらに合掌してのダイビングヘッドバットが完璧に決まるがカウント2。フィニッシュの念仏パワーボムで抱えあげたとたんにムタの毒霧。トップロープから手刀を落とし、ダウンしたハクシーにムーンサルトプレスで勝利。
10月11日 WAR 大阪大会
× 天龍源一郎 17分19秒 パワーボム
入場してきた天龍は、リング上でもらった花束をムタに投げつける。ゴングが鳴り、ムタは頭上で毒霧。にらみ合いが続き、さらにムタは頭上に毒霧。ムタは場外に降りる。リングに戻り、天龍はロープに降ってのラリアットを狙うが、ムタにかわされ、ローリングソバットをくらってしまう。さらに顔面にドロップキックを受けて場外転落。イス攻撃から通路を全力疾走してのラリアットを見せるが、天龍もラリアットで受けとめ、倒れたムタを鉄柱にぶつける。リングに戻って天龍がブレーンバスター。ムタは場外に降りて徘徊。リングの下に置いてあった瓶の水を飲み、鉄柱でたたき割る。リングに戻り、瓶の破片を天龍の額につき刺す。リングに上がったセコンドを蹴散らし、瓶の破片でレフリーを威嚇する。天龍は流血。ムタは首投げからフラッシングエルボー。エルボードロップを額に落とし、天龍を場外へ落とす。ムタは机の上でパイルドライバー。マイクスタンドのような鉄の棒で殴りつける。リングに上って凶器で額を13回も殴り続ける。リング上に投げ捨て、レフリーに凶器を指差されて自分はやってないとばかりに首を横にプルプル振る。天龍のバックドロップはすぐさま立ち上がり、またもやバックドロップを受けるがすぐに立ち上がり、ムタが逆水平チョップ。天龍ダウン。天龍は逆水平チョップ3連発からロープに振ってのラリアット。強烈な逆水平チョップを3発浴びせ、ボディスラムからトップロープに上がってのエルボードロップ。カウント2。グーパンチを3連発。ムタは場外転落。ムタにイス攻撃。イスや机をリングに放り投げ、リングに戻ってイスを振りかざしたところを毒霧。ムタはイスを思いっきり天龍の脳天にたたきつける。リング上の机をコーナーに立てかけ、天龍を机に振ると、ローリングエルボー。ムタはレフリーを突き飛ばす。さらに天龍を机にたたきつける。天龍のグーパンチは防がれて、逆にチョップをくらう。さらにムタは両手で首を絞める。リング中央に机の脚を立たせて置いて、天龍を載せてムーンサルトプレス。机を天龍の頭に叩きつけ、リングサイドのセコンドを蹴ってから場外に降りての鉄柱攻撃。セコンドのシャツを脱がせてリングに上がり、天龍の額から血を取り、Tシャツに指で文字を書く。バックブリーカーからトップロープに上がったムタをつかんで、天龍はパワーボム。カウント2。延髄斬りからパワーボムを放つがカウント中に毒霧をモロに浴びる。ムタは場外エスケープ。リングに上がったムタは、毒霧を吐こうとするが、天龍が両手で口をふさいで阻止。天龍は後頭部へのラリアットから正面でのラリアット。カウント2。ムタはスモールパッケージホールド。カウント2。最後は天龍のパワーボムで勝利。試合には負けたムタだったが、試合時間のほとんどを攻め続け、やりたい放題の試合運びで、敵地WARで強烈な印象を残した。
10月20日 新日本プロレス 神戸ワールド記念ホール
○ 獣神サンダーライガー 17分35秒 ムーンサルトプレス
ゴング後、ムタはコーナーにもたれて毒霧。ライガーコールを受けて、ムタは場外へ。リングに戻ってきてから静かな攻防を続けた後、ライガーのドロップキックを受けて、ムタが場外へ。ムタのフラッシングエルボーを受けて、ライガーが場外。ライガーが浴びせ蹴りからムタが場外へ。リングでライガーのバックドロップ。ムタはすぐに立ち上がり、手刀を落とす。ライガーを場外へ落とし、机の上でパイルドライバー。ヒモで首を絞め、イスでたたきつける。リングに戻ったライガーはパイルドライバー。しかし、先に立ち上がったムタはライガーを場外へ落とし、花道でブレーンバスターをしてから花道を全速力で走ってラリアット。リングに戻り、ムタはバックドロップ。ローリングエルボーは、かわされて、浴びせ蹴りをくらってしまう。ライガーはトップロープからドロップキック。そして場外に逃げたムタへプランチャ。リングの下に逃げたムタを追い、ライガーもリング下に入る。ムタが先にリング下から出てきて、ホウキでライガーを攻撃。ムタはライガーのマスクに手をかけ、マスクをズタズタに引き裂く。マスクの下の素顔は真っ白にペイントされていた。ムタのイス攻撃を毒霧を吐いて撃退。さらに、自らコスチュームを破くと上半身にもペイント。場外戦でライガーが圧倒。トップロープから飛び降り、場外のムタにイスを叩きつける。ライガーはリング上に机を持ち上げ、コーナーにたてかけて、ムタをたたきつける。ライガーの凶器攻撃をムタがかわし、毒霧。コーナーの机にもたれたライガーへローリングエルボー。フェイスクラッシャー、ムーンサルトプレスで勝利。
12月10日 新日本プロレス 大阪
健介対小島戦の試合後に乱入し、健介をムーンサルトプレスで急襲。ドームでの化身対決へ向けて遺恨を深める。
1997年
1月4日 新日本プロレス 東京ドーム
× パワー・ウォリアー(佐々木健介) 16分9秒 机の上へのノーザンライトボム
ゴング後、頭上に赤い毒霧。ロックアップから、パワーがコーナーに押しこむ。ムタはバックを取るが、こう着状態になりいったん離れると、頭上に毒霧。ロックアップからパワーがヘッドロック。ムタがロープに振るが、パワーが体当たりで倒す。ムタはチョップやキックでコーナーにつめて、対角線のコーナーに振るが、パワーがラリアット。さらにボディリストから投げ落とす。ムタは場外にエスケープ。ムタはリングに戻り、ロープに振ってのラリアットをかわし、ローリングソバット。さらにブレーンバスター。カウント1。ムタは場外へ。リングに戻ってパワーをロープに振ると、ジャンプしたところをパワーにつかまれて投げ捨てられる。ムタはまたもや場外へ。リングに戻るとムタはパワーを場外へ落とす。ムタは机の上でのパイルドライバー。ダウンしたパワーの上に、机やイスを積み重ねる。パワーはイスを飛ばしてすごい勢いで立ち上がる。パワーは鉄柱攻撃の後、机の上でムタを持ち上げてから叩きつける。パワーはリングに戻ると、ヘッドロックからロープに振ってのドロップキックを狙うが、ムタがロープをつかんでこらえたため、自爆。ムタはフラッシングエルボー。パワーを場外の花道に投げ飛ばす。フェイスクラッシャーから、花道を疾走してのラリアット。リングに戻るとローリングエルボーを放つが、直前でパワーにつかまれてしまう。そのままバックを取られて投げられようとするところをムタはなんとかこらえてエルボーとローリングソバットで反撃。ムタはトップロープに登るが、パワーがセカンドロープに登ってリフトアップして場外にムタを落とす。リングにイスを投げ入れる。パワーが場外に降りるが、ムタは鉄柵へ投げる。リングに戻ったムタは、イスでパワーを叩きつけるが、パワーは微動だにしない。パワーは至近距離からのラリアット。パワーはイスを振りかざしたところを、ムタが毒霧。しかし、パワーはイスで毒霧を防御してからムタの脳天にイスを振り落す。ムタは場外エスケープ。ムタが場外からトップロープに上がって手刀を落とすが、パワーは逆に落ちてくるムタの腹にパンチ。ロープに振って、パワーがパワースラム。さらにラリアット。さらにパワーはパワーボムを放つが、フォールを取るところでムタが毒霧。ムタはトップロープに上がって手刀を落としてから、ムーンサルトプレス。カウント2。ムタは場外へ降りて、机をリングにあげて、コーナーに立てかける。コーナーの机に向かってパワーを振ってから、ローリングエルボー。ムタは机の脚をたたんでリング中央に置く。パワーをトップロープに上げてから、雪崩式のフランケンシュタイナー。パワーは机の上に叩きつけられる。ムタはバックブリーカーでパワーを机の上に倒してムーンサルトプレスを放つが、パワーがかわしたため机の上に自爆。パワーはラリアットを決めてから、机の上へのノーザンライトボム。3カウントが入ってパワーが勝利した。
2月16日 新日本プロレス 両国国技館
○ 越中詩郎 12分43秒 ムーンサルトプレス
越中の4か月ぶりの復帰戦。ムタは衣装を着ないで入場。リングに入るといきなり越中にドロップキック。セコンドの斎藤から旗を奪い取り、平成維新軍の旗を振り回し、マットに置いて、毒霧。旗をたたき折る。ゴング後、越中がドラゴンスクリュー。ロープに振ってヒップアタック。ムタの足を取るが、ムタは延髄斬りで反撃。越中の足を攻めるが、ヒップアタックで反撃され、場外へ。場外を徘徊。リングに戻って、越中のレッグシザースをロープブレイクした後、またもや場外へ。ゴングを鳴らす木槌を手に取るが、紐で結ばれていたため机に置く。ロープを使ったトンボ返りでリングに入り、ローリングソバットから首投げをして、フラッシングエルボー。越中を場外へ落とす。ムタが机の上でパイルドライバー。本部席にかぶせていた白い布を越中の首に巻きつける。リングに戻り、越中は雪崩式のブレーンバスターで反撃。ムタは越中を場外へ落とす。鉄柵に投げ、ローリングエルボー。リングに戻り、ムタがバックドロップ。ムタのブレーンバスターは体を入れ替え着地され、逆に越中がドラゴンスープレックス。ヒップアタックを決めて、トップロープからのドロップキック。さらにジャーマンスープレックスを決めるが、ムタはすぐに立ちあがり、毒霧。ローリングエルボー。さらにムーンサルトプレスを放つがカウント2。ムタは場外から机をリングに放り投げ、コーナーに立てかける。越中を机に振るが、逆に越中が振りかえし、ムタが机に激突。越中がグランドコブラで押えこむがカウント2。机をリング中央に置いてパワーボムでたたきつけようとしたが、ムタがウラカンラナで切り返し、逆に越中が机にぶつかる。越中が机の上に大の字。さらにムタは、越中をトップロープからのフランケンシュタイナーで机に叩きつける。最後はムーンサルトプレスを決めて圧勝した。試合後、NWOのTシャツを突きつける蝶野に対し、無言で控室に引きあげた。
3月20日 新日本プロレス 愛知県体育館
武藤として5対5のイリミネーションマッチに出場し、最初にフォール負けして退場。ムタとして試合中に乱入し、蝶野と橋本に毒霧を噴射。試合後に蝶野はムタに一騎打ちを要求。
4月12日 新日本プロレス 東京ドーム
○ 蝶野正洋 14分9秒 ムーンサルトプレス
蝶野が急所攻撃で倒れる間、ムタが場外から机を投げ入れる。机をコーナーに立てかけて、蝶野を机のあるコーナーに振ってローリングエルボーを狙うが、蝶野がかわして机に自爆。蝶野は毒霧をしゃがんでかわし、コブシを急所にカチ上げてからケンカキック。カウント2。蝶野がレフリーと机の取り合いをしている背後から、ムタがトップロープからミサイルキック。最後はバックブリーカーからムーンサルトプレスを決めて勝利。試合後、頭上に毒霧を吐いてから。自ら蝶野に右手を差し伸べ、握手を交わすも「I can't believe nobody(誰も信じられない)」とコメント。
5月26日 WCW ナッシュビル
△ 蝶野正洋 無効試合
試合後、NWO入りを宣言。
6月
初のシリーズ全戦出場。地方大会で「ムタ初見参」。
6月22日 新日本プロレス 後楽園ホール
○ 蝶野、nWoスティングと組んで橋本、中西学小島聡組 5分43秒 トップロープからの手刀
nWoに入ってからのムタの初試合。黒いペイントに白い文字でnWoと書かれていた。セコンドへ毒霧を吐く。nWo軍の乱入などで試合を優位に進め、蝶野のケンカキックからムタがトップロープからの手刀で小島に勝利。
6月23日 新日本プロレス 久喜市総合体育館
○ 蝶野、天山と組んで 橋本、平田、安田組 8分5秒 体固め
6月24日 新日本プロレス 長野エムウェーブ
○ 蝶野、天山と組んで藤波、佐々木、飯塚組と対戦。 8分41秒 バット攻撃
ゴング前からnWo軍が奇襲。藤波らをリングに落とし、蝶野がマイクで挑発。連携技や細かいカットプレーで優位に進め、ムタは飯塚にローリングエルボー、フェイスクラッシャー。すかさず天山がダイビングヘッドバット。藤波が奮戦するが、ムタがバットで攻撃して動きを止める。最後はムタがトップロープから飯塚をバットで突き倒し、カウント3。
6月25日 新日本プロレス 石川県産業展示館3号館
○ 蝶野、nWoスティングと組んで 橋本、佐々木、平田組 10分59秒 ケンカキック
ゴング前からnWo軍が奇襲。ムタは平田の首を帯で絞める。nWo軍がチームワークで優位にたつ。トップロープから平田をバットで突き倒してから、蝶野のケンカキックでカウント3。
6月28日 新日本プロレス 宮城・古川体育館
× nWoスティング、天山と組んで 橋本、中西、小島組 11分6秒 片エビ固め
6月29日 新日本プロレス 岩手・釜石市新日鉄小川体育館
○ 天山と組んで 飯塚、安田組 9分46秒 体固め
6月30日 新日本プロレス 岩手・盛岡市県営体育館
○ nWoスティング、天山と組んで 橋本、佐々木健介、飯塚組 13分33秒 健介に毒霧からのフェイスクラッシャー
7月1日 新日本プロレス 青森・八戸市民体育館
○ nWoスティング、ヒロ斎藤と組んで 橋本、平田、安田組 12分9秒 片エビ固め
7月2日 新日本プロレス 青森・青森市民体育館
○ nWoスティング、天山と組んで 藤波、中西、小島組 13分22秒 体固め
7月4日 新日本プロレス 北海道・函館市民体育館
○ 蝶野、nWoスティング、ウォールストリート、天山と組んで 橋本、佐々木、中西、小島、安田組 13分45秒 毒霧からのフェイスクラッシャー
7月5日 新日本プロレス 北海道・岩見沢スポーツセンター
○ 蝶野、ウォールストリート、天山と組んで 藤波、橋本、平田、飯塚組 11分4秒 片エビ固め
7月6日 新日本プロレス 札幌真駒内アイスアリーナ
× 蝶野と組んで 長州、橋本組 12分38秒 ラリアット
序盤でムタが頭上に毒霧。蝶野に対し、長州が強烈なバックドロップ。長州は橋本にタッチ。ロックアップから橋本が押しこんでブレイク。チョップで蝶野がダウン。蝶野がムタにタッチ。ムタはフラッシングエルボーを決めて、ヒモで首を絞める。さらにヘッドシザースでレフリーからヒモを隠す。長州がイスを手にリングに入り、止めに入ったレフリーを場外へ落とす。イスを手に長州はリングに入るが、バット攻撃をしていたムタはエプロンに引き下がる。橋本は長州にタッチ。ムタは長州をロープに振ってショルダースルー。ムタが蝶野にタッチ。蝶野と長州がストンピング合戦。ムタが背後からヒモで長州の首を絞める。橋本がムタのカットに入る。橋本が制止するレフリーを蹴り飛ばす。蝶野が長州の股間にヒザを落としてからSTF。長州はなんとかロープエスケープ。蝶野が長州をロープに振って、足をかけて倒してから、ムタがフラッシングエルボー。すかさずSTFを決める。長州がロープエスケープ。蝶野がケンカキック3連発。カウント1。蝶野がケンカキックを放つが、長州はリキラリアット。それぞれがタッチして橋本とムタがリングに。ムタがローリングエルボーからフェイスクラッシャー。橋本はムタの足首に水面蹴りを打って反撃し、強烈なミドルキック3連発からDDT。カウント2で蝶野がカット。ムタは蝶野にタッチ。蝶野はケンカキック2連発。さらにケンカキックを放とうとしたところに橋本は袈裟斬りチョップ。さらにツバメ返しのチョップを顔面に放ってDDT。カウント2でムタがカット。橋本が長州にタッチ。長州が蝶野に雪崩式のブレーンバスター。さらに長州はSTF。これはムタがカット。橋本がミドルキックでムタを場外に落とす。長州がサソリ固めを狙うが、ムタが背後からバットで殴る。橋本にもバット攻撃でダウンさせ、蝶野が長州を羽交い絞めにして、ムタがトップロープからバットを振り落す。しかし長州がかわしたため蝶野に誤爆。長州はムタを場外に投げ落として、蝶野にリキラリアット2連発を決めてカウント3。試合後、「おれをバットで殴れ」と背中を向けたムタに対し、蝶野はメンバー全員に止められながらも殴ろうとするが、最後は背後からムタにバットを渡し、nWoのメンバー全員でポーズ。悪の結束をアピールした。
7月21日 WCW
ムタはドロップキックを2発決めたがジャイアントはダウンせず。喉をつかまれたところに緑の毒霧を吐いて反則負け。
7月28日 WCW
× ザ・ジャイアント チョークスラム
ムタが背後に回り左手首を固めていく。ジャイアントが力任せに倒す。ムタのハイキックは空振り。キック、顔面かきむしり。コーナーに押しこんでタックル。逆水平チョップ。ジャイアントがコーナーに押しつけ、胸板に強烈なチョップ。ムタが場外に逃げて様子をうかがう。リングに戻るとジャイアントがキック、背中へ拳を振りおろし、コーナーに押しつけて肩のあたりへチョップを2発。ムタは場外に退避。リングに戻り、ムタが足をつかむが、ジャイアントは背中へパンチ。ムタがジャイアントの顔面をかきむしり、キックしてからロープに飛ぶが、返ってきたところをジャイアントがビッグブーツ。ムタが場外に逃げてリングの下に隠れる。ムタがリングに戻り、背後からドロップキック。正面からもドロップキック。ジャイアントがロープに振って、返ってきたところでパンチするが、ムタがかわして左膝への低空ドロップキック。ジャイアントがダウン。立ちあがろうとするジャイアントに左膝裏へのキックを2発。立ちあがってきたところに低空ドロップ。ダウンした相手にブラッシングエルボー。体固めでカウント2。フォールを返された勢いでムタが吹っ飛んでダウン。ムタがトップロープからダイブして手刀を脳天に振り落とし、さらにトップロープに登って胸板へのドロップキック。しかしジャイアントはダウンせず。さらにトップロープに登って手刀を下ろそうとしたが、かわされて喉をつかまれてしまう。ムタは緑の毒霧を吐いたがジャイアントは腕で顔を覆って完全防御。そのままチョークスラムをくらってムタはフォール負け。
8月1日 新日本プロレス 両国国技館
○ 中西学 10分25秒 雪崩式フランケンシュタイナー
ムタとしてG1に初参戦。G1の1回戦。中西のかかげる腕が高すぎたため組み合うのを拒否したムタは、ロックアップからの首投げでヘッドロック。中西はロープに振って体当たりは互角。ムタがロープに飛んだところを中西がラリアットを狙うが、これをかわしたムタがローリングソバット。中西は勢いよく場外に投げ落とされるが、ムタがリングを降りた瞬間にすぐにリングに戻る。ムタはリングを徘徊。リング下に入りこんでから客席を威嚇。中西を場外にある階段の手すりにたたきつけてからリングに戻り、フラッシングエルボー。中西は、ロープに飛んだムタを水車落としのような形でたたきつけ、首を固めてからグルグル回して落とし、ギロチンドロップ。アルゼンチンバックブリーカーを狙うがムタはエルボーを落としてカット。ムタはローリングエルボーからフェイスクラッシャー。ムタはコーナーに上るが、中西が雪崩式の水車落とし。中西はラリアットからバックを取ってジャーマンスープレックス。カウント2。ロープに飛んだ中西を正面で受けとめて、背後のロープに落とす。中西は場外に落ちる。ムタはゴングで打ちつけ、鉄柵に投げる。さらにリング設営のための金具を後頭部へ打ちつける。金具をシューズに隠してからリングに戻り、トップロープからニードロップを落とそうとするが、中西がこれをかわして水車落とし。さらに垂直落下のフロントスープレックス。危険な角度で落ちたムタに対して、アルゼンチンバックブリーカー。セコンドの天山をレフリーが制止している間に、ムタがシューズから金具を取り出し、顔面に何度も打ちつけて脱出。トップロープにかつぎ上げ、自らもトップロープに上がったムタは、上から毒霧。すかさず雪崩式フランケンシュタイナーをキレイに決めてカウント3。
8月2日 新日本プロレス 両国国技館
× スコット・ノートン 6分31秒 パワースラム
G1の2回戦。ムタは雪崩式のフランケンシュタイナーで豪快にノートンをたたきつけた。。ノートンのロープに振ってのラリアットをかわし、さらにダイビングショルダーをかわして、ノートンはハデに場外転落。場外のノートンへプランチャ。リングに戻り、トップロープから手刀を落とすが、ノートンは倒れずにラリアットで反撃。ロープに振ってのラリアットをムタがかわし、ノートンが振り向いたところを毒霧かと思いきや、一瞬にらみ合った後、ムタはなぜか頭上に毒霧。ノートンはラリアットからロープに返ってきたムタをパワースラムで投げてカウント3。
8月3日 新日本プロレス 両国国技館
○ スティーブ・リーガル 6分40秒 ムーンサルトプレス
まずはリーガルが腕を取りに行くがムタがロープに逃げてブレイク。リーガルがバックを取り、フルネルソンで固めるが、ムタが腕を決めようとする。リーガルも腕をとってテイクダウン。手首を決めにかかる。ムタは巴投げのような形でリーガルをダウンさせ、ロープ間際だったためブレイク。ムタは場外に降りてリング下からホウキを一度手に取るが、捨てる。手四つからの力比べ。リーガルを押しこんでいく。リーガルは倒れたまま足でムタの片腕を引き離し、足をかけてうつぶせに倒してヘッドロック。体勢を変えて首を決めにかかるが、ムタが立ち上がろうとしたため、スタンディングで腕を決めにかかる。ムタは顔面かきむしりで脱出。首投げからフラッシングエルボー。カウント2。ムタは手首を決めようとするがリーガルも引き離してヘッドロックからエルボースマッシュを1発決めて、ロープに振ってエルボーを狙うが、ムタがかわしてローリングソバット。ムタはコーナーに振ってローリングエルボー。ストンピングを続け、リーガルの首を絞め、止めに入るレフリーをつき飛ばす。ムタはロープに振ろうとするが、リーガルは腕を決めてダウンさせ、両足でムタの顔面を踏む。エルボー、張り手から、急角度の首投げ。両足でムタの腕を決めておいて、顔面にパンチの連打。ここでムタが毒霧。予想外の毒霧だったため、場内がどよめく。のたうち回るリーガルに、ムタはフェイスクラッシャー。リーガルがカウント3ぎりぎりで返す。最後はムーンサルトプレスで勝利。ムタはトリッキーな動きを減らしてじっくりとした攻めを見せた。リーガルが説得力のある動きで本領を発揮した好試合となった。
8月10日 新日本プロレス ナゴヤドーム
○ 小川直也 6分39秒 腕ひしぎ逆十字固め TKO勝利
ムタはニンジャたちを従えて花道をリングに向かう。試合前、ムタはいきなり特別レフェリーのアントニオ猪木に毒霧を浴びせ、猪木は強烈な張り手で反撃。猪木は小川をけしかけてから場外エスケープ。小川はムタをつき飛ばし、スリーパー。払い腰のような形でムタを倒し、スタンディングのフロントスリーパー。払い腰でムタを倒し、ヘッドロックで絞める。ムタはヘッドロックに決められながら、小川の胴着から黒帯を抜きとる。バックに回り、小川の首を強烈に絞めあげる。うつぶせになった小川の背中に乗り、締めあげていく。小川が立ち上がろうとしたところで、腕ひしぎ逆十字固めを狙う。小川はなんとかこらえて足を決めにかかるが、またもやムタは帯で首を絞めあげる。小川は足をかけてムタを倒し、なんとか帯から逃れる。スタンディングの状態から、ムタは背負い投げで元柔道世界王者をマットに叩きつける。グラウンドでムタはスリーパーを狙うが小川もこらえる。エプロンで両者ブレイク。小川は場外に落ちる。自らリングに戻った小川を、ムタはアームホイップで倒す。小川もキレイな払い腰で反撃。ムタは場外にエスケープ。小川のSTOからの三角締めを至近距離からの毒霧で防ぎ、急所蹴り、フラッシングエルボーから、2本の指を決めた腕ひしぎ逆十字固め。この技が完全に決まり、セコンドのタイガーキングがタオルを投げてTKO勝利。
8月31日 新日本プロレス 横浜アリーナ
× 天山、ヒロ斎藤と組んで 長州、天龍、藤波組 8分56秒 ラリアット
大会名は「FINAL POWER HALL IN YOKOHAMA」。長州の引退記念試合となった。ムタの顔面には黒地に白く「ByeBye」という文字。ゴング前にムタが頭上に毒霧。先発は天山と長州。ロックアップから長州がコーナーに押しこみブレイク。長州はヘッドロックで締める。天山がロープに振って、タックルは互角。天山がモンゴリアンチョップ2連発からヘッドバット2連発。天山がロープに飛ぶが、長州が強烈なカウンターのラリアット。さらにラリアット。首投げして藤波にタッチ。藤波が相手のコーナーに押しこんで、ムタが登場。藤波がムタの腕を取って、天龍にタッチ。ムタは場外エスケープ。リングに戻ったムタに、天龍はコーナーで強烈な逆水平チョップを打ち、コーナーに振ってのラリアット。そしてバックドロップ。ムタは強烈な角度でリングに落とされるが、すぐに立ち上がってローリングソバット。ムタはよろけながら後ずさり、ヒロにタッチ。ヒロは張り手などの打撃の連打を見せるが、天龍は逆水平チョップ2連発から至近距離でのラリアット。ヒロがダウン。天龍は自軍のコーナーポストにヒロをぶつけて長州にタッチ。長州はストンピングからブレーンバスター。首投げからヘッドロックをかけるが、ヒロはコーナーに押しこんでタックルと張り手で反撃して天山にタッチ。天山のヘッドバットを受けた長州は後ろに下がり、天龍が登場。張り手や逆水平チョップの連打で天山ダウン。天龍は後頭部をキックしてから藤波にタッチ。藤波はスリーパーホールド。天山もチョップなどで反撃するが、藤波は強烈な張り手を放つ。自軍のコーナーに天山が押しこんで、ムタが登場。ムタは藤波にフラッシングエルボー。場外に投げ落としてイス攻撃してからリングに戻し、トップロープから手刀を落とす。藤波が長州にタッチ。長州が相手コーナーに押しこむが、天山とヒロにストンピングの連打をくらう。トップロープから天山がラリアット。ヒロはセントーン2連発。カウント1。ヒロが不用意にヘッドロックに取ったところを長州がバックドロップ。藤波にタッチ。藤波はドラゴンスクリュー。リングに入ってきたムタにもドラゴンスクリュー。天山がリングに入ってきてヘッドバットやモンゴリアンチョップで反撃し、ムタがローリングエルボーからフェイスクラッシャー。ダウンした藤波に天山がダイビングヘッドバット。さらに藤波を羽交い絞めにしてムタが毒霧を吐いたが、よけられて天山に誤爆。ムタはドラゴンスクリューを受ける。リング中央の天山には長州がラリアット。天龍もリングに入り、ダウンしたままのヒロに対してパワーボム。最後は長州のラリアットがヒロに決まってカウント3。
9月11日 新日本プロレス 千葉・厚木市萩野運動公園体育館
○ 蝶野、nWoスティングと組んで 橋本、平田、安田組 14分43秒 黒バット攻撃
9月12日 新日本プロレス 宮城県スポーツセンター
× 天山、ヒロ斎藤と組んで 佐々木、山崎、平田組 11分38秒 ストラングルホールドγ
9月13日 新日本プロレス ぐんまアリーナ
○ 安田忠夫 11分7秒 トップロープからの手刀
ゴング前、毒霧を吐いたムタは安田に飛びかかり、帯でチョーク攻撃。場外に落として安田を鉄柵にたたきつけ、通路に置いてあった鉄柵を安田の肩口にぶつけ、リングの鉄柱にぶつけ、鉄の棒で凶器攻撃。リングに戻るとフラッシングエルボー。コーナーに振って飛びかかってきたところを、安田がカウンターのキックで反撃し、ブルドッキングヘッドロック。安田はDDTでたたきつけてから、ネックハンギングツリー。ムタは顔面かきむしりで脱出。ロープでチョーク攻撃し、そのまま足で安田の首を固めて、レフリーの視界からロープを隠す。安田を場外へ落し、鉄柵にたたきつけてからリングに入れる。コーナーに振ってローリングエルボー、フェイスクラッシャー。安田もキックで反撃し、突っ張りでコーナーに押しこんでから、逆コーナーに振ってボディアタック。そしてダブルアームスープレックス。さらにコブラツイストをかけるが、至近距離でムタが毒霧。トップロープから手刀。そのままピンフォール。ムタの圧勝。
9月15日 新日本プロレス 後楽園ホール
○ 蝶野、nWoスティング、天山、ヒロ斎藤と組んで 橋本、佐々木、飯塚、平田、安田組 27分46秒 STF
新日本プロレスとイリミネーション10人タッグマッチで対戦。2分21秒、蝶野が片エビ固めで平田に勝利。8分36秒、nWoスティングが片エビ固めで飯塚に勝利。11分45秒、ヒロ斎藤が片エビ固めで安田に勝利。17分、健介が片エビ固めでヒロ斎藤に勝利。19分43秒、ムタが体固めで健介に勝利。最後は27分46秒、蝶野がSTFで橋本に勝利。nWOは4人残しで圧勝した。
9月17日 新日本プロレス 大阪・舞州アリーナ
○ 天山と組んで 藤波、野上彰組 9分44秒 ムーンサルトプレス
三軍対抗トーナメントの1回戦。ゴング前にムタが藤波に攻撃して試合開始。ムタがロープに振るが体当たりで倒される。藤波はロープに飛んで、ムタが伏せてよけ、返ってきたところにムタが毒霧を吐くが、藤波はキレイにかわしてドラゴンスクリュー。ロックアップからすぐにバックを取ろうとしたムタだが、藤波が腕を取って野上にタッチ。野上もスタンディングで手首を決めにかかるが、ムタが顔面かきむしりで脱出して天山にタッチ。野上はロープに振るが、体当たりで天山に倒される。ロープに飛んだ天山めがけてドロップキックを放つが、天山は倒れずにラリアットで反撃。天山はチョップなどで圧倒。コーナーに控えているムタが、背後からヒモで野上の首を絞める。天山がムタにタッチ。野上はなんとか藤波にタッチ。ムタはロープに振ってショルダースルー。ムタは天山にタッチ。モンゴリアンチョップで藤波を倒し、カウント1。藤波もなんとか反撃して野上にタッチ。天山を羽交い絞めにして、野上がトップロープからドロップキック。ボディスラムで投げて、トップロープからのムササビプレス。カウント2。ロープに飛んだ野上を天山はカウンターで水車落とし。カウント1。ムタにタッチ。ムタがロープに振ってから足をかけて野上を倒し、天山がヘッドバット。すぐにムタがフラッシングエルボー、さらに天山が背中にヘッドバット。ムタがヒモで首を絞めてからヘッドシザース。自分の足でレフリーからヒモを隠す。レフリーに見つかってブレイク。野上の動きが止まる。ムタは天山にタッチ。ヘッドバットで攻めてからムタにタッチ。ムタは野上を場外に投げおとし、鉄柵にぶつけ、さらに鉄柵を打ちつける。場外で天山が野上にラリアット。リングに戻ってムタがブレーンバスター。カウント2。ムタが天山にタッチ。天山のラリアットをかわして、逆にラリアットを見せて、野上はようやく藤波にタッチ。藤波は雪崩式リングイン。コーナーに天山を踏みつけるが、ムタが背後からカット。コーナーに振ってローリングエルボーを放とうとした瞬間に、藤波がスリーパーで捕獲。すかさずドラゴンスリーパー。カットに入った天山の足をとらえてドラゴンスクリュー。藤波はドラゴンスクリューからムタを足四の字固め。カットに入った野上も天山を足四の字固めに決める。勢いよく締めつける藤波の顔面にムタが毒霧。野上をキックでカットしてから2人がかりのパワーボムでたたきつけ、完全KO。最後は藤波に対して天山のダイビングヘッドバットからムタのムーンサルトプレスが決まって勝利。
9月18日 新日本プロレス 徳山市総合スポーツセンター
○ 天山と組んで 木戸、平田組 11分17秒 体固め
三軍対抗トーナメントの準決勝。
9月19日 新日本プロレス 岡山県体育館
○ 蝶野、nWoスティングと組んで藤波、木村健悟、野上組 10分23秒 トップロープからのラリアット
ムタは藤波にフラッシングエルボー。ヒモで藤波の首を絞める。場外戦で蝶野が野上にイス攻撃。ムタがテレビカメラを担いで、蝶野を映す。nWoスティングが野上をコーナーでボディーアタック、蝶野がケンカキックからSTF。木村がカットに入るが、蝶野とムタが野上にダブルのクローズライン。ムタは野上を羽交い絞めにして蝶野がケンカキックを放つが、野上がよけてムタに誤爆。代わった藤波が蝶野にドラゴンスリーパー、カットに入ったムタにもドラゴンスクリュー。さらに蝶野のケンカキックをつかんでのドラゴンスクリュー。代わった木村はnWoスティングにレッグラリアット2連発。野上がトップロープからドロップキック。蝶野は野上を場外に落とし、バットで殴る。nWoスティングは木村をコーナーでのボディアタックから、サソリ固め。藤波がカットに入るがムタが場外に落とす。nWoスティングが木村を羽交い絞めにしてムタがトップロープから手刀を落とすが、木村がよけたためにnWoスティングに誤爆。ムタは木村にローリングエルボーからフェイスクラッシャー。ムタに対し、蝶野が怒号。ムタは場外に降りる。最後は蝶野が木村を羽交い絞めにして、nWoスティングがトップロープからのラリアットを決めて勝利。ムタは勝ち名のりを受けず、そのまま退場。
9月20日 新日本プロレス 愛知県体育館
× 天山と組んで 佐々木健介、山崎組 15分21秒 腕ひしぎ逆十字固め
三軍対抗トーナメントの決勝戦。相手はIWGPタッグ王者。ムタは健介に対し、フラッシングエルボーからヒモを使ってのチョーク攻撃。すぐにレフリーのカウントが入ってブレイク。レフリーにヒモを渡したが、すぐに自分のタイツからヒモを取り出してチョーク攻撃。ヘッドシザースでヒモを隠して締めあげる。山崎がカットに入り、ムタが場外に投げ落とされる。すぐにリングに戻ったムタは天山にタッチ。天山はモンゴリアンチョップを連打するが、健介は倒れずにモンゴリアンチョップ3連発。天山はダウン。山崎にタッチ。健介が天山をロープに振って、山崎がミドルキック。さらに山崎は胴締めのチキンウィングフェイスロック。天山は噛ついて脱出。天山がコーナーポストをはずした金具の部分に山崎をたたきつける。ムタは山崎をリングに投げ落とし、鉄柵にたたきつけて、鉄柵を手にして打ちつけ、イス攻撃。ムタは山崎をリングに戻し、天山は山崎にヘッドバットを落とし。カウント2。天山はムタにタッチ。ムタはブレーンバスター。山崎はバックドロップを切り返して押しつぶし、ロープに飛んでフライングニールキック。山崎は健介にタッチ。健介はフェイスクラッシャー。ムタは天山にタッチ。天山のモンゴリアンチョップの連打にひるまずに、健介は逆水平チョップで反撃し、ロープに振ってパワースラム。ストラングルホールドをかけるが、ムタがカット。ローリングエルボーを放ってフェイスクラッシャー。すかさず天山がダイビングヘッドバット。カウント1。ムタが健介を羽交い絞めにして、トップロープから天山がダイビングしてのモンゴリアンチョップを放つが、健介にかわされてムタに誤爆。ムタは天山を突き押してから、リングを降りて、控え室に帰るそぶりを見せる。健介はドロップキックを放って山崎にタッチ。山崎はドラゴンスクリューを決めてバックを取るが、天山は急所蹴りで脱出してからラリアット。カウント2。天山はロープに振って水車落としでフォールに入るが健介がカット。健介をムタが場外に落として鉄柵に投げる。天山が投げっぱなしのパワーボム。カウント2。天山がダイビングヘッドバット。カウント2。とどめのダイビングヘッドバットを狙ってトップロープに上がった天山に、ムタが毒霧。天山がリングに転落。乱入した蝶野がキックでムタを場外へ落とし、リングに戻った健介がラリアットで蝶野を場外に落とす。さらに健介は天山の後頭部にラリアット。最後は山崎の腕ひしぎ逆十字固めで勝利。大混乱のまま試合終了。
9月21日 新日本プロレス 浜松市体育館
○ nWoスティングと組んで 藤波、野上組 7分59秒 nWoスティングの野上へのダイビングラリアット
9月22日 新日本プロレス 新潟市体育館
○ nWoスティングと組んで 中西、小島組 11分15秒 フェイスクラッシャー
9月23日 新日本プロレス 日本武道館
○ 蝶野と組んで 佐々木健介、山崎一夫組 17分56秒 ムーンサルトプレス
ムタの顔面はnWoのペインティングではなく、忍と炎のペインティング。蝶野のケンカキックで山崎ダウン。山崎はすかさず脇固め。蝶野はロープブレイク。バックを取った山崎に対し、蝶野が急所蹴りを狙うが、足をつかまれてテイクダウン。蝶野はロープブレイク。蝶野が健介を挑発。山崎は健介にタッチ。蝶野もムタにタッチ。ヘッドロックに固めたムタを健介はロープに投げ、体当たりは互角。ムタはロープに飛び、返ってきたところを健介はラリアットを狙うがムタがかわしてローリングソバット。しかし健介は倒れずにラリアット。ロックアップからムタは顔面をひっかき、健介を場外に投げ捨てる。ムタが場外に降りたとたん、健介がすぐにリングに上がり、エプロンに上がったムタに向かってラリアット。リングに戻ったムタは顔面へのひっかきから健介の腕をとって蝶野にタッチ。ムタに腕をとられたまま、蝶野の蹴りをくらう。蝶野はネックブリーカードロップ。カウント1。健介は蝶野の腕をとって山崎にタッチ。健介が蝶野をロープに振って、返ってきたところを山崎がミドルキック。健介と山崎が蝶野の両腕を脇固め。ムタがストンピングでカット。なおも山崎が脇固めを狙うが蝶野がこらえる。逆に蝶野が山崎の腕を固めてからムタにタッチ。ムタはフラッシングエルボー。ヒモで山崎の首を絞めてからヘッドシザースをかけて、レフリーからヒモを隠す。健介がストンピングでカットを狙うが、レフリーに制止される。レフリーにヒモを見つけられてブレイク。ムタはさらに別のヒモを手に取り、山崎の首を絞める。健介のストンピングでカット。山崎をコーナーに打ちつけてから蝶野にタッチ。蝶野のロープ際でのストンピングと踏みつけをくらって、山崎は場外に転落。場外で、ムタが山崎を鉄柵に投げ飛ばしてから、客席の傘で肩口を突き倒す。nWoスティングがバットで山崎の首を絞めて、ムタがキック。さらにムタはバットで山崎を突き倒す。リングに戻った山崎に蝶野がパイルドライバー。カウント2。蝶野がムタをリングに呼びいれ、2人でロープに振って、クローズライン。山崎は、ケンカキックを放った蝶野の足をドラゴンスクリュー。ムタにもドラゴンスクリューを決めて健介にタッチ。健介は蝶野にラリアット。ムタにもラリアット。健介は蝶野をロープに振るが、逆に蝶野がケンカキック。しかし健介はダウンせずに、ラリアット。しかし蝶野もダウンせず、向かってきたところを健介がパワースラム。ムタがキックでカット。山崎がムタを場外に投げ捨て、健介が蝶野をストラングルホールド。山崎は場外でハイキックを鉄柱に誤爆。リングに上がったムタがキックでカット。リングに戻った山崎が脇固めを狙うが、ムタは毒霧。山崎は場外転落。蝶野が健介の足を固めてから、ムタがフラッシングエルボー。健介をコーナーに振って、ムタがローリングエルボー、フェイスクラッシャー。ムタが健介を羽交い絞めにして、トップロープから蝶野がフライングショルダーを放つが、健介にかわされてムタに誤爆。ムタが蝶野の胸をどつく。右ほほのペインティングの一部をはがし、ムタは場外へ。場内は武藤コール。ムタはそのまま通路を歩き、控え室へ消える。健介は蝶野にフェイスクラッシャー。ヒロ斎藤が場外で健介の足をとって場外へ引きずり落とし、天山やnWoスティングが健介を攻撃。リングに戻った健介に蝶野がアームブリーカー。さらにアームブリーカーを狙ったところを山崎がキックの連打でカット。後頭部へのハイキックで蝶野ダウン。蝶野はタッチを求めるが、コーナーには誰もいない。蝶野はバットを取って山崎を突き倒し、ラリアットを狙ってきた健介の腕をバットで殴る。ヒロ斎藤がリングに上がって健介にセントーン、トップロープから天山がダイビングヘッドバット。蝶野が健介にSTF。股間にヒザを落としてから、さらにSTF。そこへオレンジタイツの武藤が登場。場内騒然。リング上で蝶野と武藤が対峙。武藤は腕につけていたnWoのリストバンドをはずしてリングに叩きつける。蝶野に向かってくるかと思いきや、振り返って健介にドロップキック。さらにコーナーに振ってローリングエルボー。さらに健介を振って、蝶野がケンカキック。いったんコーナーに戻ったが、蝶野にタッチされて武藤がリングイン。バックブリーカーからムーンサルトプレスを決めて勝利。試合後、武藤が客のnWoTシャツを脱がせ、そのTシャツを着てからコーナーに上ってアピール。武藤もnWoに加入。その後は、ムタではなく武藤としてnWoのメンバーになる。
1998年
4月4日の試合を最後に、武藤は左ヒザ手術のため長期欠場。7月14日に復帰。
8月8日 新日本プロレス 大阪ドーム
○ ザ・グレート・カブキと組んで 後藤達俊小原道由組 10分33秒 カブキのラリアット
カブキの引退記念試合。最初で最後の親子タッグを結成。ムタは、顔に大きく『SON(息子)』アゴのところに『Good-bye daddy』という父・カブキへのメッセージを込めたペイントで登場。コールの後、ダブルでキレイな毒霧を見せる。ゴング前に後藤、小原が先制攻撃。カブキを場外に投げ捨て、ムタをロープに振ってダブルのショルダータックル。小原がムタをブレーンバスター。ムタは場外エスケープ。リングに戻ったムタは小原の腕をとってカブキにタッチ。ムタがボディスラムで投げて、カブキがセカンドロープからフィストドロップ。カブキのアッパーカット2連発に小原ダウン。小原はカブキの顔をつかんで、後藤にタッチ。後藤はカブキの顔をかきむしる。後藤はヘッドバットの連打。カブキもアッパーカット。カブキはコーナーに押しこんでムタにタッチ。後藤はムタを花道に投げて、パイルドライバー、花道を走ってのラリアット(タックル?)。後藤がリングに投げ入れ、ロープに振ってのラリアットを狙うがムタがかわしてローリングソバット。ムタは花道に後藤を投げて、フェイスクラッシャーから花道全力疾走のラリアット。カブキにタッチ。カブキの頭をつかんで小原にタッチ。カブキをダブルのヘッドバット。小原がのど輪落とし。股間へヘッドバットを落とす。カウント2。後藤にタッチ。後藤はラリアット。カウント2。カブキはタッチを求めようとするが、後藤はコーナーにカブキの頭を叩きつけてから小原にタッチ。小原はヘッドバット連打。カブキはアッパーカット。すかさず小原は地獄突き。カブキダウン。コーナーに振って向かってきたところをカブキがトラースキック。ムタにタッチ。ムタはローリングエルボー、フェイスクラッシャー。ドラゴンスクリューで小原は場外にエスケープ。ムタがそれを追い、机の上で小原をパイルドライバー。リングに上がって、ムタはトップロープから手刀を落とそうとするが、小原はかわしてのど輪落とし。後藤にタッチ。カブキにタッチ。後藤はカブキにラリアット2連発。2人でカブキロープに振って、持ち上げてからトップロープにカブキの首を落とす。後藤は必殺のバックドロップ。ムタはイスを振り落してカット。小原がムタへランニングネックブリーカードロップをかけて、拾ったイスでカブキを突き倒す。小原がパワーボムで持ち上げたところをムタが毒霧。後藤はさらにカブキに対してバックドロップ。後藤はトップロープに上って、落ちてきたところを、カブキとムタがダブルの毒霧。ムタがフェイスクラッシャー。最後はカブキが渾身のラリアットで勝利。
1999年
8月28日 新日本プロレス 神宮球場
○ グレート・ニタ(大仁田厚) 13分32秒 鎖鎌での一撃
ノーロープ有刺鉄線電流爆破バリケードマット時限装置付き電流地雷爆破ダブルヘルデスマッチ。ニタはリングに上がったと同時に鎖鎌で殴りかかる。ニタがムタを投げつけ電流爆破。ムタは入場衣装のまま有刺鉄線に激突。ニタは鎌攻撃の後、DDT。フォールはカウント1。さらに額に鎌を突き立てる。リング下の地雷に向かって投げるが、ムタはなんとかこらえる。さらに地雷に落とそうとするがムタはこらえる。鎌を振りあげたところを、ムタは毒霧。倒れたニタにもう一発毒霧。鎌を手にしたムタはエルボードロップ、キック。ムタはフラッシングエルボー。鎖鎌を振り回す。鎖でニタの首を絞める。首を絞められたニタは毒霧で脱出。鎌を振り回しながらニタはボディに鎌を突き立て、DDT。カウントは2。ニタはヘッドバット3連発。走りこんだところをムタがかわし、ニタが有刺鉄線に激突し爆破。ムタはストンピング。ニタは場外のバリケードマット付近に転がる。さらにムタはストンピングを浴びせてニタを追いつめていく。ニタは火炎攻撃。火の玉がムタの顔面に命中。ムタはダウン。ニタが時限爆破のスイッチを入れて、サイレンが鳴り響く。ニタはパワーボム。カウントは2。さらにDDTを放ち、ボディに鎌で一撃。さらに鎌で攻撃しようとしたところをムタが毒霧。ニタが自分から落ちたような感じでリングにずり落ちたところで場外の時限装置が残り0秒となり場外で大爆破。ニタはリングに上がって走りこんできたが、ムタは鎌でボディに一撃。カウントは2。ムタは火炎をだす。ニタを有刺鉄線に振って、またもやニタが電流爆破。ムタはフォールするがカウント2。最後は鎖鎌で脳天を一撃して勝利。
2000年
3月
WCWと電撃契約。
4月7日 新日本プロレス 東京ドーム
× 蝶野正洋 16分21秒 反則負け
回転する花火をバックに、「アメリカ帰り」ということで満面の笑みを浮かべる金髪女性(マネージャーのモナ)を従えて花道からリングに向かう。頭巾を取ると、黒く塗られた顔面に「WCW」の白いペイント。ムタは序盤で頭上に毒霧。フラッシングエルボーを決める。蝶野が足四の字固め。ムタもドラゴンスクリューからSTF。互いの得意技を出し、場内がどよめく。場外戦で蝶野を鉄柵に打ちつけ、観客席を威嚇してからイス攻撃してリングに戻ると、蝶野もムタをリングに落としてイス攻撃で反撃。リングに戻り、蝶野はストンピングの連打からケンカキック2連発。カウント1。蝶野のブレーンバスターもカウント1。蝶野はヘッドシザースをかけるが、ムタは脱出してSTF。蝶野はなんとか脱出。ムタは花道に投げて、フェイスクラッシャー。蝶野も花道でのブレーンバスターで反撃。リングに戻ったムタはローリングエルボー。さらに雪崩式フランケンシュタイナー。突進してくるムタにカウンターでケンカキック。蝶野はさらにケンカキックを狙うが、ムタが片足をとらえてドラゴンスクリュー。ふっ飛んだ蝶野にぶつかり、レフリーが場外転落。ムタは机をリングに上げてコーナーに立てかけ、蝶野をその前に置いてからローリングエルボーを狙うが、蝶野がかわしてムタが机に激突。蝶野はリング中央に机を置いて、机の上でパワーボム。机がまっぷたつ。蝶野が羽折り固め。決められながらもムタは、レフリーに毒霧。蝶野にも毒霧。ここでゴング。レフリーに対しての毒霧で反則負け。チーム2000のメンバーに羽交い絞めにされたムタだが、突進する蝶野に毒霧を吐いてからリング下へ。マネージャーのモナはトップロープに上がって天山にドロップキック。
5月5日 新日本プロレス 福岡ドーム
× パワー・ウォリアー 12分44秒 体固め
IWGPヘビー級王座に挑戦。ムタは松葉杖をついての入場。ゴング前に松葉杖で健介を攻撃。マネージャーの北斗晶にもストンピング。ここでゴング。北斗晶はベルトで反撃して、ノーザンライトボム。ムタは北斗に毒霧。北斗は場外転落。ここで立ちあがったパワーは雄たけびをあげてラリアット3連発。ムタは衣装のままで場外エスケープ。リングに戻って手四つの力比べはパワーが優勢。パワーは逆一本背負いで強烈にたたきつける。さらにパワーはフェイスクラッシャー。ムタも、パワーのキックをとらえてドラゴンスクリューで反撃。ムタはトップロープからドロップキックを見せるが、パワーは倒れないでラリアット。パワーはストラングルホールド。さらにラリアットからノーザンライトボム。フォールしようと近づいたところで、ムタが毒霧。ムーンサルトプレスを決めるがカウント2。すかさず指を決めた腕ひしぎ逆十字固め。パワーはロープエスケープ。場外に降りたパワーを鉄柵にぶつける。のぼりを使って背中のあたりにつき落とす。ムタはリングに戻ってローリングエルボーを狙ったが、パワーにバックを取られて投げっぱなしジャーマンをくらう。パワーはラリアット。さらにラリアットを狙ったが、かわしたムタが毒霧。しかしパワーは両腕で毒霧を完全にブロック。直後にパワーが毒霧。すかさずパワーがラリアットを放って勝利。試合後にパワーがムタを肩車して、トップロープから北斗がドロップキックを放った。この後、08年1月までムタは新日本プロレスに登場しなくなった。
7月18日 WCW
○ バンピーロ ムーンサルトプレス
ムタがバンピーロの背後からパンチ。2人のセコンドを蹴散らし、リング中央で頭上に毒霧。バンピーロのラリアットを背後からくらってダウン。さらにトップロープからのダイビング・ニールキックをくらってダウン。カウント2で返す。バンピーロがヘッドバットからトップロープからキリモミ式のボディプレスを放つが自爆。ムタが首投げからフラッシングエルボー。ムタが相手の腕を固めて痛めつける。一瞬の隙をついてバンピーロがスクールボーイ。カウント2でムタが返す。ムタがコーナーに振り、側転してエルボーを放つがよけられてコーナーに自爆。バンピーロがチョークスラム。カウント2。ニールキックをかわしたムタがドラゴンスクリュー。ムタが足4の字固めを狙うが首固めに丸めこまれてカウント2。走りこんできたバンピーロにフランケンシュタイナー。カウント2。最後はシュミット式バックブリーカーからムーンサルトプレスで勝利。
8月13日 WCW カナダ ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー パシフィック・コロシアム
○ バンピーロと組んで ブライアン・アダムスブライアン・クラーク組 9分6秒 体固め
ムタが、体固めでクラークに勝利。ムタとバンピーロの「ザ・ダーク・カーニバル」がWCW世界タッグ王座を獲得。
8月14日 WCW カナダ ブリティシュコロンビア州ケローナ スカイリーチ・パレス
× バンピーロと組んで レイ・ミステリオ・ジュニアフベントゥ・ゲレーラ組 6分15秒 体固め
「ザ・フィルシー・アニマルズ」との防衛戦。ミステリオが体固めでムタに勝利。「ザ・ダーク・カーニバル」は初防衛戦でWCW世界タッグ王座から転落した。
8月28日 WCW ニューメキシコ州ラスクルーセス パン・アメリカン・センター
△ スティング 2分35秒 無効試合
スティングの入場の途中でムタが奇襲攻撃。キックやチョップで衣装を着たスティングを攻めるが、スティングのラリアットをくらってゴロゴロと転倒。通路の鉄柵にムタを叩きつけ、さらにムタの頭をつかんで場外を徘徊しながら鉄柵に2度ぶつけ、イス攻撃。さらに鉄柵にぶつけて、パンチを放つが、ムタもローリングソバットとキックで反撃。ムタのハイキックを防いだスティングはパンチとキックでダウンさせ、入場ゲートまで戻ったために白煙が昇る。入場ゲートの上にいたバンピーロが降りてきて、スティングに竹刀攻撃。スティングはムタとバンピーロを撃退。入場ゲートを登るバンピーロを追って、スティングも入場ゲートに登る。スクリーンを破って、スティングが消える。スクリーンの奥に入って、ムタとバンピーロが攻撃。そのまま一度もリングに上がることなく無効試合で終了。スティングは衣装を着たままだった。
9月23日 WCW テキサス州ラボック ラボック・シビック・センター
× スティング
この試合を最後にムタはWCWを離れる。
2001年
12月31日
猪木祭に武藤がスキンヘッドで登場。この後、ムタはしばらく登場しなくなった。黒使無双というキャラクターで試合をした。
2002年
6月22日 IWS ニュージャージ州アトランティックシティ サンドキャッスル・スタジアム
○ バンバン・ビガロ シャイニング・ウィザード
IWSという団体の旗揚げ戦に出場。頭巾を取ると、そこに出て来たのは毒蜘蛛をあしらったフェイスマスク。その下にはペイントも施されていた。試合の途中でトップロープが壊れるというアクシデントがありながらも、ゴングを鳴らす木槌でビガロを滅多打ちにして流血に追いこみ、最後は毒霧からのシャイニング・ウィザードで勝利した。
7月20日 全日本プロレス 日本武道館
○ 愚零斗弧士(小島聡) 16分57秒 腕ひしぎ逆十字固め
孤士がオレンジ、ムタがグリーンの毒霧の相打ち。孤士はチョップの連打からサンセット・フリップ、ジャンピング・エルボードロップを奇妙な笑い声を交えて繰り出し、ムタはリング下に潜ってペースを取り戻そうとする。しかし孤士も続いて追いかけ、ムタは出現と同時に後ろから襲われる事となる。リングに戻ったムタは顔面をかきむしり、フラッシングエルボーから場外で激しく攻め立て、孤士を流血に追い込む。孤士もコジコジカッターから反撃の糸口をつかもうとするが、ムタの攻撃は止まらず、ローリング・エルボーをつかまえての投げっ放しジャーマンでようやく一矢報いる。しかしムタは浴びせ蹴り、ミサイルキック、さらにトップロープ上で噛みつきからの雪崩式フランケンシュタイナー。孤士は「行っちゃうぞ、バカヤロー!」エルボー。ラリアットはブロックされたもののムタのシャイニング・ウイザードをブロックし、ついにラリアートを炸裂。しかしこれも決め手にはならず、最後は持ち込んだイスを使ってムタがシャイニング・ウイザードからの腕ひしぎ逆十字でギブアップを奪った。武藤は、前人未踏の1日3役3試合を全勝で飾った。
第2試合 黒師無双として出場。カズ・ハヤシ 9分37秒 念仏パワーボム 勝利
第5試合 武藤敬司として出場。ミル・マスカラスドス・カラスと組んでアブドーラ・ザ・ブッチャーグラン浜田愚乱・浪花組と対戦。9分44秒、ドス・カラスのジャンピングボムが浪花に決まり勝利。
10月27日 全日本プロレス 日本武道館
○ 天龍源一郎 17分12秒 ムーンサルトプレス
天龍の持つ三冠王座に挑戦。静かな立ち上がり。開始早々、ムタは場外にエスケープし、天龍をじらすと、リング上でいきなり緑の毒霧のパフォーマンス。天龍は場外へムタを追うが、ムタはゴング用の木づち、マイクを天龍の額に打ちつける。天龍は流血。ラフ殺法で攻めこむムタは、ローリングエルボー、フェイスクラッシャー。天龍はナックル攻撃から垂直落下式ブレーンバスター。コーナーポストからダイビングエルボー。またも場外へエスケープしたムタはイスを持ち出すが、レフェリーに止められ、天龍が阻止。ムタは毒霧。さらにイスを使ったシャイニングウイザードを狙うが天龍はこれをブロック。天龍はムタのケガしているヒザにドロップキック。さらにドラゴンスクリュー。さらにジャーマンスープレックス、ネックブリーカードロップ。そしてとどめとばかりに右腕を突き上げ、バックドロップ。しかし、カウントは2。ムタはトップロープから、ムーンサルトアタック。ムタの足が天龍の後頭部にまともにヒットし、ともにダウン。武藤はさらにコーナーに上ると、レフリーの右肩を踏み台にシャイニングウイザード。さらにシャイニングウイザード2連発。カウント2。ムタはムーンサルトプレス。ヒザの痛みに耐えてなんとかフォールし、勝利。ムタは三冠王座を獲得。
11月17日 WRESTLE−1 横浜アリーナ
× ボブ・サップ 6分33秒 ダイビングヘッドバッド
リングの周りで煙が立ちのぼり、煙が消えると同時にリングにムタが登場。ゴングと同時にムタは赤い毒霧。低空ドロップキック2連発からドラゴンスクリュー。さらに低空ドロップキックを放ち、サップの片足を持ち上げようとしたところを担ぎ上げられて、パワーボムをくらってしまう。さらにサップはエルボードロップ。ムタをコーナーに投げて、ラリアット。パンチやキックの連打でコーナーのムタを倒し、さらに足で押さえつける。止めに入るレフリーを押しつぶしたところへ、ムタがレフリーの背中を踏み台にしてのシャイニングウィザード。ムタはラリアットでサップともども場外に転落。サップを鉄柵に投げ、イスで打ちつける。リングに戻し、首投げからフラッシングエルボー。さらにキーロック。サップはキーロックをかけられたままムタを持ち上げ、叩きつけて脱出。さらにアメフト流のタックルでムタを場外へ落とす。場外のムタをめがけてプランチャ。リングに戻ったムタにラリアット2連発。パワーボムで持ち上げられたところを、ムタが毒霧。シャイニングウィザード2連発。カウント1。ムタはムーンサルトプレス。カウント2。ムタがシャイニングウィザードで跳びかかったところをサップが持ち上げてパワーボム。さらにサップは大迫力のドロップキック。最後はトップロープからのダイビングヘッドバッドでサップが勝利した。
2003年
1月13日 全日本プロレス 大阪府立体育会館
○ ザ・グラジエーター 18分11秒 ムーンサルトプレス
三冠王座の防衛戦。序盤はグラウンドの攻防。ムタは場外に降りて徘徊。客席を威嚇してからリングに戻る。ムタは手四つと見せかけてストンピング。さらに片腕を決めに行く。グラジも切り替えし、ムタの片腕を取って痛めつける。ヘッドロックに取ったグラジをムタはロープに振り、体当たりでムタがダウン。ムタが投げを放とうとするが、こらえたグラジがラリアット。ムタは場外へエスケープし、実況席のペットボトルを飲んで水分補給。グラジが場外に降りたところでムタはリングに上がり、エプロンに上がったグラジにチョップやエルボーを落とす。ロープに飛んだムタに対し、トップロープ越えのタックルを放つ。カウント2。グラジは片腕を取ってコーナーに押しこみ、ムタの胸板にチョップを打って、コーナーに振って体当たり。コーナーにもたれたムタをブーツで踏みつける。グラジはロープに振って、返ってくるところをムタがかわし、ヒザへの低空ドロップキックからドラゴン・スクリュー。ドロップキックでグラジを場外に落とし、プランチャ。さらにセコンドの本間の背中を踏み台にして、エプロンからのシャイニング・ウィザード。グラジエーターは額を流血。ムタはグラジを鉄柱に打ちつけ、イス攻撃。ムタはリングに戻って、チョップを落としてダウンさせると、首投げからのフラッシングエルボー。カウント2。ムタはSTF。グラジはなんとかロープブレイク。ムタは低空ドロップキックからドラゴンスクリュー、足4の字固め。グラジはなんとかロープブレイク。ムタはチョップから噛みつき攻撃。さらにコーナーに振ってのローリングエルボー。シャイニング・ウィザードはグラジがブロックし、走りこんでのラリアット。バックを取ってジャーマンスープレックスホールド。カウント2。グラジのタックルでムタが場外転落。グラジのノータッチトペは、ムタの上を飛び、当たりが不十分。ムタをリングに戻し、アッサムボム。カウント2。グラジはトップロープからフライングボディプレス。カウント2。さらにパワーボム。これもカウント2。トップロープに上ったグラジはカミカゼ・アッサムボムを狙うが、バランスを崩してしまい、フェイスバスターのような形で落ちる。ムタはダウンしているグラジに毒霧。なんとか立ち上がったグラジはラリアットからトップロープに上がるが、ムタはシャイニング・ウィザード2発で叩き落とす。さらにムタはシャイニング・ウィザードを決め、カウントは2。最後はムーンサルトプレスで勝利。ムタとしての初防衛に成功した。グラジの動きがあまりにも悪く、試合は残念ながら凡戦に終わった。
2月23日 全日本プロレス 日本武道館
× 橋本真也 20分9秒 垂直落下式DDT
三冠王座の防衛戦。ムタは頭上に毒霧。タックルに来たムタを橋本がつぶし、そのままグラウンドの展開。両者決め手のないまま、ムタがロープエスケープし、そのまま場外を徘徊。リングに戻り、ドロップキックでダウンした橋本に、ムタがフラッシングエルボーを狙うが、これはかわされ、逆に橋本がエルボードロップを放つも、これまたかわされる。ムタは再び場外へ。橋本がロープを広げてムタに戻れと指示するが、逆にムタは場外へ来いと招く。一度は転がりながらリングインするが、そのまま転がり続けて反対側へ降りる。橋本も場外へ。ムタは場外フェンスに橋本をたたきつけ、流血させると、さらにシャイニング・ウィザード。リングへ戻ったムタは流血した橋本の額をめがけてキックやチョップを振り下ろし、橋本の顔面を真っ赤に染める。さらにムタはSTF。コーナーに詰めての噛み付きで、さらに流血させると、スペースローリングエルボーを放つ。しかし、これは橋本がミドルキックで迎撃。さらに「武藤!」と叫んでのキック連打で武藤を追い詰めるが、流血のせいか、膝をついてしまう。その間にムタは場外にエスケープして、椅子をリングに投げ入れる。リングに戻ったムタに、橋本が反撃を試みるが、ムタは緑の毒霧を噴射。そして椅子を使ってのシャイニング・ウィザード、さらにシャイニング・ウィザード。カウント2。ムタはムーンサルトプレスを放つも、かわされてしまう。起き上がった橋本はキックの連打からDDT、さらに垂直落下式DDTを狙うが、ムタが空中で体勢を入れ替え、逆にDDT気味に叩きつける。ムタがムーンサルトプレス。橋本はこれをカウント2で返す。ムタはシャイニング・ウィザードを放つが、これはブロックされ、逆にケサ斬りチョップからの水面蹴りを受け、三角絞めを極められる。ムタはたまらずエスケープ。 立ち上がったムタが毒霧を噴射するが、橋本にがっちりブロックされる。続けて放ったシャイニング・ウィザードは橋本の顔面にヒットしたものの、橋本がふんばってダウンを奪えず。逆にシャイニング・ウィザードを返されてしまう。大歓声の中、ムタを捕らえた橋本は、垂直落下式DDTを決めカウント3。ムタは三冠王座から転落した。
7月19日 全日本プロレス 日本武道館
○ ギガンテス 12分4秒 足四の字固め
ムタはゆっくりとした動きから毒霧を吹き、ギガンテスをひるませると、シャイニグ・ウイザードから、側転エルボーを狙うが、ギガンテスがこれを受け止め、戦場を場外に移す。圧倒的なパワーで攻め込むギガンテスだが、ムタは低空ドロップキックで逆転。放送席から三脚を取り出し、それを投げつけ、ダメージを追ったギガンテスをリングに上げる。ムタはフラッシュニングエルボーをギガンテス落とし、弱ったギガンテスをコーナーに追い詰めチョップで攻め込む。だが、ギガンテスも不用意に近付いてきたムタをつかまえDDTを繰り出すが、ムタは低空ドロップキックからドラゴンスクリュー、さらには足4の字固めでギガンテスを追い込んで行く。ムタは4の字をはずしても、低空ドロップキックでギガンテスの下半身を集中攻撃する。ギガンテスもチョークスラムで反撃するが、ムタは徹底的に低空ドロップキックでギガンテスのひざを狙う。ギガンテスは「蹴ってみろ」とばかりに、自分のひざを叩く。ムタはそれでもギガンテスのひざを狙いつづけるが、ギガンテスはムタをつかまえ、パワーボムで反撃。さらにチョークスラムで叩き付けカバーに入るが、カウント2でムタが返す。なおもチョークスラムを狙うギガンテスに、ムタは毒霧をお見舞いし、シャイニグ・ウイザードをヒットさせる。ムタはリング中央で4の字固めを決めて、ギガンテスからギブアップ勝利。起き上がれないギガンテスに毒霧を吹きかけ、悠然と引き上げた。
2004年
2月15日 全日本プロレス 博多スターレーン
○ ブッチャー、嵐と組んでTAKAみちのく、ブキャナン、ディーロ・ブラウン組
15分18秒、ムタがシャイニングウィザードでTAKAに勝利。
6月9日 全日本プロレス 石川県産業展示館・3号館
○ AKIRAと組んで小島聡、本間朋晃組
13分23秒、ムタが机の破片を持ってのダイビング・ボディプレスで本間に勝利。ムタが車で本間をひき逃げした。
7月21日 HCW ハワイNBCアリーナ
○ スティングと組んで 小島、ダイヤモンド・ダラス・ペイジ
ハワイの団体「HCW」での対戦。
8月30日 全日本プロレス 釧路市コミュニティ体育館
○ 西村修と組んで小島聡、本間朋晃組と対戦。
19分46秒、西村がグラウンド・コブラツイストで本間に勝利。西村が毒霧攻撃を見せた。試合後、ムタが4トントラックで本間をひき逃げした。
9月22日 全日本プロレス 熊本興南会館大会
ラブマシンズがムタをリストラボックスに入れて、そのままトラックに積みこみ、産業廃棄物処理場に捨てられた。
10月1日 全日本プロレス 両国国技館大会
ラブマシンズが偽者MUTAを呼び出す。
11月21日 全日本プロレス 後楽園ホール大会
最強タッグ決定戦で、武藤、西村修組が偽物MUTA、ラブ・マシン・スティール組と対戦。偽物MUTAのシャイニング・ウィザードに武藤がピンフォール負け。試合後の控室で、武藤が「グレートムタ、呼んでくるぞ」とコメントした。
11月24日 全日本プロレス 島根・くにびきメッセ大会
武藤、雷陣組が偽物MUTA、スーパー・ラブ・マシン組と対戦。試合中、武藤は偽物MUTAの緑の毒霧を浴びて戦闘不能に。試合後には偽物MUTAの運転するトラックではねられ、車椅子で病院直行。
12月2日 全日本プロレス 福島市国体記念体育館大会
武藤組対偽物ラブマシン組の6人タッグ戦。大ダメージを負って武藤が退場。ストームのフロッグスプラッシュを本間が浴びた直後に場内暗転。暗闇の中、ムタらしき人影がリングに現れ、ストームに毒霧らしきものを吐いてから退場。照明がついた直後に本間がフォール勝ちした。
12月5日 全日本プロレス 両国国技館
○ 偽者MUTA(ジョニー・ザ・ブル・スタンボリー) 11分 シャイニング・ウィザード
ラブマシン軍団の刺客、偽者MUTAとついに一騎打ち。ゴングと同時に飛び出していった両者は、向き合った瞬間に毒霧の相打ち。場外へMUTAを投げ捨てたムタは、イスで殴りつけるとリングに戻ってからもMUTAを圧倒。鉄柱へ投げ捨て、場外の鉄柵へ打ちつけた。さらなる攻撃を狙うムタを毒霧でかく乱したMUTAだが、ムタはよろめきながらもシャイニングウィザード。さらに低空ドロップキックからのドラゴンスクリュー、足4の字固め。しかし、MUTAはセコンドから受け取ったイスで脱出。その後もセコンドがレフェリーをひきつけているスキに背後からイス攻撃を狙うが、ムタが赤の毒霧。最後はシャイニング・ウィザード2連発であっさりとMUTAにフォール勝ち。試合後、負けた腹いせにMUTAに襲いかかるラブマシンズに対し、ムタは緑の毒霧でミニを撃ち落としMUTAを救出。だが、具体的なアクションは何もないまま花道を去った。05年1月から偽物MUTAはマスクを脱いでジョニー・スタンボリーの名で全日本プロレスに出場した。
12月27日 ROH ペンシルバニア州フィラデルフィア
○ 嵐と組んで クリストファー・ダニエルズ、ダン・マフ組 16分7秒 シャイニングウィザード
ムタとなり、世界タッグ王座防衛戦。先発の嵐がロックアップからダンを押したおす。再びロックアップから嵐が押したおす。ダンが派手に倒れてエプロンへ。リングインしたダンがロープの反動で体当たりを3度続けたが嵐は微動だにせず。もう一度ロープに飛んだところで嵐が体当たりで反撃。ダンが倒れる。逆水平チョップの応酬から嵐がツッパリでコーナーに追いつめ、反対のコーナーに振って走りこむが、ダンが逃げる。タッチを受けたダニエルズはムタに「来い」と手招き。嵐がムタにタッチ。ロックアップに行こうとしたところでムタがバックを取る。ダニエルズもその後ろへ回ろうとしたがムタが腕を取る。ダニエルズは逆に腕を取りかえし、ムタをダウンさせる。腕を取られたままムタは立ち上がり、首投げでダウンさせ、左腕を決め、ワキ腹にキック。腕の探りあいから、ダニエルズが後ろへ下がってムタを挑発。ムタは頭上に緑の毒霧。ダニエルズを指差し、首をかき切るポーズをして中指を立てる。驚いたダニエルズは場外エスケープ。リングインしたダニエルズにムタはキック、チョップ、キック。コーナーに投げつけ、チョップ、キック、チョップ。エルボーを決めて反対側のコーナーに振る。走りこんだところをダニエルズがキックで反撃。さらにコーナーに投げつけてキックの連打から首を絞め、チョップ、エルボー。ダニエルズがロープに振ろうとしたが逆にムタがロープに振る。ムタの攻撃は側転されてかわされ、ダニエルズの大振りのパンチは防がれ、ムタが顔面に手刀。ダニエルズがダウン。嵐にタッチ。嵐はのど元にキックを打ちこみ、ヘッドロックを狙うが、ダニエルズがロープに振る。嵐が体当たりで倒す。嵐が強烈なボディスラム。ダンもリングインし、2人でコーナーに嵐を押しこむ。タッチを受けたダンが背中にパンチを下ろしてから額にナックル2発。嵐もチョップとキックで反撃し、背中へ何度もチョップを落とす。ダンは顔面をひっかいて反撃。逆水平チョップからコーナーに嵐の頭を打ちつける。タッチを受けたダニエルズはチョップとエルボー。ヘッドバットからロープに振ってショルダースルーにいこうとするが、嵐が蹴りあげて反撃し、至近距離からのラリアット。後頭部を押さえてダニエルズがダウン。タッチを受けたムタがリングイン。首投げからフラッシングエルボー。シュミット式バックブリーカーからムーンサルトプレスを狙ってコーナーを登るが、エプロンに上がった女性マネージャーに気がつき、コーナーから降りて威嚇。ムタの背後からダニエルズがパンチを落としてダンにタッチ。2人がかりでロープの上にムタの首を押しつける。ダンがコーナーにもたれたムタにキックを4発決めてダニエルズにタッチ。ダニエルズもキックを連打。ムタがチョップで反撃しようとするが、後ろからダンに押さえこまれてコーナーでダニエルズのキックの連打をくらう。タッチを受けたダンもパンチで攻撃。タッチを受けたダニエルズは首投げから、トップロープの反動を使ってムーンサルトプレス。カウントは2。コーナーに押さえこまれたムタも反撃しようとするが、リング中央でダニエルズの関節技につかまる。嵐がカットに入る。タッチを受けたダンがロープに振ってエルボー。首投げで倒してからタッチ。ダニエルズはヘッドロックでムタの動きを止める。ムタはロープエスケープ。ダニエルズはエルボードロップでカウント2。ダニエルズはさらにリング中央でヘッドロック。ムタが立ちあがり、ボディにエルボーしてヘッドロックから脱出。ムタはロープに飛ぶが、カウンターのエルボーをくらってダウン。コーナーに控えていた嵐にもエルボーして挑発。タッチを受けたダンがダウンしているムタにギロチンドロップ。カウント2。ダンがロープに振ってラリアットを狙うがムタは前転してかわし、きれいなドロップキック。タッチを受けた嵐もドロップキック。コーナーに投げつけ、ラリアット。スープレックスで投げつけてカウント2。嵐がロープに振ろうとしたが、ダンが踏みとどまり、側頭部にエルボーの連打。タッチを受けたダニエルズがダンのタックルの助けを受けて大外刈りで嵐を倒す。カウント2。ロープに飛んだダニエルズに嵐がパワースラムで反撃。タッチを受けたムタが低空ドロップキック2連発からドラゴンスクリュー、足四の字。ダンがカットに入る。嵐がダンをリングに落とし、場外乱闘。ダニエルズがスクールボーイでカウント2。さらに飛びついての回転エビ固めもカウント2。ムタがキックして、ロープにもたれたところを場外のダンがイスで叩く。イスを手にダンがリングイン。ダニエルズがムタを羽交い絞めにして、ダンがイスを振りおろそうとした瞬間に、ムタが赤い毒霧。ダンが場外転落。ダニエルズが必殺のベストムーンサルトエバーを放つが、ムタがよける。シャイニングウィザードを決めてカウント3。
12月28日 RCW
○ 嵐と組んで ピート・ロザリオ、ホットスタッフ・ヘルナンデス組 シャイニング・ウイザード
ムタとなり、世界タッグ王座防衛戦。毒霧からのシャイニング・ウイザードで勝利。
2005年
8月4日 「WRESTLE-1 GP 2005」 両国国技館
○ 曙 10分8秒 ムーンサルトプレス
「WRESTLE-1 GP 2005」トーナメントの1回戦。ゴングが鳴ると、ムタはまず緑の毒霧を噴いて曙を挑発。バックを取ろうとするも抱えられず、逆に曙に丸め込まれる。ムタはキックを放つが、曙はぶちかましから体当たり、コーナーからのバンザイ・ドロップを狙うも、ムタには直撃せず。場外へ逃げたムタに対しトペを仕掛けようとするも、服部レフェリーに止められる。リングに戻ったムタはニードロップから場外鉄柵、パイプイスで殴り、TVカメラのコードで首を絞める極悪ファイトを展開。リングに戻った曙にエルボードロップを浴びせ、アキレス腱固めにいくが、曙はロープエスケープする。ムタのキックでダウンした曙だが、ムタをショルダースルーでダウンさせてヘッドバットを浴びせ、ムタのイス攻撃で頭をブチ抜かれようとも直立不動。ノド輪落としからベアハッグにいくが、ムタはここぞとばかりに毒霧を噴射。しかし、曙はフォールを2で返す。背中を足がかりにしてのシャイニングウィザード2連発はカウント1。3発目のシャイニングウィザードもカウント2。最後はムーンサルトプレスで勝利。
10月2日 「WRESTLE-1 GP 2005」 代々木第一体育館
○ 佐々木健介 13分14秒 シャイニング・ウィザード
「WRESTLE-1 GP 2005」トーナメントの2回戦。ムタは健介の左足をとらえるが、健介も逆水平チョップ連発からカウント2。ロープに振ってのラリアットをキレイにかわしてドロップキックを決めるが、健介は突進してラリアット。ムタは場外へ落ちる。健介もリングに降りて逆水平チョップからブレーンバスター。コーナートップからの攻撃を狙う。しかし、ムタはそのすきにリング下からイスを出し、コーナーに上った健介めがけて強烈に投げつける。イスが直撃した健介は場外へ転落。ムタはさらにイス攻撃。健介は額から流血。さらにムタはジュラルミンケースを持ち出して健介を殴打し、健介を鉄柱にぶつける。リングに戻ったムタは健介をスリーパーにとらえるが、健介もバックドロップで反撃。雄たけびをあげ、水平チョップを打ちこむが、ムタはキレイなドラゴンスクリューからアキレス腱固め。健介はロープブレイク。ブレーンバスター合戦は健介が投げたが、エルボードロップはムタがかわす。ムタはローリングエルボーを放つが、健介はその体をとらえて投げっぱなしジャーマン。さらにフェイスクラッシャーを決めた健介だが、着地の時に足を痛めてしまう。健介が足を痛がっている間にムタは場外へ。イスをリングに持ち出し、止めるレフリーを振り払ったところに、健介がイスごとラリアットでなぎ倒す。健介がイスを振りあげたところでムタが赤い毒霧。ほとんど健介の顔にかかったが、健介はひるまずにイスでたたきつける。イスをリング中央に置いて、その上にキレイなパワースラム。さらに健介がストラングルホールド。フォールしてカウント2。健介はキチンシンクから、逆一本背負い。突進する健介に、ムタは低空ドロップキック。シャイニングウィザードを放つがうまく両腕でブロックされてラリアットをくらう。健介がトップロープからのラリアットを決めて、アピールしてからノーザンライトボムを狙ってムタを持ち上げたが、至近距離からムタが毒霧。健介が倒れこんだところにムタのシャイニングウィザードがさく裂し、そのまま3カウントを奪った。直進型の健介と変幻自在のムタの動きがかみ合った好試合となった。この後、トーナメントは残念ながら団体側の都合で消滅した。
11月19日 全日本プロレス 国立代々木競技場 第2体育館
○ グレート・ルタ(TARU) 12分6秒 ムーンサルトプレス
試合開始早々にルタが赤い毒霧を、ムタが緑の毒霧。ルタはフラッシング・エルボー。ムタは場外にルタを投げ捨ててゴング攻撃。リングに戻り、ムタがフラッシング・エルボー、腕ひしぎ十字固め。この体勢から場外に落ちて、そのままフェンス外まで戦場を移していく。花道でバーナードが登場し、ムタに攻撃を加える。リングに戻ってからルタはカカト落としからネックハンギング・ボム。ルタがムーンサルトプレス。カウントは2。ムタはTARUドリラーを逃げ、緑の毒霧からの低空ドロップキック2連発からドラゴンスクリュー、足四の字固め。ルタはここでセコンドから鉄パイプを渡されるが、これもムタは毒霧でカット。しかしここでブードゥー・マーダーズのメンバーが介入し、レフェリーも動けなくなってしまう。すると突然会場が暗転し、巨大な物体がリング上にのっそりと登場する。ウワサのグレート・ボノが遂に全日本マットに登場した。ボノはオレンジの毒霧をルタに吹きかけ、ムタの指示通りにチョークスラムを食らわせると、ムタがすかさずムーンサルトプレスを決めて勝利。ムタとボノは勝利のポーズ。
2006年
3月10日 全日本プロレス 大田区体育館
× 小島聡 19分31秒 ラリアット
小島の三冠王座に挑戦。ムタは小島と離れると手でクロスを切り、再びロックアップ。小島のチョップで片ヒザをついたものの、ドロップキックで小島を場外へ落とし自らも場外へ。勝手にゴングを鳴らし、小島を顔面から鉄柱に打ちつける。リングへ戻るとエルボードロップ、STFから顔面キック、エルボーとたたみかけ、小島が場外へエスケープすると、手を天に掲げてポーズ。戻ってきた小島をヘッドロックで絞めあげ、顔面をかきむしる。小島はドラゴンスクリューで反撃を試みるが、ムタもすぐに同じ技でお返し。小島はムタをコーナーに詰めてチョップ、エルボーを連打し、コーナーに上って、無言のままダイビングエルボードロップへ。しかし、ムタは脳天チョップ、頭突きの連打で追い討ちをかけ、なおも脳天エルボー、コーナートップでのかみつき攻撃からフランケンシュタイナーとたたみかけていく。ムタはダイビング脳天チョップで小島に血を吐かせるが、小島もかみつき攻撃から雪崩式フランケンシュタイナーという同じパターンで即座にお返し。さらに、ムタの体をマットに叩きつけるが、その直後にムタはリング下へ雲隠れしてしまう。ようやく姿を現したムタはイスを手にリングへ戻るが、レフリーがストップすると、ムタはレフリーをイスで殴打。その間に小島がイスを手にムタに殴りかかろうとするが、そこにムタの毒霧がヒット。しかし、小島はイスの座席部分で毒霧をブロックして、即座にラリアットへ。しかし、2発目はかわされ、逆にムタのシャイニングウィザードを食らってしまう。ムタはムーンサルトプレスでカウント2まで追い込むが、小島も「ムトー」と叫びながらラリアットで反撃。先に立ち上がり、ムタの立ち上がりざまにもう一発、さらに後頭部へ叩きこむと、とどめのラリアット。そのまま押さえこんで3カウントを奪った。
5月13日 「ドラゴ・マニア」 アレナ・メヒコ
○ ドクトル・ワグナー・ジュニア組 シャイニング・ウィザード
ウルティモ・ドラゴン自主興行「ドラゴ・マニア」での6人タッグマッチ出場。ドクトル・ワグナー・ジュニアに、毒霧からのシャイニング・ウィザードで勝利。試合後、ウルティモ・ドラゴンに毒霧を浴びせた。
8月27日 全日本プロレス 両国国技館
○ TAJIRI 18分33秒 ムーンサルトプレス
ムタは毒霧を噴くと、TAJIRIはコーナーにひざまづき、十字を切ってから赤いミストを噴射。ムタは場外へ出る。リングに戻り、TAJIRIをヘッドロックにとらえたムタだが、TAJIRIもキックで反撃してムタを場外へ落とす。リング下へもぐりこんだムタをさがすためマットに耳をつけて様子をうかがったTAJIRI。奇襲を見つかってしまったムタが再び隠れようとすると、TAJIRIまでもがリング下へもぐりこんでしまう。先に外へ出たムタがパイプイスを手にTAJIRIを待ち構えるが、TAJIRIはその不意を突いてムタを奇襲。ムタは場外戦で鉄柵に倒れこむ。リングに戻るとムタがヘッドロック、ドラゴンスクュリューから足4の字固めへ。場外へ出たムタはなぜかセコンドの平井に襲いかかり、それからTAJIRIの首を絞め、リング上でコーナーポストに打ち付けていく。ブレーンバスターを受けたTAJIRIはまったく動かず。ムタとレフェリーがのぞきこんだところ、TAJIRIは突如息を吹き返してムタを丸め込もうとする。なおも追撃を狙ったTAJIRIだが、ムタが超至近距離から毒霧。TAJIRIはトラースキックを繰り出すと、得意技のタランチュラを決めようとするも、ムタが必死に抵抗したため決めきれず。場外でパイプイスを手にしたムタは、リング上でレフェリーに殴りかかり、イスを踏み台にしてシャイニングイウィザードを放つ。しかし、TAJIRIは2発目の閃光魔術をそのイスを使ってブロックし、グリーンミストでお返し。座ったままのムタに対し、バズソーキックを放つが、ムタは毒霧でカウントを阻止し、逆にシャイニングウィザードからムーンサルトプレスで勝利。
2007年
1月12日 RQW ロンドン ヨークホール
○ マーティン・ストーン シャイニング・ウィザード
ゴングが鳴り、ムタはバックを取り、ストーンがすぐに腕を固め、すかさずムタが前転して足を固める。ストーンも腕を取り、ムタはロープエスケープ。ブレイクして、ムタが頭上に毒霧。ムタは場外に降りて客席を威嚇。リングに戻り、ムタはバックを取り、フルネルソンで固める。さらに手首を決めていくが、ストーンが切りかえして逆に手首を決める。ムタはロープエスケープ。ムタはキック、顔面かきむしり、首投げ、フラッシングエルボー。さらに首投げからヘッドロックで固めていく。ストーンがロープに振って、タックルはムタが倒し、さらにムタはロープに飛ぶが、ストーンがエルボー。さらにストーンはブレーンバスター。カウント2。ムタはドラゴンスクリュー。倒れたストーンは左ヒザを痛がる。ムタはヒザをめがけて低空ドロップキック。さらにムタがSTF。ストーンはなんとかロープエスケープ。ムタがドラゴンスクリュー、足4の字固め。ストーンが悲鳴をあげる。なんとかストーンがロープエスケープ。ムタはヒザへの低空ドロップキックからコーナーに振るが、背中を向けてコーナーにぶつかったためタイミングが合わず、ローリングエルボーは出せなかった。ムタはストンピングから、ロープを使ってヒザを痛めつける。ブレイクを命じたレフリーを威嚇。ストーンはスモールパッケージホールド。カウント2。ムタは低空ドロップキック。リングサイドにあったベルトで攻撃。ベルトをレフリーに取りあげられて、ムタはコーナーにストーンを振って飛びかかるところを、ストーンがエルボー。今後はストーンがコーナーに振って、コーナーにもたれるムタにラリアット。さらにショートレンジのラリアットから、ムタを担いでブロックバスター。カウント2。ムタは顔面かきむしりから、ストーンを場外へ投げ落とす。ムタは花道の下の壁に叩きつけてからイスを手にリングへ。イスで突き倒し、レフリーをイスで威嚇。イスを振り上げたところをストーンがタックル。おたけびを上げてイス攻撃をしようとするところをレフリーに止められ、振り向いたところへムタは毒霧。最後は低空ドロップキックからのシャイニングウィザードで勝利。なんとか試合は成立させたものの、両者ゆっくりとした試合運びで、名勝負とはならなかった。
2月17日 全日本プロレス 両国国技館
○ TAJIRIと組んで ゴールド・ダスティン 、白使組 14分22秒 シャイニング・ウィザード
白使が拝み渡りをしかければTAJIRIは下から腕を決めることで逃れ、続けざまにTAJIRIがタランチュラをしかけようとすると白使は足を取らせず。TAJIRIがまごついている間に体勢を整えてリング下に落とす。ダスティンに交代すると、TAJIRIはおっかなビックリの表情で様子をうかがうが、ダスティンがゲイキャラの動きを見せると、早々にムタにタッチを求める。ダスティンがシャッタード・ドリーム。すかさず寝技に持ちこむと、上になったムタの太股をダスティンがまさぐる、まさにゴールダストそのままの動きを見せていく。続けて登場したTAJIRIのキック攻撃には悲鳴をあげたダスティンだが、走りこんでくるTAJIRIを鮮やかなパワースラムで切り返す。続けて登場した白使はコーナーを使ってのストンピングや、トップロープから崩れ落ちるかのようなヘッドバットをTAJIRIに決めていく。再びダスティンとムタの対戦となると、今度はムタがドラゴンスクリューからの足4の字固め。しかしここに白使が入り、ムタをダスティンごとひっくり返しての極楽固めを極めると、TAJIRIはカットには入らずダスティンにキャメルクラッチを極めようとする。試合終盤では鮮やかなDDTをムタに決めたダスティンが、フォールには行かずにのしかかっていくとムタがその顔に毒霧を噴射。続けてTAJIRIも毒霧。ダスティンにムタがシャイニング・ウィザードを決めて勝利。
4月22日 全日本プロレス 後楽園ホール
川田利明対バンピーロ戦の試合中に突然場内が暗転。暗闇の中、突然ムタが現れ、川田の顔面に緑の毒霧を噴射した。この不意打ちで視界を奪われた川田をバンピーロが丸めこみ、3カウントを奪取。場内が騒然となる中、ムタは得意げに客席に乱入し、観客に悠然とアピールをしてから去っていった。
4月30日 全日本プロレス 愛知県体育館
× バンピーロと組んで 川田利明、太陽ケア組  26分6秒 TKO34th
川田利明、太陽ケア組の世界タッグ王座に挑戦。場外戦でバンピーロにテーブルとイスでめった打ちにされたケアが大流血。ムタの緑の毒霧を誤爆されてもん絶するバンピーロに川田がキック。最後ケアがバンピーロにTKO34thで勝利。
6月17日 ハッスル さいたまスーパーアリーナ
○ RGと組んで インリン様、TAJIRI組 8分56秒 シャイニングウィザード
RGは半泣きになりながらランプをこすり続けるが、何も起こらず。リングに上がるのを拒否してランプに土下座するRGをTAJIRIが花道まで出て来て急襲。RGは「インリン」コールを起こすも、出てきたのはTAJIRI。ローキックで3メートル近く吹っ飛ばされ、上半身をはだけた状態での逆水平チョップに悶絶。RGは花道まで飛び出すと泣きながらランプをこすり続け、ヤケクソになってランプを投げ捨てる。すると、突然白煙が噴き上がり、頭巾をかぶったままのグレート・ムタが登場。リングインしたムタが頭巾を取ると、確かに本物のムタが顔を出す。ムタはTAJIRIにエルボーを落とし、コーナートップから挑発。TAJIRIが場外へ逃げると、インリン様がリングイン。ムチを振るインリン様と距離をとり続けたムタは、接触しないままRGとタッチ。RGはLOVEポーズを決めるも、再びムタが出てくる。ムタはインリン様のムチをつかみ、そのまま指をなめるが、インリン様もムチ攻撃から馬乗りになってムチで首を絞める。ムタはインリン様に足4の字固めを決めるも、インリン様もM十字固めでお返しする。TAJIRIはムタにスプリングエルボーを打ち込むも、ムタもTAJIRIにドラゴンスクリューで反撃。すると、TAJIRIはムタにレッドミストを浴びせ、続けてインリン様がM字スタナーからM字フォールへ。しかし、ムタはカウント2で返すと、インリン様の股間に毒霧を噴射。インリン様はショックのあまり失神。そのスキにムタがシャイニングウィザードでTAJIRIに勝利。試合後、ムタはRGに毒霧。
8月4日 WWC プエルトリコバヤモン市
× エル・レオン・デ・ポンセ 反則負け
テレビマッチに出場。地元のエル・レオン・デ・ポンセと対戦。毒霧からのシャイニング・ウィザードを決めたムタに、レフェリーは反則を告げた。
8月5日 WWC
△ NOSAWAと組んで、エディ・コロン&エル・レオン・デ・ポンセ組 両者リングアウト
小さな村の体育館での試合。ムタの毒霧がパートナーのNOSAWAに誤爆。そのまま場外戦へともつれこみ両者リングアウトで終わった。
8月26日 全日本プロレス 両国国技館
○ TAJIRIと組んで 諏訪魔、スコット・スタイナー組 15分2秒 ムーンサルトプレス
ムタが海賊をモチーフにした姿で登場。ムタは試合前にTAJIRIと毒霧の競演。まずはTAJIRIとスコットが先発し、スコットが強烈なチョップ、ストンピングを放つと、コーナーに控えるムタを挑発。諏訪魔はTAJIRIの顔面を踏みつけ、タックル、エルボードロップを狙うが空振り。即座にTAJIRIがエルボードロップでやり返し、場外へ落ちた諏訪魔に向かって腕立て伏せを見せて小バカにする。ムタはスコットにフラッシングエルボー、諏訪魔にもドロップキック。しかし、諏訪魔がTAJIRIの顔面に赤い毒霧を噴射し、2人で代わる代わるいたぶると、ムタはリング下にあった台車を武器にリングに加勢しようとしてレフェリーに止められる。なおもTAJIRIのピンチが続く中、10分が経過。ようやくタッチを受けたムタはスコットにドラゴンスクリューから足4の字固めを狙うが、諏訪魔がカット。スコットの雪崩式フランケンシュタイナー、2人同時のフロントスープレックスから、諏訪魔がムタを肩車で担ぎ上げてスコットがDDTでたたきつけ、さらに諏訪魔のラストライドから今度はTAJIRIにダブルインパクトを狙うが、TAJIRIは肩車で担ぎ上げられると、諏訪魔に向かってグリーンミストを噴射。そのスキにムタがスコットを突き崩し、倒れた諏訪魔にムーンサルトプレスを決めて勝利した。
10月19日 サンフランシスコ カウパレス
○ スティーブ・コリノサンドマン シャイニングウィザード
「レッスル・ファンフェスタ2007」での試合。当初、ウルティモ・ドラゴンとのシングルマッチの予定だったが、欠場選手が相次いだため、急きょ変更。主催者側の不手際がはなはだしい大会となってしまった。メインイベントの3WAYマッチに出場した。サンドマンに毒霧を噴射すると、最後は必殺のシャイニングウィザードでコリノからフォール勝ち。
12月31日 ハッスル さいたまスーパーアリーナ
○ インリン様、ボノと組んで 天龍、TAJIRI、RG組 10分45秒 M字式親子固め
TAJIRIは軽快な身のこなしでボノの巨体をかわすが、インリン様はムチを振り下ろし、回転エビ固めへ。インリン様はRGをローリングクレイドル、パロスペシャル、M十字固めと壮絶なお仕置き。ボノの餅つき式尾底骨割りにRGは「オレの見せ場だろうが」とキレるが、ボノの張り手を食らうとあっさりダウン。天龍はボノに延髄斬り、キャメルクラッチを決め、RGも加勢に入ると、TAJIRIもインリン様にキャメルクラッチ。突然場内に不気味な音が鳴り響き、会場に現れた時計が12時を継げた瞬間、花道が割れてパイレーツ版ムタが出現。ムタも毒霧を噴き出すと、初めて会ったボノの頭をナデナデして、さらに舌でベロリ。これで勢いを得たボノは3人まとめてタックルで吹っ飛ばす。ムタは天龍をダウンさせると、RGの前へ。RGは「パパ」とムタに甘える作戦に出るが、インリン様にピンヒールで踏まれて泣き叫ぶ。インリン様はTAJIRIにコーナーへ追い込まれ、顔面キックを浴びそうになるも、寸前でかわす。不意を突かれたTAJIRIにムタが毒霧を噴射し、ボノの串刺しプレスからムタがシャイニングウィザードをさく裂。そこへインリン様がハイキックをブチ込み、3人まとめてTAJIRIにのしかかり、一家そろってのM字式親子固めでフォールを奪った。試合後、ムタはボノの頭をなでると、再び花道へ。ボノの呼びかけには応じずに去っていく。ボノはなおも「お願いだから行かないでー」と絶叫するも、ムタはそのまま白煙の中へ消滅。
2008年
1月4日 新日本プロレス 東京ドーム
○ 後藤洋央紀 13分54秒 ムーンサルトプレス
7年8ヶ月ぶりに新日本プロレスに登場。後藤がムタの入場シーンで奇襲攻撃。ムタに対して花道での全力疾走ラリアットを見せる。ムタはリングに上がることなく、試合開始。後藤は槍で首を絞めつける。エプロンから槍で攻撃しようと飛びかかってきた後藤に、ムタは緑の毒霧。後藤を鉄柱にぶつけ、リング下からハシゴを取りだし、打ちつける。後藤の槍で額を突き刺し、流血させる。槍を手に持ち、ムタがリングイン。場外に降りて、槍で打ちつけた後、槍で後藤の首を絞める。後藤をリングに上げ、フラッシングエルボー。さらにSTF。後藤がロープをつかもうとする腕をロックして永田ロック2に。後藤はロープブレイク。なかなか立ち上がらない後藤の頭をつかんで立ち上がらせ場外へ投げ捨てる。場外で鉄柵に打ちつけ、イスで突き倒し、客席を威嚇。後藤をリングに上げ、ロープに振って返ってきたところをスリーパーホールド。後藤はロープブレイク。後藤はムタの急所をパンチ。片ヒザをつくムタにシャイニングウィザード。後藤はエルボー、パンチでムタをコーナーにつめ、セカンドロープに上がってパンチの連打。制止するレフリーをコーナーのムタにぶつける。ダウンしたレフリーの背中を踏み台にしてのフライングニールキックはかわされて自爆。コーナーにいる後藤に対し、ムタはレフリーの背中を踏み台にしてのシャイニングウィザード。後藤をトップロープに担ぎ上げ、雪崩式の技を狙おうとするが、後藤に防がれて、雪崩式の回天をくらってしまう。カウントは2。後藤はブレーンバスターを狙うがムタがこらえる。後藤がキックを狙った足をつかんでドラゴンスクリュー。さらに足4の字固め。後藤はロープブレイク。立ち上がれない後藤に、細かなステップを踏んでの低空ドロップキック。立ち上がった後藤にドラゴンスクリュー。後藤は後頭部へのラリアット、さらに正面からラリアットを放ってなんとか反撃。ムタはダウン。コーナーに振って後藤がラリアット。さらにトップロープに上がってエルボードロップ。カウント2。後藤はバックドロップを放って、声を上げてアピールしてからムタを持ち上げるが、ムタはヒザを後藤に当てて脱出。すかさずシャイニングウィザード。ムタがロープに振ろうとするが、逆に後藤がロープに振る。後藤もロープに飛んで、ムタの背後に飛びかかろうとするところを、ムタがすぐさま振り向いて、毒霧。後頭部にシャイニングウィザード、正面からシャイニングウィザード。カウント2。最後はバックブリーカーからムーンサルトプレスを決めて、ムタが圧勝した。
9月28日 全日本プロレス 横浜文化体育館
○ 諏訪魔 24分52秒 ムーンサルトプレス
三冠王座に挑戦。ムタは開始早々、早くも場外へエスケープ。リングインと同時に緑の毒霧。再び場外へ逃げ、リングイン。ヘッドロックで諏訪魔を絞めあげ、一旦ブレークすると、タックルでぶつかり合う。場外へ逃げたムタは、諏訪魔のセコンドの雷陣を鉄柵へ叩きつける。雷陣がセコンドに担がれて退場。諏訪魔は「関係ねぇだろ」と怒鳴る。リングに戻ったムタへ諏訪魔が怒りのパンチ。さらに逆エビ固め。場外へ逃げたムタにチョップを放つが、ムタが鉄柵に振り返し、鉄柱攻撃。噛みつき攻撃で顔面から流血させると、エプロンでなおも意識朦朧としている諏訪魔に手刀を振り下ろし、スリーパー。諏訪魔もバックドロップで投げつけ、エルボーから再びバックドロップ。さらにもう1発を狙うが、ムタが体を浴びせてかわし、スリーパー。諏訪魔がブレーンバスター。ムタも串刺し式のシャイニングウィザード、STF。頭に包帯を巻いた雷陣がリングサイドから声援。ムタが側転エルボー。諏訪魔はバックドロップ、串刺しラリアット、フロントスープレックス、かんぬきスープレックス。場外へエスケープしたムタはイスを手にリングに戻るが、レフリーが制止する間に諏訪魔がラリアット。諏訪魔がイスを奪いとる。ムタは低空ドロップキックからロープに飛ぶ。返ってくるところを諏訪魔がイスを振るが、かわして赤い毒霧。しかし諏訪魔はイスでブロック。イスをムタに投げ、ムタがイスをつかんだスキに、回転してからイスごとラリアット。さらにバックドロップ。カウント2。低空ドロップキックを放ち、シャイニングウィザードを狙って走りこんだところに諏訪魔がラリアット。完璧な形でラストライドを決めるが、ムタはフォールされながらカウント2が入ったところで諏訪魔の顔面に緑の毒霧。諏訪魔は、ドロップキック、ダイナミックなダイビングボディプレスを決めるが、カウント2。ラストライドで担ぎ上げられたが、ムタは顔面へ緑の毒霧。低空ドロップキックからシャイニングウィザード。カウント2。さらにバックブリーカーからのムーンサルトプレスでカウント3。 諏訪魔が立ち去った後で、3本のベルトを受け取ったが、そこに鈴木みのるが登場。背後からスリーパーを決められ、ムタは赤い毒霧を吐いて失神。みのるに足で踏みつけられた。
10月23日 全日本プロレス 青森・河西体育センター
鈴木みのるの出場した6人タッグマッチの試合後、突然の停電。照明が復旧すると、リング上では緑の毒霧をくらって苦しむ鈴木みのるの姿が。すぐそばには怪しげにたたずむムタの姿があった。すぐに停電になり、暗闇の中をムタが退場。鈴木みのるも苦しみながらNOSAWAとTAKEMURAの手を借りて退場。
11月3日 全日本プロレス 両国国技館
○ 鈴木みのる 25分46秒 シャイニングウィザード
先に入場したみのるは頭にかぶったタオルもタイツも白と黒のツートンカラー。ムタは赤いガウンに、龍のようなオーバーマスクをかぶって入場。みのるは、試合前に読みあげられていた認定証を破り捨てる。コールを受けたみのるがタオルを取ると、ヘアスタイルも黒髪と金髪のツートンカラー。ゴング後、お互いにらみあい、ムタは頭上に緑の毒霧。ムタが場外へ降り、みのるも対面の場外に降りる。お互いが同時にリングに戻るが、すぐにムタは場外に降りる。ムタがリングに戻ったとたん、みのるが場外に降りる。みのるがリングに戻り、手をさぐろうとする間合いから、ローキック。次のローキックはムタがキャッチ。ムタがバックを取り、腕をみのるの足にかけてダウンさせ、足首を極める。ムタは体固めでカウント1。フォールを返したみのるのスキをつき、グラウンドで左腕を取る。さらに押さえ込みでフォールに行き、カウント1。みのるの左腕を取りに行くが、かわされたため、今度は足首を極める。みのるは足首を外し、逆にムタの足首を極める。ムタはロープブレイク。ブレイク後、ムタはすぐに場外に降りて客席の女性ファンを威嚇。みのるは場外に降りて、ローキック。ムタはリングに戻る。すぐにみのるも追っていき、ローキック3発。さらにローキック。ムタがダウン。みのるは右ヒザにキック。ムタを立たせて、右ヒザにキック3発。頭部へのキックのフェイントからムタの右ヒザを取って、足首を極めようとする。ムタはロープブレイク。みのるは背中にキックを放って、ムタの右足を取り、ドラゴンスクリュー。みのるはクネクネしたLOVEポーズ。シャイニングウィザードに行くと見せかけてフェイントのビンタ。あざ笑ったみのるの腹にムタがキック。さらにみのるを場外に投げ落とす。みのるを鉄柱にぶつける。みのるを鉄柵にぶつけようとするが逆に投げられて鉄柵にぶつかる。みのるがイスを振りかざすが、ムタがキックし、みのるが持ったイスごとシャイニングウィザード。みのるは流血。さらにベルトで顔面を殴り、ボールペンで額を突き刺す。ムタはイスをてにするが、レフリーに阻止されたため、ベルトで殴り、ゴングの小槌で殴って顔面に押しつける。ムタはリングに戻り、小槌をくわえてLOVEポーズ。客席から拍手を受ける。リングに戻ったみのるの顔面にストンピング3発。そのまま顔面を踏みつける。ムタがロープに振ってスリーパーホールド。絞めあげながら、額に噛みついてブレイク。ムタがSTF。途中で永田ロック。みのるがロープブレイク。ムタは額に噛みつく。首投げからフラシングエルボー。ムタが頭をキックしてからロープに飛ぶが、返ってきたところにみのるがヒザ蹴り。急所に当たりムタはダウン。みのるは顔面の血を手でぬぐい、なめながら高笑い。キック、パンチ、キック4発、張り手9発、エルボー6発。舌を出して高笑いをあげて、エルボー2発。ムタは場外に降りる。みのるもそれを追い、ムタをリングに上げる。みのるはミドルキック。ムタは受けとめてドラゴンスクリューを狙う。みのるはこらえて、腕ひしぎ逆十字。ムタはロープに足をかける。みのるはそのまま絞めあげる。なぜかレフリーは反則カウントを取らずにみのるの腕を離そうとする。さらに絞めあげるみのる。なんとか外して、ムタは場外に降りる。みのるも場外に降りてイスを手にしてムタに向かい、イスで2回突いてから、背中に4度振りおろす。イスの背もたれの部分が吹き飛ぶ強烈な攻撃にレフリーが割ってはいる。みのるはムタにキックしてからリングに戻る。エプロンに上がったムタの顔面にみのるはビックブーツ。みのるは、ムタの首と腕をロープにからませて極めて、逆さ吊りになって締めあげる。レフリーはなぜか反則カウントを取らずにみのるを引きはがそうとする。なんとか技が外れてムタは場外転落。ムタはイスを手に持ちリングに戻る。ムタをキックし、みのるがイスを奪う。ムタもドロップキックで反撃。イスを置いて、イスを足場にしてのシャイニングウィザード。イスを振りおろすが、みのるがかわしてスリーパー。さらにイスの上へゴッチ式パイルドライバー。みのるはスリーパーを極めるが、ムタは投げて振りきり、みのるの頭をつかんで緑の毒霧。しかし、毒霧を全て吐き出す前にみのるに口をふさがれて飲みこんでしまい、スリーパーを極められる。押さえ込まれるがムタはカウント2で返す。みのるはさらにスリーパーで絞めあげる。ムタが立ち上がり、コーナーにみのるを押しつけてスリーパーを外し、コーナーを背にしたみのるにシャイニングウィザード。そして低空ドロップキックからドラゴンスクリュー。さらにシャイニングウィザード、そして後ろからシャイニングウィザード。さらに正面からシャイニングウィザードを放つが、みのるに受けとめられてヒールホールドで返される。みのるが舌を出してあざけり笑ったところにムタは緑の毒霧。しかしみのるはよけて、すぐにロープに飛んでキック。この蹴りを受けとめたムタはドラゴンスクリュー。そしてシャイニングウィザード。バックブリーカーでダウンさせ、ムーンサルトを狙ってコーナーに上がるが、途中でみのるが背後からスリーパー。そしてキレイな逆落としを見せてスリーパーで絞める。ムタの動きが完全に止まる。スリーパーをかけたまま一度立ち上がり、みのるが腕を離すと、ムタは崩れるようにダウン。高笑いをあげてみのるがフォールに押さえこもうとした時に、ムタが毒霧。完全にくらってしまったところにムタがシャイニングウィザード。これもカウンターでくらってしまい、みのるはダウン。ムタはバックブリーカーからムーンサルトプレス。カウント2。みのるはロープにもたれながら立ち、フラフラの状態。首を押さえてリング中央で両ヒザをついたところにムタがシャイニングウィザードを放ち、カウント3。試合後、ムタは3本のベルトでみのるを殴り、倒れたみのるに覆いかぶさると、そこにGURENTAIのTシャツを着た高山善廣が登場。みのるを抱きおこして救出すると、さらにリング上でムタとにらみ合い、無言のまま去っていった。
12月25日 ハッスル 後楽園ホール
全試合終了後に登場。高田総統のいるバルコニーに向けて毒霧。ハッスルマニアで対戦する川田父に「はじめまして、利明がいつもお世話になっています」と丁寧に挨拶された。「息子」のボノちゃんの頭をなでてから、退場。
12月30日 ハッスル 有明コロシアム
○ ボノちゃんと組んで川田利明、川田父、エスペランサー・ザ・グレート 20分46秒 ボノちゃんフリップ
メインイベントで川田利明、川田父(73歳)を相手に親子対決。入場時にはムタが現れなかったため1対2で試合開始。川田がストレッチプラムでボノちゃんを絞めあげると、川田父がリングインし、ボノちゃんにチョップ。会場が暗転し、ムタが登場。花道で頭巾や上着を脱ぎ捨ててリングインし、ボノちゃんの頭をなでる。緑の毒霧で威嚇したムタに対し、川田も串刺しキック、ブレーンバスター。ムタもドラゴンンスクリュー、シャイニングウィザード。ボノちゃんとムタがフラッシングエルボーの競演。さらにボノちゃんがボディプレス。川田父がカットに入るが、ムタの毒霧を食らってしまう。顔面を緑に染めた川田父がスタッフによって運び出される。ムタは川田にシャイニングウィザード。川田は場外へ転落。スクリーンに高田総統が登場。「おい、ムタよ。きさまはシャレというのがわからんらしいな。よく考えてみろよ。こんな試合がマニアのメインなわけねえだろう。前置きはこれぐらいにして、これから真のメインを始めようか。モンスターKのパートナーは、エスペランサー・ザ・グレートだ!」 エスペランサー・ザ・グレートが登場。テーマ曲に乗り花道をゆっくりと入場。突進するボノちゃんをミドルキックでダウンさせ、さらに座っているボノちゃんの胸板にキック。ムタとエスペランサーが間合いをとりながらにらみあう。突進するエスペランサーをムタがよける。ムタのチョップは受けとめられ、右腕をつかまれたままにらみあう。ムタはそのまま投げられ、ロープの反動を使ってのヒザ蹴りをくらってダウン。後ろに後ずさるムタに向かってレーザービターン。ムタはなんとかかわし、向こうの壁が爆発。どよめく場内。ムタは頭上に赤い毒霧を吐いてから、低空ドロップキック2連発を放ち、ドラゴンスクリュー、足4の字固め。武藤対高田戦の名場面を演出。固められたまま、エスペランサーは体を起こし、お互いにらみあう。至近距離からのレーザービターンを狙うが、ムタは技を外して場外に逃げる。イスを持って場外を徘徊。リング上のエスペランサーの背後からボノちゃんがダブルパンチ。さらにチョップを打つが、エスペランサーも打ち返し、ボノちゃんはもんどりうってダウン。場外の花道で、ムタがおいでおいでと呼びこむ。エスペランサーがゆっくり花道を進んでいく。ボノちゃんが背後からエスペランサーにダブルパンチ。さらに羽交い絞めにする。ムタがイス攻撃。ムタは花道奥に歩いていく。エスペランサーはエルボー2発で脱出し、地獄突きからヒザ蹴りでボノちゃんをダウンさせる。ムタに向かってレーザービターン。ムタのすぐそばで爆発。ムタはダウン。エスペランサーがムタに歩み寄る。レーザービターンの動きでムタの頭にチョップ。スモークがたかれ、ムタの姿が花道から消える。エスペランサーはボノちゃんに向けてレーザービターンを放とうとするが、下からムタが抱きついて「魔界」に引きこんで行き2人とも花道から消滅。その後、何事もなかったかのように川田がボノちゃんを攻撃。試合はボノちゃんがボノちゃんフリップで川田からフォール勝ち。
2009年
3月1日 全日本プロレス 後楽園ホール
○ MAZADA 5分59秒 シャイニングウィザード
ムタがパイレーツ・ムタのコスチュームで登場。MAZADAはゴングと同時にエルボー、ストンピング。ムタは微動だにせず。MAZADAはレフリーのブラインドを突いた急所蹴り。ムタは緑の毒霧を噴いて一瞬で形勢を逆転すると、場外でMAZADAにイス攻撃。カメラ用のケーブルでMAZADAの首を絞め、観客の傘で殴りかかる。リングに戻ったムタはフラッシングエルボー。MAZADAはDDT、ラリアットで反撃。ドロップキックでムタが場外転落。ムタはイスを手にリングイン。MAZADAはムタのイス攻撃をかわし、逆にイスを奪い取る。イスを振りあげたところでムタが顔面に毒霧。シャイニングウィザードを決めてカウント3。
3月4日 全日本プロレス 白河市中央体育館
○ 征矢学 6分33秒 シャイニングウィザード
試合開始早々に緑の毒霧。場外でラリアット、リング上でパワーブースターをくらったが、カバーに入られたところにムタが緑の毒霧。シャイニングウィザードで勝利後、征矢の顔に舌をはわせた。
3月6日 全日本プロレス 栃木県総合文化センター
○ 真田聖也 5分48秒 シャイニングウィザード
ゴング直後に放った真田のドロプキックを受けとめてから、赤い毒霧。場外では観客の傘で攻撃。リング上ではアキレス腱固め。終盤に丸め込みをしかけられたが、再び毒霧。最後はシャイニングウィザードで勝利。勝利後、真田の顔に舌をはわせた。
3月8日 全日本プロレス 館林市民体育館
○ KAI 4分51秒 シャイニングウィザード
ドロップキックで奇襲されたが、プランチャで飛んできたKAIめがけて赤の毒霧。場外ではテレビカメラのコードでチョーク攻撃。KAIのスプラッシュ・プランチャをくらったが、カバーに入ったところでムタが緑の毒霧。最後はシャイニングウィザードで勝利。勝利後、KAIの顔に舌をはわせた。
3月10日 全日本プロレス 気仙沼市総合体育館
○ 大和ヒロシ 6分34秒 シャイニングウィザード
イスを踏み台にしたシャイニングウィザードで勝利。
3月11日 全日本プロレス 八戸市体育館
○ NOSAWA論外 6分18秒  シャイニングウィザード
高山が荒谷に勝利した試合後、突然照明が落ち、高山の背後にムタが登場。緑の毒霧を顔面に吹きかけ覆いかぶさる。そこに論外がリングインし、試合開始。ラ・マヒストラルで固めようとした論外の顔面に毒霧。シャイニングウィザードで勝利。倒れた論外の顔面に舌をはわせた。試合後のバックステージで「ノサワ、マズイ・・・」とコメント。
3月14日 全日本プロレス 両国国技館
× 高山善廣 13分42秒 エベレストジャーマン
ゴングが鳴った直後にムタは頭上に赤い毒霧。毒霧の直後に高山がドロップキック。高山が首投げからロープに飛んでムタの胸にキック。ムタを踏みつけてカバーを要求するがレフリーはカウントを取らない。高山が滞空時間の長い抱え式バックドロップ。ムタはすぐに場外エスケープ。高山は場外でダウンしたムタの背中に両手を組んでのパンチを落とし、ムタを立たせてエルボー、背中にパンチを落とし、鉄柵に振ろうとするが、逆にムタに振りかえされる。鉄柵にもたれたところにムタがシャイニングウィザード。イスを額に打ちつけ、強烈に振りおろす。さらに額にイスを打ちつける。高山が額から流血。ムタはさらにイスを2度打ちつける。ムタは一度リングに入るが、すぐに場外に降りて、放送用のコードで高山の首を絞める。ロープを離し、高山をリングに上げ、首投げからフラッシングエルボー、STF。高山はなんとかロープエスケープ。ムタは額に噛みつく。高山の額の傷が深く、リングドクターのチェックを受ける。両者立ち上がり、ムタがドラゴンスクリュー、足四の字固め。ムタは技をかけながら両腕でマットをたたき続ける。高山はなんとかロープエスケープ。技を外さないためレフリーが外す。高山のヒザに低空ドロップキック。ムタは対角線のコーナーに振ろうとするが、逆に振りかえされて、コーナーでハイキックをくらう。ムタは場外に降りて徘徊。イスを手にリングに上がろうとするところを高山がハイキック。高山がイスを拾い、そのまま勢いよく振りおろす。ムタは場外転落。レフリーの制止をつき飛ばし、高山もイスを手に場外へ。イスをムタの頭上に振りおろす。高山はムタの顔面に4度ストンピング。パンチをくらわせ、ムタのマスクに手にかけて、マスクを全てはがす。ムタの頭には白いペイントがされ、目の周りも黒くペイントされている。高山はムタを鉄柱にぶつけ、鉄柵についていたロープでムタの首を絞める。レフリーの制止でロープを離し、ムタをリングに上げる。ムタも流血。高山はストンピングからミドルキック。さらにダウンしたムタの胸板に強烈なキックを放ち、額の傷口へエルボーやパンチを落とす。そのまま押さえて、カウント2。ムタは大流血。高山はエルボーを2発落としてスリーパーホールド。さらに顔面にエルボーを落として、立ち上がって背中にキック。立ち上がろうとしたムタの胸板にキックして、ロープに飛んでのドロップキック。ロープにもたれながらムタの顔面を踏みつける。さらにストンピング2発。ムタは立ち上がるがエルボーの連打をくらい、対角線のコーナーに振られてからニーパットとダブルアームスープレックスをくらう。すぐに高山が腕ひしぎ逆十字固め。ムタが技を外し、高山の顔面に毒霧を噴きつける。ムタはシャイニングウィザードを決め、背後からも後頭部へのシャイニングウィザード、正面でシャイニングウィザード。カウントは2。シュミット式バックブリーカーを決めてムーンサルトプレス。しかし2で返される。シャイニングウィザードを狙いに突進したところを高山がカウンターでニーリフト。高山がロープの反動を使って向かってきたところをムタがヒザへ低空ドロップキック。すかさずシャイニングウィザードを決めるが、高山が両腕で完全にブロック。高山はムタの頭部にヒザを当てて、走りこんで顔面へのヒザ蹴り。さらに走りこんでのヒザ蹴りを顔面に決め、フォールするがカウント2。左ヒザのサポーターを外して走りこんできた高山の脚を受けとめ、ムタはドラゴンスクリュー。毒霧を顔面に吐くが、高山は両腕でブロックし、ニーリフト2連発。後ろを向いたムタにエベレストジャーマンを決めて、カウント3。ムタは三冠王座から転落。
6月10日 全日本プロレス 後楽園ホール
○ ヘイト 8分35秒  シャイニングウィザード
「武藤祭」〜武藤敬司デビュー25周年プレ記念大会〜。この大会では武藤、グレート・ムタ、黒師無双として3試合に出場。TARU、歳三、ヘイトの3人同時の消火器攻撃をくらう。3人連続でドラゴンスクリュー。最後はシャイニングウィザードで勝利。
9月13日 全日本プロレス 後楽園ホール
○ KIYOSHI(雷陣)と組んで諏訪魔、近藤組 20分46秒 KIYOSHIのムーンサルトプレス
試合前のコールではKIYOSHIと同時に緑の毒霧(KIYOSHIは赤)を合体噴射。KIYOSHIは舌を出したり、両手を広げて回ってみせる。諏訪魔はタックル。はね飛ばされたKIYOSHIは舌を出して余裕をみせる。ムタに交代。ムタはリング下を徘徊。リングに戻ると、近藤がキングコングラリアット2発。ムタはリング下から工具箱を持ちだすがレフリーに止められる。諏訪魔がKIYOSHIにボディスラム、エルボー、ブレーンバスター、逆水平チョップ。場外戦ではムタが近藤にイス攻撃。諏訪魔は場外でKIYOSHIにラリアットを狙うが、かわされて鉄柱に激突。KIYOSHIはエプロンからのキックや木槌攻撃などで諏訪魔を流血させる。ムタと近藤は南側客席通路で乱闘。ムタはリング下にもぐり、大量の紙テープを体に巻きつけてみせる。リング上ではテープをまきちらしながら諏訪魔にSTFを決める。KIYOSHIは諏訪魔の額にパンチ。諏訪魔はラリアットで反撃。諏訪魔は近藤にタッチ。近藤は串刺しラリアット、ザ☆オリジナル、ランサルセとたたみかけるが、KIYOSHIも地獄突きで反撃。ムタとの合体キックからKIYOSHIがダイビング式の手刀。諏訪魔はチョップ、ラリアットで2人をダウンさせる。KIYOSHIがサンドイッチラリアットをくらってしまい、諏訪魔がパワーボムの体勢に入るが、ムタが毒霧でカット。さらにKIYOSHIを踏み台にしてのシャイニングウィザードを決めて諏訪魔を戦闘不能にさせた。近藤にコーナーでのジャンピングハイキックとシャイニングウィザードの合体技を浴びせ、2人同時に毒霧。20分46秒、KIYOSHIのムーンサルトプレスで近藤に勝利。
10月10日 ハッスル 両国国技館
メイン終了後、リングに登場。キングRIKI(竹内力)から12月25日のハッスル・マニアでマグナムTOKYO、キングRIKIとの3WAY戦を提案されると、キングRIKIの顔面に緑の毒霧を噴射し対戦を受託。その後、ハッスルが崩壊。この大会がハッスルの最後の大会となったため、試合が行われることはなかった。
11月20日 全日本プロレス 台北・国立台湾大学総合体育館
○ ゾディアック 11分21秒 シャイニングウィザード
全日本プロレスの台湾遠征での試合。序盤から場外戦。イスを振り下ろそうとした瞬間にムタが緑の毒霧。シャイニングウィザードを決めてフォール勝ち。
2010年
1月30日 ROH ロサンゼルズ・ヒルトンホテル大会「レッスル・リユニオン4」
○ KAIと組んでジョーイー・ライアン、スコット・ロスト組 12分5秒 シャイニングウィザード
「CAUTION」の看板を手にKAIが入場しムタがそれに続く。ムタは、KAIを制して先発で試合開始。ムタは緑の毒霧を天に向けて噴射。その後は、グラウンドを中心に相手の力量をうかがいながら試合を進め、ロストのアームドラッグ、ドロップキックを受けたところでKAIとタッチ。KAIはライアン相手に、ロープ間をかけ抜けるスピーディーなファイトを展開。ロストのキックを浴びるなど劣勢に回ることもあったが、危なげない試合運びでムタと交代した。ムタはロスト相手にフラッシングエルボーからSTF。腕を絡めてクロスフェイスロックへ移行した。タッチを受けたKAIはロストに逆エビ固め。ライアンがカットに入る。タッチを受けたムタはドラゴンスクリュー、アキレス腱固め。KAIもロストーをコーナーにつめてダブルニーアタック、コーナー最上段からダブルフットスタンプ。ロストにエルボーバット、延髄斬り、ライアンに飛びついてのウラカンラナ、ドロップキックの反撃を許し、さらにライアンがムタに正面からのカッター、ドロップキックを決める。このチャンスに一気に勝負でたPWG組は、ロストがKAIに飛びつき式のエースクラッシャー。KAIは場外にエスケープ。ライアンがプランチャを見舞ったところ、KAIは入場時に持ち込んだ看板で迎撃。看板を奪ったロストはレフリーに制止され、振り向いたところにムタが緑の毒霧。視界を失ったロストにシャイニング・ウィザードを決めて3カウントを奪った。
8月15日 全日本プロレス 後楽園ホール
大会前からムタに対してTLCマッチをアピールしていたKENSOの前に登場。試合後にTARUがマイクをしている最中に場内が暗転。西側バルコニーから姿を現したかと思いきや暗転し、今後は南側客席に現れ、さらに暗転するとリング上に登場。KENSOの顔面に緑の毒霧を噴き、ラダーを投げつけ、覆いかぶさっての噛みつき攻撃で圧倒し、リングを降りて退場。
8月29日 全日本プロレス 両国国技館
× KENSO 10分30秒 ダブルニードロップ
右ヒザ手術からの長期欠場明けの試合。インディアンバージョンの衣装で登場し、杖をついての入場だった。ムタの鉄パイプによる奇襲攻撃によって試合スタート。この試合がTLCマッチとして行われることがアナウンスされる中、ムタはKENSOに背後から首を締め上げられ、毒霧を空中に噴射するも、KENSOの突進をかわし、場外へのプランチャを空振りさせる。ムタは場外でKENSOの首を締め上げ、リング上でも鉄パイプを顔面に突き立てると、足4の字固めへ。すでにKENSOは額から大流血を負っている。5分経過。セコンドのヘイトがレフェリーの気をそらす間に、KENSOはムタをコーナーに逆さ吊りにし、その顔面にラダー攻撃。さらに稔、MAZADAも加勢し、イスとラダーを使った攻撃を狙うが、ムタはこれをかわすとKENSOの顔面に毒霧を噴射。さらにイスを投げ、KENSOがキャッチした次の瞬間にシャイニングをかますと、もう一撃。さらに、KENSOの上にテーブルを置き、そこへムーンサルトプレスを放つも、カウント2ではね返される。KENSOはテーブルを手にしたムタの前にラダーを置き、イスで思い切り殴りつけると、MAZADAがラダーに上り始めるが、ムタはまずKENSOの顔面に緑の毒霧を吹きかけてダウンさせる。ラダーの上に取り残されたMAZADAに対し赤い毒霧を噴きつけ、ラダーごと叩き落とすKENSOのダブルニーをくらってフォール負け。客席がどよめきとブーイングに包まれた。
2011年
5月15日 全日本プロレス 後楽園ホール
武藤敬司、KENSO組対KONOジョー・ドーリング戦の試合中に、場内が暗転し、南側客席通路に頭巾をかぶったムタが登場。セコンドのブードゥーマーダーズがそれを追うが、ムタは扉から退場。試合は武藤組の勝利。試合後にブードゥーマーダーズのリーダーのTARUが緑の毒霧を顔面に浴びた状態でリングに戻り、「おい、KENSO、武藤、ムタ呼んでこい、こら!」と、ムタの試合出場をマイクで要求。
6月12日 全日本プロレス 後楽園ホール
× KENSO、TAJIRIと組んで船木、鈴木みのる、KAI組 16分30秒 船木のバックドロップ
試合前、TAJIRIと共にダブルの毒霧を噴射。船木のバックドロップをくらってKENSOがフォールされ、カウント2で返したかに見えたがフォール負け。
6月19日 全日本プロレス 両国国技館
○ KENSOと組んで曙、組 8分54秒 ムタのシャイニングウィザード
世界タッグ王座決定戦。先に入場したKENSOはエル・アギラ・インペリアルのポーズを実況席、さらに四方のトップロープで行う。ムタはゴング前に上空に毒霧を吐いて曙にドロップキック。KENSOも腰布で浜の首を絞める。ムタは曙にシャイニングウィザード。曙は場外転落。KENSOがコーナーに詰めて浜に張り手を連打し、首投げ。ダウンした浜にムタがフラッシングエルボー。2人で浜をロープに振ったが、浜はダブルのラリアットで反撃し、曙にタッチ。曙と浜が対角線のコーナーからリング中央のKENSOに向かってサンドイッチの体当たり。ロープ際で曙がKENSOを踏みつける。曙がKENSOをロープに振って体当たり。「ビチっと!」と叫んでKENSOが立ち上がる。曙はコーナーで待機していた浜の尻にKENSOを打ちつけてタッチ。KENSOが張り手を放つが、浜は肩を殴りつけ、コーナーで尻を突き出し押しつぶす。さらにコーナーにダウンしたKENSOの顔面に尻を突き出して動きを止める。浜は首投げから、回転して背中から押しつぶすボディプレス。カウントはギリギリで2。浜は曙にタッチ。曙が豪快なボディスラムからエルボードロップ。カウントは1。「遅いんだよ!1、2、3!」と曙が手を叩きながらレフリーにクレーム。曙はKENSOの肩口をクロー攻撃。さらにスリーパーホールドで締めあげる。動きが止まり、スリーパーをほどくと、KENSOが完全にダウン。曙は浜にタッチ。浜がギロチンドロップ。KENSOが張り手2連発で反撃し、ダウンした浜にラ・マヒストラルで丸めこみ、カウント2。KENSOがロープに走ってランニングネックブリーカードロップを狙うが、逆に浜がネックブリーカーで反撃。浜が曙にタッチ。曙がコーナーに待機するムタを体当たりで場外に落とし、KENSOをコーナーに振ってから体当たり。曙が「終わり!」と叫んでボディプレス。KENSOがよける。5分経過のアナウンスと共にムタにタッチ。ムタはストンピング連打で曙を場外に落とし、放送用のコードで曙の首を絞めつける。さらに、たたんだパイプイスで曙の首を突き、リングに曙を上げる。リング上でもイスを首に突きさし、背中に打ちおろす。レフリーがイスを取り上げようとしている間に、曙が毒霧防御用のゴーグルを装着し、ムタに体当たり。チョークスラムを狙おうとした瞬間にムタが毒霧。しかしゴーグルのおかげでノーダメージ。すぐにチョークスラムを決めてエルボードロップ。KENSOがコーナーマットを叩きつづけてムタの奮起と観客の拍手を促していく。曙が浜にタッチ。ゴーグルを装着した浜がコーナーのKENSOに体当たりして場外に落とす。浜がムタをコーナーに振って、曙がラリアット。浜がランニングヒップアタック。浜がDDT。曙がエルボードロップ。浜がランニングボディプレス。場外からKENSOがリングに上がってカウント2でカットに入る。浜がロープに振ってラリアットを狙うが、ムタがよけて毒霧。しかしゴーグルのためにノーダメージ。体当たりでムタを倒す。エルボードロップはカウント2。KENSOがリングに上がり、浜のゴーグルを背後から外して強烈な張り手。ムタが毒霧。KENSOは走りこんで場外の曙にボディアタック。ムタはシャイニングウィザードを浜に決め、押さえこんでフォール勝ち。世界タッグ王座を獲得した。試合後にタッグベルトを手に取りマイクパフォーマンスを始めたKENSOの顔面に毒霧を吐き、大の字に倒れたままのKENSOを尻目に一人で退場した。
7月31日 全日本プロレス 愛知県体育館
○ KENSOと組んで太陽ケア、大森隆男組 16分17秒 KENSOのダブルニードロップ
世界タッグ王座の防衛戦。最後はムタが大森の顔面に火を吹いたところにKENSOがダブルニードロップ。試合後、ムタはKENSOの顔面に緑の毒霧を吐いた。
10月10日 全日本プロレス 後楽園ホール
○ KENSO、カズ・ハヤシと組んでダーク・オズ、ダーク・クエルボ、MAZADA組 12分16秒 ダブルニードロップ
ゴング前にKENSOがオズに奇襲攻撃。ムタはクエルボの顔面に緑の毒霧。さらにオズには赤の毒霧。ムタは3人連続のドラゴンスクリューを決めた。試合中盤ではKENSOがMAZADAを腰ヒモで絞めあげ、張り手連打。カズ、クエルボ、ムタ、オズが次々と場外へダイブ。最後にKENSOがプランチャ。試合終盤、KENSOのMAZADAへの張り手は、かわされてムタに誤爆。ムタとKENSOがそれぞれAAAコンビにキック、バックドロップ。ムタがMAZADAに毒霧、シャイニングウィザード。直後にKENSOがダブルニードロップを決めてMAZADAにフォール勝ち。
10月23日 全日本プロレス 両国国技館
× KENSOと組んでダーク・オズ、ダーク・クエルボ組 14分44秒 オズスペシャル
世界タッグ王座の防衛戦。試合前、アイドルのももいろクローバーZがペイントして「ぐれーとクローバーZ」となり、リング上でムタを出迎える。試合開始。KENSOとクエルボがロックアップ。ロープに押しこんだクエルボが胸に平手打ち。ロックアップからロープに押しこまれたKENSOが、ブレイクした瞬間に強烈な張り手。さらに張り手。ヘッドロック。ロープへ投げられたKENSOが体当たりでクエルボを倒す。さらに投げ倒し、スタンドで腕を絞めあげてムタにタッチ。ムタがクエルボを場外に投げ捨て、場外の鉄柵に投げ飛ばす。凶器を使って首を絞めてからクエルボをリングに上げる。ムタが首投げからフラッシングエルボー。KENSOにタッチ。KENSOが首投げから左手を踏みつける。さらに首投げから左手を踏む。さらに左手を踏みつけ。ロープにもたれた瞬間、KENSOの背後から場外にいたオズがイス攻撃。クエルボが顔面へのキックでKENSOを倒し、ムタにもパンチ。クエルボがコーナーにもたれたKENSOに逆水平チョップ。クエルボとオズが場外でKENSOの両足をつかんで倒し、足を引っぱって急所を鉄柱に打ちつけさせる。苦しむKENSO。リングに入ったムタにオズがキック、パンチの連打。コーナーに倒れたムタの急所へも2つのイスを使ってのスライディングキックを決める。KENSOをコーナーに振って、クエルボがラリアット、オズがジャンピングニーアタック。KENSOもクエルボに張り手で反撃するが、オズのキックをくらってダウン。KENSOをコーナーに宙吊りにさせて、2人同時に走りこんでのドロップキック。クエルボがトップロープに上ってスワントーンボム。カウント2。クエルボがオズにタッチ。オズがキックの連打。エプロンからロープの反動を使ってのきりもみ式のボディプレス。カウント2。オズが首投げから後頭部への低空ドロップキックを決めてタッチ。KENSOはコーナーにクエルボを振って突進するが、逆に顔面にキックをくらってしまい、なおも突進するがエルボーで反撃を受ける。逆に突進してきたクエルボに対してエルボーで反撃し、ムタにタッチ。KENSOのバックを取ったクエルボだったが、キックで急所を蹴られ、ムタの低空ドロップキック2連発からのドラゴンスクリューをくらう。リングに入ってきたオズにもドラゴンスクリュー。さらにクエルボにもドラゴンスクリュー。場外に落ちたクエルボを追ってムタも場外へ。鉄柵に投げつけ、イス攻撃。ムタはイスを手にリングに戻るが、レフリーにイスを取り上げられた瞬間にクエルボのドロップキックをくらってしまう。クエルボがオズにタッチ。ムタをロープに振ってダブルのエルボーとキック。オズがその場跳びのムーンサルトプレス。カウント1。ムタはロープに振られるが、攻撃をかわしてドロップキック。KENSOにタッチ。オズはドロップキックでKENSOを場外に落とすと、きりもみ回転してのプランチャ。ムタがオズへプランチャを決める。クエルボがムタにトペを決める。リングに上がったKENSOが2人にプランチャを決める。KENSOがオズをリングに上げ、コーナーに押しこんで、左の張り手9連発。KENSOがビックブーツを決めてフォールに入るがクエルボがキックでカット。リングに入ったムタがクエルボを場外へ落とし、オズをコーナーに振って、膝蹴り。KENSOがビックブーツでフォールに入るが、クエルボがイス攻撃でカット。さらにムタに対してイスを振り上げたところに毒霧をくらってしまう。ムタがイス攻撃でクエルボを場外に落とす。KENSOがロープに振ってオズにスピアー。腰ひもでオズの首を絞める。セコンドのMAZADAが場外で「ぐれーとクローバーZ」に襲いかかるが、逆に鉄柵に投げつけられる。ムタがシャイニングウィザード。ムタがオズを羽交い絞めにしてKENSOが張り手を振り上げたが、かわされて誤爆。この瞬間、ムタがKENSOの顔面に至近距離から毒霧。KENSOがムタに張り手。ムタがKENSOの顔面へ手のひらから炎を飛ばす。さらにKENSOにシャイニングウィザード。オズがKENSOにオズスペシャル。カウント3。世界タッグ王座から転落した。試合後に「おまえのせいだ!」と「ぐれーとクローバーZ」に向かって激怒するKENSOにムタが毒霧。ムタは「ぐれーとクローバーZ」と共に引き上げた。
11月5日 全日本プロレス 台湾・国立台湾大学総合体育館
○ TAJIRIと組んで諏訪魔、KAI組 18分40秒 シャイニングウィーザード
全日本プロレスの台湾遠征での試合。ムタのシャイニングウィーザードでKAIに勝利。
2012年
6月1日 PWS ニュージャージー州ラーウェイレックセンター
○ KAIと組んでサミ・キャラハン、アンソニー・ネス組 シャイニングウィザード
ネスのフライングボディプレスをくらってキャラハンがムタをフォールするがカウント2でKAIがキックでカット。キャラハンがKAIをファイヤーマンズキャリーで担ぎ、ネスがスーパーキックでKAIの顔面にキック。その後、デスバレーボムでたたきつける。接触したためレフリーがダウン。ダウンしたKAIが場外に落ちる。場外からムタがイスを持ち出してリングに上がり、キャラハンの腹を攻撃。ダウンしたキャラハンにムタがイスを振り上げたところで、背後からネスが攻撃してムタがダウン。KAIがネスをスーパーキックでダウンさせる。キャラハンがバイシクルキックでKAIをダウンさせる。キャラハンがムタにイスを振り上げたところにムタが毒霧。さらにシャイニングウィザード。意識を取り戻したレフリーが3カウントをたたいて勝利。
2013年
9月15日 W−1 名古屋国際会議場
○ TAJIRIと組んでレネ・デュプリ、ゾディアック組 9分41秒 シャイニングウィザード
Wー1(WRESTLEー1)の旗揚げ第2戦。ムタがシャイニングウィザードでゾディアックに勝利。
9月21日  W−1 KBSホール
○ TAJIRIと組んで河野、KAZMA SAKAMOTO組 10分25秒 シャイニングウィザード
Wー1(WRESTLEー1)の旗揚げ第3戦。ムタがシャイニングウィザードでSAKAMOTOに勝利。
2014年
1月4日  新日本プロレス 東京ドーム
○ 矢野通と組んで鈴木みのる、シェルトン・ベンジャミン組 12分4秒 裏霞
ゴング後、ムタは緑の毒霧。ベンジャミンがムタをつかまえると、ムタは場外に転がって、リング下から鉄柱を取り出すと、再びリングへ。矢野はみのるに背中を蹴られ、ぶら下がり式腕十字でつかまると、ベンジャミンも場外でムタにストンピング。さらに鉄柵の外へ連れ出す。みのるも場外で矢野にナックル。タイチがイスで殴りかかり、TAKAと共にイスで首を締め上げると、ベンジャミンが場外マット上へボディースラム。リングに戻し、カバーに入るが、カウント2。ベンジャミンがダブルアームスープレックス。みのるがヒザ蹴り、串刺しハイキック、サッカーボールキック。ベンジャミンがアームロック。タイチが場外から矢野を締め上げると、ムタがイスを手にリングインするが、レフェリーに止められる。ベンジャミンがブレーンバスターで投げると、矢野がコーナーマットをはずして金具にぶち当て、ムタが串刺しシャイニング、ドラゴンスクリュー。さらに場外でベンジャミン、みのるにイスを振り下ろし、リング上でベンジャミンにフラッシングエルボー。ベンジャミンもニールキックで反撃。矢野はみのるを金具に振ってYTRポーズを狙うも、みのるが阻止。みのるを振り切ってもベンジャミンに阻止される。みのるが矢野に腕十字固め、スタンドでのスリーパーからゴッチ式パイルドライバーを狙うも、矢野が抵抗し、ムタがシャイニング。ベンジャミンにドラゴンスクリュー、TAKAにシャイニング。だが、赤い毒霧はみのるにかわされてタイチに誤爆。みのるが矢野を再びスリーパーでとらえるも、ムタは頭をかいて静観するのみで矢野を助けに入らず。矢野を自力でみのるを振り切ると、ムタにつかみかかるが、ムタは怒りの表情で緑の毒霧を噴射。これを矢野がかわしたため、後ろにいたみのるに直撃。12分4秒、矢野が裏霞で鈴木みのるにフォール勝ち。
3月9日  TNA フロリダ州マイアミ・バンクユナイテッドセンター
○ 真田、中之上靖文と組んでクリストファー・ダニエルズ、カザリアン、クリス・セイビン組 9分26秒 ラウンディングボディプレス
TNAのPPV「ロックダウン」に登場。金網マッチでの対戦となった。真田がラウンディングボディプレスでダニエルズに勝利。
5月4日  W−1 東京ドームシティホール
○ TAJIRIと組んでアビス、カザリアン組 13分27秒 バズソーキック
試合前にTAJIRIと赤と緑の毒霧の共演。アビスがムタをタックルで倒す。ムタは場外で凶器を手にするが、レフリーにより没収。カザリアンはTAJIRIにヘッドロック。カザリアンがTAJIRIに延髄斬り、回転してのボディプレス。TAJIRIがカザリアンにスプリングエルボー。ムタがカザリアンにフラッシングエルボー、ドラゴンスクリュー、アキレス腱固め。カザリアンがムタにドロップキック。アビスがムタにタックル、サイドバスター。ムタが低空ドロップキック。TAJIRIがキック連打からタランチュラを狙うが失敗。カザリアンがTAJIRIにエルボー、レッグドロップ、DDT。アビスが2人まとめてラリアットで倒し、さらにチョークスラムを狙うも、2人が同時に毒霧を噴射。顔面を赤と緑に染めたアビスが画鋲をまき散らして、2人同時にムタとTAJIRIに襲い掛かろうとするが、ムタとTAJIRIはまたも同時に毒霧を発射。視界を奪われたアビスは、間違えて仲間のカザリアンを画鋲の上に叩きつける。背中が画鋲まみれとなったカザリアンに、ムタがシャイニングウィザード、TAJIRIがバズソーキックの連係を決めて勝利した。
6月25日  TNA ニューヨーク州ザ・グランド・ボールルーム・アット・マンハッタン・センター
○ ロビーE 52秒 シャイニングウィザード
緑の毒霧。フラッシングエルボー、ドラゴンスクリューを決め、シャイニングウィザードで勝利。試合後、ジェームス・ストームにビールを噴射されて襲われ、さらに、助けに入ったと思われたTNA・Xディビジョン王者の真田に背後からイス攻撃をくらい、ムーンサルトプレスをくらってKOされた。
7月6日  W−1 両国国技館
○ 真田聖也 9分53秒 ムーンサルトプレス
メインに出場。ムタは巨大な頭巾をつけて入場。真田はゴング直後にドロップキック。スワンダイブ式の攻撃を狙おうとした真田の顔面に毒霧。ムタが早くもムーンサルトプレスを決めたが、カウント2。ムタがフラッシングエルボー、STF。真田はエプロンからのトペを狙うが、ムタはセコンドを盾にして回避。ムタがイスを手にリングに戻ったところに真田がドロップキック。毒霧は真田にイスでブロックされ、顔面にイス攻撃をくらい、ヘッドロックでとらえられるが、ムタが下から毒霧。ムタがシャイニングウィザード2連発。5分経過。ムタがムーンサルトプレスを狙ったが、かわされて自爆。真田のスワンダイブ式の低空ドロップキック2連発とフェイスクラッシャーをくらう。真田がムーンサルトプレスで飛んだがかわされそうになって着地。ムタの毒霧はレフリーに命中。真田がムーンサルトプレス。しかし、レフリーが毒霧のダメージでダウンしていたためカウントされなかった。レフリーを起こそうとする真田にムタが蹴りかかるが、真田はドロップキック、ジャーマンスープレックス。カウント2。真田がムーンサルトプレスを決めるが、カウント2。再びムーンサルトプレスを決めてカバーに入った瞬間、ムタが毒霧。ムタはボディスラムからのムーンサルトプレスで3カウント。試合後、真田が退場した後で、ムタがリング上で毒霧を噴射。同時に紙テープが発射された。
10月12日  TNA 後楽園ホール
○ TAJIRIと組んでザ・グレート・サナダ、ジェームス・ストーム組 10分51秒 ムタがシャイニングウィザードでサナダに勝利
TNAが後楽園ホールで開催した年間最大PPV「バウンド・フォー・グローリー」のメインに登場。真田は顔面に青くペイントしてザ・グレート・サナダとして登場。ゴング直前にムタとTAJIRIが毒霧を吐いて威嚇。ムタがグラウンドでサナダの足首をロック。サナダがロープに逃げる。ムタがスタンドでフルネルソンで固め、サナダの左手首をひねっていく。なんとかロックを外したサナダが首投げからグラウンドに持ちこもうとするが、ムタも両足で挟みこもうとしたため体を離し、立ち上がって青い毒霧を頭上に吐く。両者、パートナーにタッチ。ロックアップ。ストームが突き倒し、足をつかまれるが背中にパンチ。ロープに振られたTAJIRIが低空ドロップキック、さらに左足にキックの連打。足をつかまれたストームが背中にパンチし、ロープに振ってアームドラッグで投げようとしたが、TAJIRIがこらえてストームのアゴヒゲをつかむ。ストームはラリアットで引き離す。ストームはサナダにタッチ。サナダがトップロープからTAJIRIの頭上にパンチを落とす。サナダがTAJIRIの額に噛みつき、飛びかかったが、かわされて場外転落。TAJIRIがエプロンのサナダに逆立ちキック。サナダはリング下に隠れ、TAJIRIもその後を追いリング下へ。しばらくして両者が現れ、サナダがTAJIRIをリングに上げる。TAJIRIの顔面は、毒霧を浴びて青く染まっている。ストームがストンピング、チンロック、ロープにTAJIRIの足を絡ませて痛めつける。サナダがロープを使ってTAJIRIの首を痛めつける。サナダが低空ブレーンバスターからフォールにいくがカウント1。2人がパンチでTAJIRIをダウンさせ、ストームがニードロップ。サナダがその場跳びムーンサルトで跳んだところをTAJIRIが上体を起こしてかわしたが、サナダが着地して背中にドロップキック。フォールにいってカウントは2。サナダが首の付け根をクローで痛めつけるが、TAJIRIもパンチで反撃。パンチの応酬。ストームが背後からパンチをくらわせTAJIRIがダウン。サナダが短い棒でTAJIRIを殴る。グッタリしたTAJIRIをフォールしてカウント2。サナダがロープに振ったがTAJIRIがエルボーで反撃し、ムタにタッチ。ムタが低空ドロップキック2連発からドラゴンスクリュー。ムタがサナダを場外に落とす。ムタが棒を使った攻撃から鉄柵に叩きつけ、イス攻撃、紐で首を絞め、レフリーが制止したところでサナダをリングに上げる。ムタが首投げからフラッシングエルボー。フォールにいくがカウント2でストームがカット。ストームがムタにコードブレイカー。ストームのダイビングエルボードロップからサナダがムーンサルトプレス。カウント2でTAJIRIがなんとかカットに入り、サナダを場外に落とす。ストームが必殺のアイ・オブ・ザ・ストーム(ハイジャックバックブリーカーホイップ)を狙ってTAJIRIをかつぐが、TAJIRIはなんとか脱出。飛びかかったストームをかわしてストームが場外転落。飛びかかってきたサナダをかわしてトラースキック。必殺のバズソーキックをかわされたが、毒霧。サナダがよけて毒霧。TAJIRIがよけてコーナーに振る。サナダがスワンダイブで飛んできたところを、ムタとTAJIRIがダブルの毒霧。TAJIRIがバズソーキック。ムタがシャイニングウィザードでサナダに勝利した。
12月7日 W−1 大阪府立体育会館第2競技場
○ 河野、TAJIRI、崔領二KAZMAと組んで真田、KAI、浜、中之上組 14分55秒 河野がランニングニーで中之上に勝利
W−1とヒール軍団「デスペラード」の全面対抗戦。TAJIRIとの毒霧共演からムタがシャイニングウィザード。14分55秒、河野がランニングニーで中之上に勝利。
2015年
2月13日 W−1 後楽園ホール
× 河野、TAJIRIと組んで中之上、児玉裕輔、稲葉大樹組 10分48秒 稲葉の横入り式エビ固めにTAJIRIがフォール負け
ヒール軍団「デスペラード」のメンバーとして出場。ゴング前に中之上に緑の毒霧。試合終盤、ムタとTAJIRIが、対角コーナーから飛ぼうとした児玉と中之上に同時に赤と緑の毒霧。稲葉にも同時に毒霧。最後はバズソーキックをかわした稲葉の横入り式エビ固めにTAJIRIがフォール負け。
5月5日 W−1 後楽園ホール
○ カブキ、TAJIRIと組んでKAI、中之上、児玉組 10分48秒 カブキがアッパーカットで児玉に勝利
入場時、カブキがヌンチャクのデモンストレーション。3人同時の毒霧噴射。トップロープからダイブした児玉に向かって3人同時の毒霧噴射。TAJIRIのバズソーキック、ムタのシャイニングウィザードから、カブキがアッパーカットで児玉に勝利。
6月7日 W−1 神戸サンボーホール
○ カブキ、TAJIRIと組んでAKIRA、アンディ・ウー、征矢組 16分7秒 カブキがアッパーカットでウーに勝利
6月14日 W−1 群馬・ニューサンピア
× KAZMA、エル・イホ・デル・パンテーラ、ビッグ・ブルートと組んでAKIRA、征矢、浜、アンディ・ウー組 18分39秒 浜のオオキドプレスにKAZMAが敗れた
7月12日 W−1 後楽園ホール
○ TAJIRI、カブキと組んで藤原、大和、芦野組 15分5秒 ムタがシャイニングウィザードで大和に勝利
ムタは入場時に戦国武将風のコスチュームを初披露。最後にカブキが入場し、ヌンチャク演舞から毒霧の競演。ムタはフラッシングエルボー、STFなどで相手を翻弄。藤原に低空ドロップキック、ドラゴンスクリュー。必殺のシャイニングウィザードを藤原にガードされてアキレス腱固めを決められ窮地に陥ったが、最後は一本足頭突きを乱打する藤原に対して3人同時の毒霧を決めてリングに落とし、ムタとTAJIRIの毒霧、カブキのアッパー、TAJIRIのハイキックから、ムタがシャイニングウィザードで大和に勝利。
8月30日 W−1 後楽園ホール
○ カブキ、TAJIRIと組んで越中詩郎、MEN’Sテイオー、カズ・ハヤシ組 12分7秒 ムタがシャイニングウィザードでハヤシに勝利
9月21日 W−1 後楽園ホール
× KAZMA、論外と組んで天龍、越中、河野組 16分17秒 越中のダイビングヒップアタックに論外が敗れた
天龍の後楽園ホールでの最後の試合となった。試合終盤で天龍がムタの毒霧を口から奪い、逆に噴射した。
9月27日 W−1 石川県産業展示館3号館
○ カブキ、TAJIRIと組んで黒潮、中之上、吉岡組 16分41秒 カブキがアッパーカットで黒潮に勝利
2016年
6月8日 W−1 後楽園ホール
○ 黒潮“イケメン”二郎 6分23秒 シャイニングウィザード
「イケメン試練の七番勝負」の5戦目の対戦相手として登場。黒潮はゴング前に奇襲し、ムーンサルトプレスを放つが、カウント2。ムタは場外で黒潮の顔面に毒霧を噴射。さらに顔めがけてイス攻撃。客席からは「顔はやめて」という声が上がる。黒潮もドロップキックでムタの動きを止め、イスを奪うが、ムタが至近距離から毒霧を噴射。黒潮の頭にイス攻撃。ムタがフラッシングエルボー。STF。場外へ逃げた黒潮に対し、ムタは顔面を鉄柱に打ちつけてリングに戻す。ムタは脱がせたジャケットでチョーク攻撃。黒潮もエルボーで反撃。ムタの毒霧をジャケットでブロック。手にしたジャケットでムタをメッタ打ちにしてファルコンアロー。カウント2。コーナーからのボディプレスからジャケットを着て、ムーンサルトプレス。ムタはドラゴンスクリューからのシャイニングウィザードで勝利した。黒潮が「もっと強くなりたいし、いろんなものを知りたい。だからおれを魔界に連れて行ってください」と頭を下げる。ムタは毒霧で返答し、黒潮を引きずり回しながら、どこかへ連れ去っていった。
7月1日 W−1 後楽園ホール
○ 武・殺忌苦(黒潮“イケメン”二郎)と組んでKAI、稲葉大樹組 13分6秒 武・殺忌苦がダイビングフットスタンプでKAIに勝利
コール後に武・殺忌苦と共に毒霧。先発はムタと稲葉。武・殺忌苦はロープに噛みついて試合を見守る。稲葉がムタにエルボー。ムタが顔面をかきむしる。武・殺忌苦は不気味な動きでリングの周りを徘徊。KAIがタックルで倒すと、武・殺忌苦がヘッドスプリングで起き上がり、観客は大歓声。武・殺忌苦はロープに飛びのり、イケメンばりに観客にアピールするが、直後にKAIがキック。トペスイシーダで飛んできたKAIを武・殺忌苦がイスで迎撃。武・殺忌苦がホウキで首を絞め、ムタがイスで殴りかかる。この攻撃でKAIは顔面から流血。ムタがKAIにフラッシングエルボー、STF。武・殺忌苦が足への噛みつき攻撃。急所にまで噛みつく。タッチを受けた稲葉がムタにエルボー、フライングショルダー。ムタがドラゴンスクリュー。武・殺忌苦がスワンダイブ式チョップを決め、観客のペットボトルを奪い、稲葉の指に噛みついて、頭から中身をかけ、ジャンピングキック。稲葉が武・殺忌苦にダブルチョップ。KAIが串刺しハイキック。KAIはトペスイシーダを武・殺忌苦に決め、スピアー。武・殺忌苦を持ち上げようとしたところでムタがイスで妨害。そこに稲葉がドロップキック。稲葉に対してムタと武・殺忌苦がダブルの毒霧。KAIがイスでムタを場外へ追いやり、武・殺忌苦の頭をイスでたたいてフィニッシュを狙うが、武・殺忌苦が毒霧を噴射して阻止。最後は武・殺忌苦がKAIへのダイビングフットスタンプで3カウント。
2017年
7月26日 プロレスリングマスターズ 後楽園ホール
× TNT、カブキと組んで藤波、長州、馳組 16分41秒 馳のノーザンライトスープレックスにTNTが敗れた
馳浩の一夜限りの復帰戦。馳がカブキにジャイアントスイング20回転を披露。ムタはドラゴンスクリューからのシャイニングウィザードを馳に決めたが藤波にカットされた。馳の裏投げからのノーザンライトスープレックスにTNTが敗れた。
2018年
3月25日 DDT 両国国技館
○ 佐々木大輔、遠藤哲哉と組んで男色ディーノ、石井慧介、大家健組 20分9秒 ムタがムーンサルトプレスで石井に勝利
両膝人工関節手術前の最後の試合。開始1分過ぎにはさっそく、毒霧を空中に向かって吹き出すと、場外に降りてゆっくりと周囲を見渡しただけで、独特の緊張感をもたらした。関節技など要所で技術も見せつけ、「魔界の住人」対「男色」という異色すぎる対決となったディーノとの攻防では、股間攻撃などの「男色殺法」にも一切動じることなく、逆にドラゴンスクリューでマットにはわせた。ディーノのキス攻撃にも応戦。佐々木、遠藤と3人での毒霧で赤く染め上げ、最大の見せ場はラスト。コーナーポストからのムーンサルトプレスで3カウントを奪ってみせた。
2019年
4月6日 HOG ニューヨーク・NYCアリーナ
○ TAJIRI、ペンタゴン・ジュニアと組んでロウ・キー、LAX(サンタナ、オルティス)組と対戦し、勝利。
両膝人工関節手術からの復帰戦。
4月6日 ROHと新日本プロレスの合同大会 ニューヨーク州マディソン・スクエア・ガーデン
× 30人参加の時間差バトルロイヤル
30人参加の時間差バトルロイヤル「HONERランボー」にサプライズ出場し、ライガーと対峙。掌底をくらったが、ドラゴンスクリューからフラッシングエルボーを決めた。試合は、場外に潜んでいたケニー・キングが2人をオーバー・ザ・トップロープで投げ捨てて勝利。
7月14日 九州プロレス アクロス福岡
○ 筑前りょう太、野崎広大と組んで玄海、阿蘇山、HUB組 14分20秒 ムタがシャイニングウィザードで阿蘇山に勝利
九州プロレスの11周年記念大会。
11月2日 ノア 両国国技館
○ 丸藤正道 12分5秒 シャイニングウィザード
2020年
5月10日 ノア ノア特設アリーナ
○ 魔流不死と組んで桜庭和志、望月成晃組 21分 ムタがシャイニングウィザードで望月に勝利
無観客試合。魔流不死とコーナーに並び立つと、そろって宙に向かい毒霧を噴射した。開始早々から桜庭のコスチュームの帯を奪って望月の首を絞めていくムタは、リングサイドに下りると、カメラマンに蹴りを入れて場外のビデオカメラを横取りし、カメラで望月を殴った。だが、帯を奪い返されると2人がかりでムタが首を絞められ、さらに桜庭の三角絞めに捕らえられた。この窮地に魔流不死はスモークを噴射してリング一面を真っ白に染める。煙が収まると、そこに現れたのは顔を緑色に染めた桜庭の姿だった。戦前は新型コロナウイルスの飛沫感染が問題視される昨今の情勢を懸念し、ムタが毒霧を封印するのではないかとの臆測が代理人・武藤敬司によってもたらされていた。これによって孤立した望月に対し、ムタは火炎攻撃。魔流不死の虎王アシストを受け、最後はシャイニングウィザードで大乱戦に終止符を打った。コメントブースに姿を現したムタは「アイ・ファウンド・フレンド・イン・ディス・リング」と魔流不死との初遭遇に感激。「ウィー・ウィル・ビー・バック」と再登場を約束しつつ魔界へと帰っていった。
2021年
6月13日 ノア ABEMA格闘チャンネルの無観客大会
試合後の拳王の背後に出現。「無観客TVマッチが始まって、あれから1年・・・状況も今、このような感じだけどな、ノアは歩みを止めてないぞ!」と視聴者に語りかけていた拳王だったが、異様な気配を感じたのか言葉を途中で切って振り向くと、グリーンの毒霧を噴射されて拳王は場外に退散して悶絶。ムタはABEMA生中継に導入されたドローンカメラにも赤の毒霧を噴射して引きあげた。バックステージでムタは「アイ・ワナ・キル・ケンオー!ケンオー・・・アイ・ウォント・ヒム・ブラッド。アイ・ワナ・キル・ヒム!(拳王を殺してやる。彼の血が見たい。彼を殺す)」とコメント。顔面を緑に染めた拳王も「グレート・ムタ・・・やってやるよ!」と叫んだ。
6月27日 ノア ノア特設アリーナ(ABEMAにて配信)
○ 拳王 14分36秒 シャイニングウィザード
ムタはゴングが鳴ると、場外にエスケープしてリング下を徘徊。リングの周りを飛ぶドローンカメラを追いかけ回す。苛立つ拳王がリング下に降りると、待ってましたとばかりにカメラコードで首を絞める。拳王はリングに戻ると張り手、投げっぱなしジャーマン、ローキック連発からアンクルホールド。ムタはロープエスケープ。拳王は技を解かずブレイクを促すレフェリーを突き飛ばすが、その隙を見てムタは拳王の顔面に赤い毒霧。ムタはフラッシングエルボーからSTF。ロープブレイクになると、コーナーに振って、串刺しシャイニングウィザードから噛みつき攻撃。拳王は、ミドルキック乱れ打ちから、串刺しダブルニーアタック、ダブルフットスタンプ。さらにセコンドからオイルのようなものを受け取ると、レガースに火をつけて燃えさかる脚で蹴暴(サッカーボールキック)。たまらず場外にエスケープしたムタに対して、拳王はコーナー最上段からダブルフットスタンプ。セコンドの金剛総出でストンピングの乱れ打ち。これをレフリーが制すると、その一瞬の隙にムタは手から炎を出し、拳王の顔面に浴びせる。ムタはイス攻撃。制するレフリーを振り払うと、イスを奪った拳王の顔面に緑の毒霧。イスを土台にしてのシャイニングウィザードを決めると、最後はシャイニングウィザードで勝利。
8月1日 ノア 広島サンプラザホール
× NOSAWA論外と組んで、清宮海斗小峠篤司組 17分59秒 レフリーへの毒霧により反則負け
ムタと広島と言えば、1990年9月14日、新日本広島大会での馳浩戦。ムタのベストバウトとの呼び声も高い。論外はその一戦をオーバーラップさせるようにタンカを持って登場。試合は清宮が大流血に追い込まれながらも奮闘を見せて、なんとムタをタンカに寝かせて、そこに小峠がムーンサルト・プレスを敢行。ムタが馳を葬り去ったシチュエーションを31年ぶりにリング上で描いたが、清宮のムーンサルトは自爆。このチャンスにムタは論外から投げ込まれたイスでの殴打を狙ったが、西永秀一レフェリーが必死にストップ。ムタが西永レフェリーに毒霧を浴びせて、反則負けとなった。試合後、なおもいたぶられる清宮を小川良成が救出。だが、ムタの毒霧のエジキとなってしまった。バックステージでムタは「オレは腹ペコだ。もっと血が欲しい。このリングに戻ってくる。ネクスト・・・カワサキ」と予告8月15日のカルッツかわさき大会でムタ、魔流不死組対HAYATA、小川良成組の一戦が決まった。
8月12日
ノアがムタの欠場を発表。代理人の武藤敬司に近い関係者がコロナに感染。ムタと武藤はPCR検査の結果陰性だったものの、大事をとって欠場することになった。
8月29日 ノア 石川県産業展示館3号館
× 魔流不死(まるふじ)、NOSAWA論外と組んで、HAYATA、小川良成、清宮と対戦 16分45秒、小川の横入り式エビ固めに論外がフォール負け。
ムタは小川に火炎攻撃を見舞い、魔流不死が白煙噴射器でリング上の視界を奪う中、清宮に毒霧を噴射。試合は毒霧の誤爆を食らった論外が敗れたが、そんなことはお構いなしと言わんばかりに試合後、なおも暴れる清宮に閃光妖術(シャイニング・ウィザード)を決めて、KO状態にした。ムタは戦場を場外に移すと、車を運転して清宮を跳ね飛ばした。ボンネットがボコッとへこむほどの衝撃だった。ダメージを負った清宮はタンカ送り。凶行を終えたムタは「グレート・ムタ、ナンバーワン!シー・ユー・スーン」と再登場を予告し、闇夜に消えていった。
11月9日 ドラディション 後楽園ホール
× 白使、KAZMA SAKAMOTOと組んで 藤波、天山広吉、小島聡組 17分2秒、小島のラリアットにKAZMAが敗れた。
藤波の50周年記念ツアーの第一弾大会。藤波に緑の毒霧で50周年を祝福すると、小島にフラッシングエルボーからSTF、場外で小島にビニール傘で攻撃するなどやりたい放題。最後は、KAZMAにラリアットを誤爆されると、緑の毒霧をKAZMAへ噴射し仲間割れ。挙げ句の果てには1人で控え室へ引き上げてしまい、試合も小島のラリアットでKAZMAが敗れた。
2022年
9月3日 ノア 大阪府立体育会館
〇 グレート・オーカーン、NOSAWA論外と組んで拳王、征矢学、タダスケ組 22分13秒、オーカーンがエリミネーターでタダスケに勝利。
オーカーンが拳王と対峙し、挑発合戦。場外に出ると本部席にあったGHCヘビー級のベルトを手にし、そのまま投げ捨てる暴挙に。怒りの拳王をすかし、触れないままムタにタッチした。天に向けて毒霧を放ったムタは、客席の女性から携帯型扇風機を奪ってすずむなど魔界ワールドを炸裂。さらにオーカーンが舌なめずりしながらタダスケの首を絞め上げると、ここにムタも加わり見せ場をつくった。その後、オーカーンが大空スバル式羊殺しでタダスケを捕らえると、拳王が竹刀攻撃で救出に。さらにレガースに火をつけてのキック「蹴炎」を狙いオイルを取り出す。ここで拳王がもたついた瞬間を逃さなかった。ムタが近づき、逆に火炎攻撃を発射。さらに閃光魔術弾をタダスケに浴びせるや、最後はオーカーンがエリミネーターで勝利。試合後、リング下の拳王を挑発するオーカーンに忍び寄ったムタは、緑の毒霧を噴射。「シーユー・スーン。メイビー・ユナイテッドステイツ、アンド・ヨコハマ?メイビー、ニュージャパン、トゥー」と謎の言葉を残し魔界へ帰って行った。一方、ムタに裏切られ顔面を緑に染めたオーカーンは床を這いつくばりながらバックステージへ。「苦しい。もうヤダー。この余、帝国の支配者を裏切ったな。その脚折って、トドみたいに地べた這いずりまわして、愛犬がご主人様の顔をベロベロ、びちょびちょになめるように、余の靴をなめさせて生き恥さらしてやるんだ。殺してやるんだ!」と絶叫し、奇声を上げながら立ち去った。
9月21日 AEW ニューヨーク・アーサーアッシュスタジアム
〇 グレート・オーカーン、NOSAWA論外と組んで拳王、征矢学、タダスケ組 22分13秒、オーカーンがエリミネーターでタダスケに勝利。
「AEW RAMPAGE」の収録に登場。花道から現れると、リング上でイスに縛られていたスティングににじり寄り、バディ・マシューズにドラゴンスクリューから毒霧を浴びせてスティングを救出した。
10月26日 新日本プロレス 後楽園ホール
矢野通対グレート・オーカーン戦に突如として登場。試合終盤、突如として会場が暗転。リングサイドにムタが出現し、オーカーンに緑色の毒霧を噴射。すかさず矢野が丸めこんで勝利を奪った。試合後のバックステージで矢野と共にに「ファッキン、オーカーン!アイ・ビート・ヒム、アリアケアリーナ。ヒー・イズ・マイパートナー。オカダ・イズ・マイパートナー、トゥー!」と有明大会での登場を予告した。
11月20日 新日本プロレス 有明アリーナ
〇 オカダ・カズチカ、矢野通と組んでジェフ・コブ、グレート・オーカーン、アーロン・ヘナーレ組 9分48秒、オカダがレインメーカーでヘナーレに勝利。
新日本プロレスラストマッチ。毒霧を読まれ、パイプ椅子や鉄製ステップの持ち込みもレフェリーに阻まれた。ドラゴンスクリュー、シャイニング・ウィザードを惜しみなく連打。ヘナーレへのシャイニングウィザードでオカダをアシストすると、オカダがレインメーカーで勝利。試合後にオーカーンを挑発してリングに上がらせ、赤い毒霧を顔面に噴射してシャイニングウィザードを決めた。オカダに握手を求められたが、天に向けて毒霧を噴射し、応じず。一人で花道を退き、バックステージで「グッバイ、オカダ。グッバイ、オーカーン。グッバイ、ニュージャパン」と最後の別れを告げた。
2023年
1月1日 ノア 日本武道館
〇 中邑真輔 18分19秒 キンシャサ
中邑はリー・リングランド・ジュニアのバイオリン生演奏と、和太鼓のコラボレーションによる和と洋が融合した入場曲を背景に、身を揺らしながら登場し、黒に赤のラインが入った毒々しいコスチュームを披露した。序盤はじっくりとグラウンドレスリングを展開。ヘッドシザースから逃れた中邑が「カモーン!」と挑発し、ムタは毒霧を天に吹き上げて威嚇。ムタは場外でテレビコードを使い絞首刑。リングに戻ると、フラッシングエルボーからSTF、ドラゴンスクリューから足4の字固め。中邑もムタのシャイニングウィザードを両腕でガードするとスピンキックから反撃。スライディング式ジャーマン、ダイビングニーを繰り出し、全身をたぎらせてから一気にキンシャサを狙うが、ここでムタがカウンターで赤の毒霧を噴射。顔面を赤く染めてもがき苦しむ中邑に対し、ムタは場外で引き裂いた中邑のコスチュームで首を絞め、さらにリング下から持ち出したパイプイスで一撃。止めに入るレフリーを突き飛ばし、無法地帯となったリングでさらにイス攻撃を続けようとしたが、中邑がナックルパートで反撃に転じると、ロープにもたれかかるムタに対して、花道を疾走してのラリアット。中邑は得意の飛びつき腕ひしぎ逆十字固めで勝負をかけるが、ムタは上半身を起こすと中邑の顔面に黒い毒霧を吹きかけ脱出。ムタはシャイニングウィザード。カウント2。後頭部へのシャイニングウィザード。さらにシャイニングでとどめを刺しにいくが、中邑がカウンターのキンシャサで迎撃。ムタは毒霧を狙うが、中邑はムタの口から毒霧を吸いつくし、緑色の毒霧を噴射した。ムタがひるんでいる隙に、中邑が必殺技のキンシャサを決めてフォール勝ち。試合後、毒霧まみれの顔をぐしゃぐしゃにしながら勝利をアピールする中邑。ムタは無言で花道を去るが、中邑がマイクを握り「奇跡をありがとう!バイバイ、マイアイドル・ムタ」と語り、ムタも歩みを止めてリングを振り返る。最後は中邑がムタに駆け寄り肩を貸して花道を下がり「イヤァオ!」と毒霧の共演でバックステージに姿を消すと、超満員の日本武道館は大きな拍手に包まれた。この試合で23年度プロレス大賞のベストバウトを受賞した。
1月22日 ノア 横浜アリーナ
〇 スティング、ダービー・アリンと組んで白使、AKIRA、丸藤正道組 22分23秒 ムタがシャイニングウィザードで白使に勝利
序盤は白使が捕まりスティングのタックルで場外に落ちる。ムタが白使の従者を蹴り卒塔婆を奪うと半分にへし折り、額に突き刺すと白使は流血。アリンも額に噛みつき傷口を広げる。スティングがAKIRAにスコーピオンデスロック。ムタはAKIRAの延髄斬り、丸藤の虎王、白使の地獄突きをくらいピンチに。白使の拝み渡りを引きずり落として緑の毒霧を吐き、シャイニングウィザード。さらに白使にスティングがスコーピオン・デスドロップ、アリンがコフィンドロップを決めて、最後はムタがシャイニングウィザードで勝利。試合後、ムタは白使の額から流れる血をすくい取ると卒塔婆に「完」としたためリングを去った。最後の花道で緑の毒霧を天へ噴射し魔界へ帰還した。